車のエンタメ
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2017.10.06
2億8000万円のパガーニ ウアイラが、大雪原を走破! スーパーカー度でブガッティに勝つ

スーパーカーといえばフェラーリやランボルギーニ、ポルシェなどが頭に浮かぶというひとが多いと思います。そして、最近では規格外の出力や価格によって注目を浴びるブガッティといったブランドを思い浮かべるひとも少なくないかもしれません。世界中の多くの国では、近年、富裕層が熱を上げて購入、スーパーカーブームともいえる現象が起きています。
ところで、クルマ通の間で非常に高い人気を誇っているブランドがほかにもあります。それがイタリアはモデナに本拠を持つスーパーカーブランド「パガーニ アウトモビリ」です。ランボルギーニでも働いていたアルゼンチン出身のデザイナー、オラチオ パガーニが1992年に創設したブランドです。スーパーカーのみを少量生産していることで知られるこのブランドは、AMG製V12エンジンを搭載した「ゾンダ」を2010年まで生産し、その後継モデルが2012年に登場した「ウアイラ」です。今回紹介するのは、その進化系ともいえる「ウアイラ BC」です。
このパガーニウアイラBCは、ドイツのニュルブルクリンクサーキットでテストを重ねている姿を目撃され、その実際のパフォーマンスについて大きな注目が集まっていました。ところが今回の動画では、サーキットではなく、極寒の地をたくましく激走し、豪快な超高速ドリフトを決めてくれるなど、ワイルドな走破性を披露しています。

雪に覆われた森を駆け抜けるパガーニの最新モデルウアイラBC。サーキットでのパフォーマンスに注目が集まるモデルと思われていましたが、なんと大自然、しかも非常に厳しい氷の世界で並外れたパフォーマンスをしています。

これは滑走路でしょうか。まるでフィギアスケートの選手のようにくるくると回転をしていきます。それがきっちりとコントロールされている様子が美しくさえあります。

そして1度停止してから、今度は雪に覆われた部分と雪に覆われていない部分に片輪ずつを乗せながら安定した停止をアピールしています。ミュー(摩擦係数)のまったく違う路面で、この挙動はすごいです。全然ぶれない姿からは、エンジニアリングレベルの高さが伝わってきます。

ウアイラ BCが搭載するAMG製のV12エンジンは、6Lツインターボで、最高出力は760馬力、最大トルクは112.1kgmというとてつもないパワーを誇ります。最高時速370キロ以上、そして0ー100km/h加速は2.8秒と言われています。フルスロットルでスタートしたら、失神してしまいそうです! とてつもないスーパーマシンが誕生しました。一度でいいからこのように広々としたスペースで、スーパーマシンを思い切りドライブしてみたいものです。