故障・修理
更新日:2022.12.28 / 掲載日:2022.12.28
セレナは車中泊にぴったり!5つのポイントと新型・旧型の違いを解説

キャンプブームとともに人気が拡大している車中泊ですが、ファミリーカーの代表格である日産「セレナ」の使い勝手が良いと評判です。
セレナは、ファミリーで乗れるようにミニバンの中でも車内が広いため、車中泊に適した構造になっています。
その他にも荷室の収納力が高かったり、フルフラットにシートアレンジできたりと、セレナは車中泊に適しているポイントが多くある車です。
記事では、「車中泊を楽しめる車が欲しい」という方に向けて、セレナが車中泊にぴったりな5つのポイントを解説します。
2022年11月28日に発表されたばかりの新型セレナについてもお伝えするので、従来のセレナとどちらにすべきか悩まれている方も、ぜひ参考にしてみてください。
セレナは車中泊に大人気のファミリーカー

セレナはミニバンの中でも最高クラスの室内空間を誇り、親子3世代でも乗車できる大人気のファミリーカーです。
1列目~3列目までのすべてにスペシャルシートが採用されており、ゆったりと座ることが可能。アウトドアでの長距離ドライブでも、くつろいで過ごせます。
運転席は全方位視界が広く設計されており、安全確認しやすいため、初めて行く場所でも落ち着いて運転しやすくなっています。
また荷室は抜群の収納力を誇り、着替えや食料など多くの荷物を積み込み可能です。
2・3列目シートをフルフラットにアレンジすれば、大人でも脚を伸ばして眠ることができ、車内の幅も広いので、大人2人が寝転んでも余裕があります。
ファミリーカーとして人気のセレナは、車中泊用の車としても大活躍してくれます。
セレナが車中泊に適している5つのポイント

セレナが車中泊に適しているポイントとして、大きく5つ挙げられます。
車中泊に限らずアウトドアにぴったりなので、車中泊に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ミニバンの中でも最大級の広さ
セレナは数あるミニバンの中でも、最大級の広さを誇ります。
親子3世代でも乗車できる広さがあり、全席スペシャルシートなので、アウトドアに出かける際の長距離移動でもゆったりくつろげます。
2列目シートはロングスライドできるようになっており、大人でも余裕を持って脚を伸ばせる空間作りが可能です。
また縦だけでなく横にもスライドできるので、3列目シートの乗り降りしやすさにもつながっています。
ゆったりリラックスしながら目的地に向かえるので、アウトドアを全力で楽しむのにぴったりだといえます。
荷室が広く収納力が抜群
座席だけでなく荷室も広いため、抜群の収納力を誇るのもポイントです。
大人数が乗車することを前提にしているので、人数分の荷物を載せられるよう設計されています。
クーラーボックスを2つ載せても、まだ荷物を積み込む余裕があるので、キャンプはもちろん釣りや登山、海水浴などさまざまなレジャーで活躍します。
3列目シートをたためば、自転車も余裕で積載可能です。テーブルやBBQコンロなど、大型の荷物も載せられるので、アウトドアにぴったりです。
また荷室には、左右に広く深さもある床下収納があるので、見た目以上に多くのものを載せられます。
車中泊に必要なグッズを入れておけば、急に一泊したくなった際など、いつでも車中泊を楽しむことができます。
広い荷室を活かして、どのようなアウトドアも楽しめる車です。
デュアルバックドアで狭い場所でも開けられる
バックドアに小さなドアが付いているので、狭い場所でも開けられます。
通常の約半分のスペースがあれば開閉できる「もう一つのドア」が付いているので、後ろに車が停まっていたり壁があったりしても、気軽に荷物を出し入れできます。
例えば食材などの買い出しで立ち寄ったスーパーや道の駅の駐車場が狭くても、簡単に荷物を載せることが可能です。
また狭い場所でも気軽に開閉できることで、駐車場所や位置を過度に気にする必要がありません。
使い勝手の良さにこだわられたファミリーカーだからこその作りで、アウトドアにも最適です。
フルフラットにシートアレンジできる
2・3列目のシートを倒すことで、フルフラットにアレンジできるのも魅力です。
シートを倒しても凹凸が激しいようではリラックスして眠れないため、フルフラットになるかどうかは、車中泊で快適に眠るのに大切な要素です。
完全なフラットにはなりませんが、マットなどを敷けば快適に眠ることが可能。大人でも脚を伸ばして横になれます。
また室内幅も広いため、大人2人が横に並んで寝ても余裕があり、車中泊だからといって窮屈な思いをする心配がありません。
快適に眠れてこそ運転や遊びの疲れをリフレッシュできるので、快眠できるセレナなら疲れを持ち越すことなく翌日も楽しく遊べます。
カスタム車「セレナ マルチベッド」もある
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社によって、カスタム車である「セレナ マルチベッド」が販売されているので、車中泊前提ならこちらもおすすめです。
その名のとおりマルチに活躍するベッドが搭載された仕様で、2列目シートをリクライニングさせた上にセットして使用します。
奥行2,150mm・幅1,310mmある完全にフラットかつ、クッション性のあるベッドを設けられるため、大人2人がゆったり眠れます。
また、ベッドマットは左右に分割できるので、片方のみベッドを展開することも可能。休憩や食事、睡眠と幅広く活用できます。
ベッド展開中は下段を収納スペースとして使えるので、スペースを無駄なく有効活用できます。
3列目シートが外されていることで、3列目を折りたたんで生まれるデッドスペースがないのもポイント。より多くの荷物を積み込めます。
シートもベッドも汚れを拭き取りやすい防水素材になっているので、マリンスポーツやウインタースポーツなど荷物が汚れやすいアクティビティにも最適です。
車中泊やアウトドアでの使用がメインになるようなら、ぜひアウトドア仕様のカスタム車も検討してみてください。
6年振りのフルモデルチェンジで新型セレナに生まれ変わる

