車のエンタメ
更新日:2017.07.21 / 掲載日:2017.07.21
アロンソ、マルケス、ファレル・ウィリアムスら有名人が出演するFIA交通事故撲滅キャンペーン


「1日あたり3500人」。
みなさんはこれがなんの数字かわかりますか? じつは世界中で交通事故で亡くなっている方の数なのです。年間では125万人。負傷者は年間5000万人以上にもなっています。

とくに深刻なのは若者の交通事故死です。15歳から29歳の死亡原因でもっとも多いのは、交通事故なのだそうです。
通学のため、信号も横断歩道のない道路を、命がけで渡らなければならないこどもたちもいるのでしょう。
世界的な社会問題となっている交通事故に対して、メーカーは自動ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱防止機能などの安全運転支援システムを開発したり、乗員を保護する衝突安全ボディを開発したりして、交通事故を減らし、事故が起こったときにもできるだけ被害が小さくてすむように懸命に取り組んでいます。しかし、クルマやオートバイを運転するのは人間です。交通事故を減らすためには、交通安全に対する意識を高めることも、やはり必要なのだと気付かされます。
FIA(国際自動車連盟)では「#3500LIVES」というキャンペーンを通じて、安全運転の啓蒙を行っています。キャンペーンに賛同したF1ドライバーをはじめ世界のトップアスリートやクリエイターが出演した動画がこちらです。

「飲んだ友人には運転させないこと」
ウェイド・バン・ニーキルク(陸上選手/男子400m 2016年リオデジャネイロ・オリンピック金メダリスト&2015年世界陸上金メダリスト)

「制限速度に従うこと」
ヨハン・ブレーク(陸上選手/男子4×100mリレー 2012年ロンドン・オリンピック&2016年リオデジャネイロ・オリンピック&2011年世界陸上金メダリスト、男子100m 2011年世界陸上金メダリスト)

「暗い道では反射素材を身に着けること」
ハイレ・ゲブレセラシェ(陸上選手/男子1万m 1996年アトランタ・オリンピック&2000年シドニー・オリンピック&1993年・1995年・1997年・1999年世界陸上金メダリスト)
ご紹介した動画のほか、それぞれの出演者の個別のバージョンや撮影舞台裏の動画もあります。ドライバーも、ライダーも、サイクリストも、歩行者も、ひとりひとりが交通安全への意識を持って、事故を減らしていかなければいけませんね。