車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2017.12.01
世界記録達成! 55度の斜面を登りきったタトラのトラック

やっぱり東欧のトラックはひと味違います。今回、タトラの「Tactic 810プロトタイプ」が新たなる世界記録を樹立しました。その様子をご紹介しましょう。
そのまえにタトラってなに?という方のために少しご紹介させていただきます。タトラとはチェコのトラックメーカーです。かつては乗用車も生産していましたが、冷戦時に東側だったことによる技術の遅れから冷戦終結後に西側メーカーとの戦いに敗れ、20世紀末には乗用車市場から撤退してしまいます。その後トラックメーカーとして生き残り、今日に至ります。
凄いのは生産するトラックのパフォーマンスです。軍用車両のような無骨なデザインで、荒れた道を軽々と走ってしまうのです。オフロード走破性は市販トラックの中では最高峰でしょう。そんなマニアにはたまらない魅力を持っているのです。その高いオフロード性能は、旧ソ連との関係によって育まれました。シベリアの開発で、タトラは物資を輸送する大型トラックの開発、生産を行っていましたが、シベリアの過酷な気候、激しい地形にも耐える車両を生み出していったのです。
さて、そんなタトラが今回どのような世界記録を樹立したのでしょうか?
なんと斜面を登る挑戦です。上った斜面は最大約7.5mの高さのある、最大55度の傾斜です! その様子をご覧いただきましょう。

最初は緩やかに見えた傾斜も、上に行くにしたがってきつくなり最大部分はまるで壁? 斜面の角度「55度」っていったら、スキーゲレンデの上級車コースだってあり得ないくらいの傾斜ですよ。マジですか?
もちろんクルマも凄いのですが、ドライバーさんもなかなかですよね。登るときは空、降りるときは地面しか見えていないはずです。怖くないわけがないと思うのですが。
ところで軍用車も製造するタトラですが、飾り気のない見た目で、働くクルマとしてはカッコいいですよね