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故障・修理
更新日:2025.08.26 / 掲載日:2022.12.28

ハスラーで車中泊デビュー|快適&安全に泊まれる装備と体験談

「軽で車中泊は無理じゃない?」そんな不安を持つ人にも注目されているのが、スズキのハスラーです。

シートをフルフラットにできる構造や、多彩な純正アクセサリー、市販の便利グッズを活用することで、意外なほど快適な車中泊が実現します。

この記事では、ハスラーが車中泊に向いている理由に加え、おすすめの装備・注意点・体験談まで網羅的に解説します。

女子のソロ旅や家族での週末キャンプにも役立つ情報満載でお届けします。

1. ハスラーは車中泊向き?5つの理由

走行中のハスラー(イメージ)

車中泊に適した軽自動車を探している人にとって、ハスラーは非常に魅力的な一台です。

見た目の可愛さやアウトドア感だけでなく、実用性にも優れているため、初心者でも安心して車中泊を楽しめます。

ここでは、ハスラーが車中泊に向いている5つの理由をご紹介します。

(1) 見た目以上の広さと開放感

ハスラーは軽自動車でありながら、室内の広さに定評があります。四角く背の高いボディ設計により天井の圧迫感が少なく、開放感があるため、窮屈さを感じにくい設計です。

室内長は2,215mmあり、大人が横になって足を伸ばせるほどの長さです。ソロはもちろん、ペアでの車中泊にも対応できます。

(2) フルフラット可能なシートアレンジ

ハスラーの大きな魅力が、シートアレンジの自由度です。前席と後席を倒すことで、段差はあるもののフルフラットに近い状態がつくれます。

簡易ベッドやマットなどを敷けば、快適な就寝スペースを確保できるのです。

また、助手席まで倒せばスノーボードや釣竿といった長尺物の収納にも対応でき、寝る・積む・座るの使い分けがしやすくなっています。

(3) アウトドア向けの純正アクセサリー

アウトドアを想定した純正アクセサリーが豊富なのも、ハスラーの強みです。

虫の侵入を防ぎながら換気できるバックドアネットや、シート段差を解消するリラックスクッション、積載性を高めるベースキャリアなど、車中泊との相性が良い装備がそろっています。

(4) 豊富な収納で荷物も安心

軽自動車ながら、ハスラーは収納性能にも優れています。

たとえば、助手席下の収納トレーは靴や小物を入れられ、ラゲッジスペース下のアンダーボックスは防水加工されているため、濡れた荷物を保管できます。

助手席のダッシュボードのふたを、テーブルとして使える点も便利です。

限られた空間を有効に活かす工夫が多く、車内での長時間滞在も快適に過ごせます。

(5) 軽自動車ならではの取り回しの良さ

細い山道や都市部の狭い駐車場でも扱いやすいのが、軽自動車の大きな魅力。ハスラーはとくに小回りが利くため、運転が不安な人でも安心して乗れます。

燃費は23.0km/L前後と優秀で、高速道路やフェリーの料金も普通車より安く済むのもメリットです。

また、グレードによっては歩行者や車両を検知して自動ブレーキを作動させる「デュアルカメラブレーキサポート」も搭載。安全面にも配慮されており、女子ひとり旅でも安心して使える1台といえるでしょう。

2. 純正アクセサリーと市販品の活用法

車中泊を楽しむグッズ(イメージ)

車中泊を快適に楽しむには、適切な装備をそろえることが重要です。ハスラーには車中泊を前提とした純正アクセサリーが多数用意されており、市販グッズと組み合わせることで、さらに快適な空間づくりが可能になります。

ここでは、車中泊に役立つグッズをご紹介します。必要なアイテムを選ぶ際の参考にしてみてください。

(1) 車中泊に役立つアクセサリー5選

まずは、ハスラー専用に用意された純正アクセサリーの中から、実用性の高い5つのオプションをご紹介します。

① リラックスクッション

シート段差を解消して寝心地を高めるクッションです。やわらかく厚みがあり、快適な就寝スペースを確保できます。マット代わりにもなり、収納もコンパクト。荷物が多いときでも邪魔になりません。

② カータープ

老舗アウトドアブランドogawaとのコラボによる本格タープ。吸盤とペグで簡単に設置でき、風よけや日よけに加え、車外にプライベート空間を作れます。キャンプや休憩時にも便利です。

③ バックドアネット

メッシュ構造で通気性がよく、虫の侵入を防げる必須アイテムです。夏場の車中泊でも快適に過ごせます。純正品ならではのフィット感があり、バックドアにスムーズに装着できます。

④ ベースキャリア

荷室に収まらない荷物は、ルーフ上に積載可能です。スキー板やサーフボードなど長尺物にも対応でき、積載力を広げられるため、アウトドア派やファミリーにもおすすめです。

⑤ マルチルーフバー

天井スペースを活用して収納力をアップできます。タオルや衣類の吊り下げのほか、ロッドホルダーを装着して釣り竿の収納も可能。限られた空間を有効に使える便利なパーツです。

