車のエンタメ
更新日:2018.11.18 / 掲載日:2018.01.17
タクシーより安い!? フォルクスワーゲンの乗合い自動車で都市の移動が変わる!?

世界的な都市化が進むなか、交通渋滞はさまざまな地域で大きなテーマとなっています。行政はもちろん、自動車メーカーも真剣に取り組んでいます。今回はフォルクスワーゲンが先ごろ発表した「渋滞対策」といえるモビリティサービスのプロモーション映像をご覧いただきます。タクシーのように気軽に呼べて、手頃な料金で利用できる新しい都市型モビリティの提案となります。言うなれば「乗り合いバス」のようなもので、路上を走行するクルマの台数削減を目指すものとなります。すぐに実用化できそうで、魅力溢れるサービスに思えますが、みなさんはいかがでしょうか。

そして、渋滞で前に進まない様子を空から。道路はクルマでこんなに混んでいるのに、車内にはドライバーひとりしか乗っていないクルマが少なくありません。映像からはそんな非効率的で不条理な状況が伝わってきます。

MOIAはフォルクスワーゲンが設立した会社で、カーシェアリングや配車などのモビリティ・サービスを行っていきます。するとひとりの女性が乗り込んできてシートに座りました。

大きめなミニバンのようなサイズですね。さりげなく街に溶け込むデザインは好感が持てます。乗客はみんなスマートフォンのアプリで簡単に予約し、ルート上最適な車両がリアルタイムで割り当てられるサービスです。希望の場所でピンポイントに乗り降りができて(バスや鉄道よりも便利)、待ち時間も短く、タクシーよりも安価。フォルクスワーゲンが提案する、この乗り合い型サービスのメリットは、なかなか現実的に思えます。
フォルクスワーゲンでは、「自動車と新たなモビリティの世界をつなぐ」、「世界中で需要に合わせた輸送技術を展開する」、「2025年までにモビリティサービス事業をリードする」という目標を掲げて、ベルリンにMOIAを設立しました。配車や短時間利用のレンタカーを手配するスマートフォン用アプリも提供していく予定だということで、実用性は高そうですね!