セレナは6年振りのフルモデルチェンジを2022年11月28日に発表しており、ガソリン車を2022年冬に、e-POWER車を2023年春に発売する予定です。
今回で6代目となるセレナですが、現行車である5代目とどのような点が変わるのか紹介します。
現行車・新型どちらが車中泊に適しているかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
現行車からのおもな変更点
現行車からの大きな変更点として、シートアレンジとバックドアがより洗練され、使い勝手が向上している点が挙げられます。
現行車でも2列目・3列目シートを倒して、フルフラットにアレンジできましたが、新型では凸凹が少なくなっており、よりフラットにアレンジ可能になりました。
またデュアルバックドアが改良され、開口時のサイズを見直すことで、従来よりも狭いスペースでも開閉することが可能になりました。
他にも3列目シートを片手で跳ね上げられるようになったことで、荷室が広く使いやすくなっています。
全席に小物置き場が追加されていたり、最大6個の装着が可能なUSB電源ソケットが追加されていたりと、全体的に使い勝手の良さが向上しています。
車中泊には新型セレナがおすすめ
車中泊での使用を考えているのであれば、現行車よりも新型の方がおすすめです。
現行車からさまざまな箇所が改良されていますが、何よりもフルフラットにアレンジした際に、従来よりも平らになるため快適に眠りやすくなりました。
いかに快適に眠れるかは、車中泊では大事なポイント。凸凹が減ったことで、寝心地の良さがアップしている点は見逃せません。
段差を埋める手間が減ることで、遊びに使える時間が増えるのもうれしいポイントです。
またデュアルバックドアの改良や、3列目シートが跳ね上げ可能になったことなど、車中泊やアウトドアで使いやすいよう細部まで進化しています。
車中泊を楽しむための車を探しているのであれば、現行車ではなく新型のセレナがおすすめです。
セレナでの車中泊におすすめのグッズ5選

