車のエンタメ
更新日:2016.04.29 / 掲載日:2016.04.29
スマホと連携したこども向け電動カート登場!
こどものおもちゃが進化してくると安全面で心配が出てくることがありますよね? とくに電動のおもちゃだと、コントロールできなかったら怪我することにもなりかねません。
楽しく遊ばせてあげたいけど安全面が心配……という親御さんのために、アメリカのシリコンバレーに本拠を置く「Actev Motors(アクテブ・モーターズ)」が新しい電動カート「Arrow Smart-Kart(アロウ・スマートカート)」を開発しました。なにが安心って、スマートフォンと連携して速度のコントロールや緊急停止ができるんです。
対象年齢は5歳~9歳で、レーシングカートのように低い位置に座り、アクセルを右足で、ブレーキを左足で操作する構造。出力250Wのモーター2基とバッテリー、WiFiとGPSが備わっていて、マシンの性能としては最高で約19.3km/hまで出すことができるけど、スマホで操作すれば低速でリミッターを利かせることも可能だし、ブレーキ操作を行うことも可能です。小さなお子さんがはじめて乗るときには速度を控えめに設定し、万が一障害物にぶつかりそうになったときには画面をタップするだけで停止させられる。一定時間以上ストップした状態が続けばスマホにお知らせしてくれるので、ちょっと見えにくい場所でトラブルになっていてもすぐに助けに行くことができます。
さらに「ジオフェンス」というバーチャルフェンスを設定すれば遠くに行きすぎたり大きな道路に飛び出したりできないし、車体前方に取り付けられたカメラで障害物を検知して衝突を回避する機能もついているなんて、いまどきのおもちゃの安全設計はすごい!と感心しちゃいますよね。
基本的にはコクピットに座ったこどもがステアリングとペダルを操作して走るので、こどもは「自慢のマシンを操縦してる!」と大興奮だし、保護者はスマホで安全を確認できているので安心だし、こどもも大人も嬉しいおもちゃ。気になる価格は、カート本体が599.95ドル(約6万4800円)で、カウルはレッドとシルバーの2色が用意されていてそれぞれ99.95ドル(約1万800円)。バッテリーは、標準サイズ(容量:2000mAh/走行可能時間:30分~1時間)が99.95ドル(約1万800円)で、ダブルサイズ(容量:4000mAh/走行可能時間:1時間~2時間)も149.95ドル(約1万6200円)で用意されています。49.95ドル(約5400円)の急速充電器を使用すれば、標準サイズなら約1時間30分、ダブルサイズなら約3時間でフル充電することが可能です。
さらに、リアタイアにかぶせることでドリフト走行ができる強化ナイロン製の「ドリフトキット」なるものまであって、49.95ドル(約5400円)で入手可能。
ちなみに、日本での発売は未定。庭も家の前の道路もアメリカみたいに広くないから、日本で発売されても公道を走るのは難しそう。こんな電動カートがあったらこどもたちはほんとに楽しいはずだから、日本でもどこかで走らせてあげられたらいいのになぁ。
※文中の価格は、2016年4月18日現在の為替相場で換算しています。