車のエンタメ
更新日:2018.11.13 / 掲載日:2016.05.11
ホンダが訴える「携帯を置いて、前を見よ!」

「ながらスマホ」の事故が年々増えて社会現象にもなっている。日本でも、運転中に携帯電話やスマートフォンを使用すれば道路交通法違反で、点数と反則金が加算される。ちなみに、普通車の場合の点数と反則金は、「携帯電話使用等(保持)」で1点/6000円、「携帯電話使用等(交通の危険)」で2点/9000円。
移動速度の遅い「歩きスマホ」でさえ危険なことが多いのだから、何十倍ものスピードで鉄の塊を移動させるクルマの運転中にスマホをいじって危なくないわけがない。2014年に、フォルクスワーゲンが公開して話題となった衝撃的な動画「Volkswagen:Eyes on the road」を覚えている方も多いのでは?
このたび、アメリカン・ホンダも「運転中のスマホ操作は危ないよー!」という動画シリーズを公開したのだが、こちらはユーモアに富んでいる。クルマは一切出てこないし、思わず笑っちゃうけど「そうだよねーー」と納得できるつくり。
「○○しながらスマホでチャットをしたら……」をスマホユーザーの視点から映像化した「#PhoneDownEyesUp」というシリーズで、現在は6本が公開中だ。
娘の髪を切りながらスマホでチャットをした結果……。
Texting and Cutting Hair
ウェイトトレーニングの途中にスマホでチャットをした結果……。
Texting and Working Out
パンケーキを焼きながらスマホでチャットをした結果……。
Texting and Making Pancakes
ペットの世話をしている途中でスマホのチャットをはじめた結果……。
Texting and Pet Sitting
スマホでチャットしながら植木の手入れをした結果……。
Texting and Gardening
スマホでチャットをしながら掃除機をかけた結果……。
Texting and Vacuuming
人間、そんなに器用にマルチタスクで物事を処理できるもんではないらしい。アメリカン・ホンダは、アメリカの全国交通安全運動強化月間である4月に、「98%の人はマルチタスクをこなせない。運転しながらチャットなんてできるわけないよね」と発信したというわけ。
ドライバーは、自身の、同乗者の、歩行者やサイクリストの、ほかのクルマやバイクの乗員の生命を握っていることを忘れずに、いつでも前を向いてステアリングを握っていなくちゃダメ!ですよ。