車中泊にぴったりなセレナですが、ちょっとした工夫でより快適に過ごせるようになります。
より楽しく快適に過ごすために、おすすめのグッズを5つ紹介します。いずれも快適さがアップするアイテムなので、特に初心者の方はぜひチェックしてみてください。
マット
車中泊に必須のアイテムともいえるのが、マットです。
セレナはシートアレンジでフラットにできますが、どうしても凹凸や段差が残ってしまいます。そのままでは寝苦しいので、マットを敷くことで快眠できるようになります。
特に車中泊では、エアマットがおすすめ。使用しないときには空気を抜けば、コンパクトに収納できるため邪魔になりません。
床下収納などに常備しておけば、突発的に車中泊する際でも使用でき安心です。
特にシガーソケットに接続して自動で膨らむタイプであれば、空気を入れる手間なくふかふかの寝床ができあがります。
快適に眠るために必要なアイテムなので、まず購入しておくのがおすすめです。
段差解消シート
段差解消シートがあると、よりフラットな場所で眠ることができます。
シート間の段差など、どうしても生じる凸凹にフィットするアイテムが市販されており、よりフラットになったシートにマットを敷けます。
コンパクトに収納できるものであれば、邪魔になることもありません。洗濯できる素材の物であれば、汚してしまっても清潔に保てるため安心です。
シートを置くだけで段差を解消できるので、より快適な車内で過ごしたい場合におすすめです。
ベッドキット
より本格的に車中泊を楽しみたいのであれば、ベッドキットの購入もおすすめです。
ベッドキットはカスタムカーのように、車内後部にベッドを設置できるアイテム。2列目・3列目をリクライニングした上に載せて使用します。
車中泊上級者の中には、DIYでベッドを作る方もいらっしゃいますが、そういった加工ができない方でもベッドを設けられるグッズです。
カスタマイズする必要がないので「3列目シートも欲しい」「今ある車を車中泊仕様にしたい」といった方におすすめのアイテムです。
サンシェード・カーテン
サンシェードやカーテンがあると、外からの視線や光を気にすることなく快適に過ごせます。
車内は意外と外から丸見えになってしまうので、視線を遮るものがないと落ち着けない空間になってしまうでしょう。
寝ている間に車内を物色されることも考えられるので、防犯の観点からもサンシェードやカーテンで窓を覆うことが大切です。
また街灯の灯りや太陽光も遮ってくれるので、明るくて眠れなかったり朝日で予定より早く起きてしまったりといった心配もありません。
プライバシー保護や防犯など、さまざまな面からあると安心できるグッズです。
ラゲッジネット
ちょっとした収納を足したい際におすすめなのが、ラゲッジネットです。
アシストグリップに紐で結び付けることで、車内天井にネットを張るグッズ。デッドスペースとなっている天井付近の空間を、収納スペースとして活用できます。
タオルや充電器、おやつ、ティッシュ箱など、小物を収納しておくのに便利です。収納スペースを拡張することで、車内に物が散らかるのを防いでくれます。
ドライブ中はもちろんですが、車中泊でシートをフラットにアレンジしている際にも大活躍。わざわざバックドアを開けなくても、手を伸ばすだけで欲しいモノを取れます。
また荷室に載っている荷物が、運転の振動で崩れないよう支えるのにも活用可能。軽い物や転がる物などが、荷崩れするのを防いでくれます。
手軽に手を伸ばせる収納を増やすことで、車内がスッキリするためおすすめです。
セレナなら広々とした車内で車中泊を楽しめる
セレナはミニバンの中でもトップクラスの広々とした車内が特徴で、大人でも脚を伸ばして眠れるので、車中泊にぴったりな車です。
車内が広いおかげで荷室のスペースも大きく確保されているので、着替えや食料、キャンプグッズなど何かと荷物が増えがちな車中泊の心強い味方です。
またバックドアには小さいドアが備わっており、狭い駐車場でも周囲の車や壁などを気にすることなく開閉できるので、買い出しに使いやすくなっています。
細かな点にまで配慮が行きわたっているので、車中泊での使用を考えているなら、ぜひセレナをチェックしてみてください。