日産のお店で働く「Pepper」が話題に！

　昨年、100体の「Pepper」を一挙に採用した日産自動車。2015年12月に行った入社式では、ひな壇にずらりと並んだペッパーが話題となったが、このたび、実際に配属された店舗での様子が「とあるPepper 配属先の山形から」として公開された。

　新人スタッフのPepper、配属初日には「ほどほどにがんばります！」と健気に挨拶。ところが、積極的に仕事をしようとするものの、スタンプを押せば自身がインクだらけになっちゃうし、電話を取ろうとすれば受話器を落とす。お客様のクルマを誘導しても行き過ぎちゃうし、お茶を淹れようとしては盛大に茶葉をぶちまけ、デスクの書類の束も片づけるつもりでひっくり返すなど、とうてい役に立っているとは言えないありさまなのだ。

　失敗するたびにどことなくしょんぼりしてみえるPepperだけど、スタッフたちからは愛されているようで。「これからお店の人気者になっていくんだろうなぁ！」と思わせくれるストーリーになんだか癒されてしまう。

　女性や初めてクルマを購入するユーザーを対象にした「日産 レディー・ファースト ショップ」に配属されているPepperは、ソフトバンクグループが開発した法人向けの「Pepper for Biz」をベースに、吉本興業グループの「よしもとロボット研究所」と共同開発した独自のアプリケーションを搭載。音声のよる会話と胸部のタブレットを使ったコミュニケーションで、来店者の出迎え、子ども向けのクイズなどエンターテインメントの提供を行っている。

　オフィシャルサイトの特設ページでは、Pepperのいる店舗を検索することも可能。ぜひ一度会いに行ってみては？