(2) 快適に過ごすためのおすすめ車中泊グッズ7選

次に、市販されている車中泊グッズのなかから、ハスラーに適した実用性の高いアイテムを厳選して紹介します。純正装備と組み合わせることで、さらに快適な車中泊を実現できます。

① マット・寝袋(睡眠環境)

快適な睡眠にはベッドやマットの設置がおすすめです。段差や硬さを吸収し、自宅のベッドのような寝心地を実現。寝袋と併用すれば、オールシーズン対応できる環境が整います。

② サンシェード・カーテン(光・視線対策)

直射日光や視線を遮り、断熱効果も期待できるサンシェードやカーテンは必須アイテム。暑さや寒さの対策にもなり、コンパクトに折りたためるため収納も簡単です。

③ テーブル(食事や作業台)

折りたたみ式テーブルがあれば、食事やパソコン作業がスムーズに。軽量かつ小型で収納もラクなので、車内外問わず活躍します。

④ LEDランタン(照明)

車内の照明には、乾電池式や充電式のLEDランタンが便利です。コンパクトながらしっかり明るく、天井やルーフバーに吊るして広範囲を照らせます。

⑤ ポータブル電源(家電・充電用)

スマホの充電や電気製品の使用には、ポータブル電源があると安心です。500Wh以上の容量があれば扇風機や電気ケトルにも対応でき、車内の電源環境を大きく向上させられます。

⑥ ヒーター・毛布(冬の寒さ対策)

冬の冷え対策には電気毛布やヒーターが有効です。コンパクトサイズを選べば省スペースで使え、効率よく暖をとれます。使用時は消費電力にも注意しましょう。

⑦ 車載冷蔵庫(食材・ドリンク保存)

飲み物や食材を長時間保冷できる車載冷蔵庫は、車中泊や遠出に便利です。USBやシガーソケット対応モデルなら手軽に使え、ポータブル電源と併用するとより安心です。

3. ハスラー車中泊をさらに快適にするカスタム

車中泊を快適に楽しむには、ちょっとしたカスタムが効果的です。ハスラーはアレンジの自由度が高く、初心者でもすぐ真似できる手軽なカスタムから、中級者向けの本格的なアイデアまで幅広く対応できます。

ここでは、寝心地を高めるベッドキットや収納力をアップさせるDIY棚、電源・照明の拡張アイテムなど、目的別におすすめカスタムを紹介します。

(1) ベッドキットの活用

車中泊の快適さは、寝心地に大きく左右されます。

ハスラーには、純正品から社外品までさまざまな「ハスラー車中泊キット」が販売されています。シートを倒して敷くだけで使えるタイプも多いため、初心者でも簡単に取り入れられます。

(2) 荷室棚・収納DIY

限られた車内スペースを有効活用するには、収納の工夫が欠かせません。市販のボックスや棚を活用するだけでなく、100円ショップのアイテムで簡単にDIYできます。

本格的な棚の設置などは中級者向けですが、吊り下げ収納やフックの追加といった簡単な工夫でも、使い勝手は大きく向上します。

(3) 電源・照明系の拡張

夜間の照明や家電の使用環境を整えることで、車中泊の快適度が一段とアップします。LEDランタンやUSB給電の照明グッズ、ポータブル電源などは、設置も簡単で初心者でも扱いやすいアイテムです。

一方、車両の電源まわりを本格的にカスタムする場合は、配線やバッテリーに関する知識が必要になるため、ある程度の経験がある人向けといえるでしょう。

4. ハスラーで車中泊するなら知っておきたいポイント

山の中で停車している様子(イメージ)

車中泊は自由で楽しい反面、ちょっとした油断が思わぬトラブルを招くこともあります。とくにハスラーのような軽自動車では、車内スペースが限られているため、安全面やマナーへの配慮がより重要です。

ここでは、安心して車中泊を楽しむためにおさえておきたい注意点を3つに絞って解説します。出発前に確認しておけば、より快適でトラブルの少ない車中泊が実現できます。

(1) 就寝中の換気とアイドリングに注意

まず重要なのが、就寝時の換気です。車内は密閉性が高いため、空気がこもりやすく、酸素不足や湿気による不快感の原因になります。とくに夏場は熱中症のリスクもあるため、少しでも窓を開けて風を通せる工夫が必要です。

また、エンジンをかけたまま寝る「アイドリング就寝」は避けるべきです。騒音や排気ガスによる迷惑に加えて、マフラーの雪詰まりやガスの逆流による一酸化炭素中毒の危険性もあります。

実際に「真夏に窓を閉め切って寝ていたら、夜中に頭痛で目が覚め、慌てて外に出た」という声もありました。こうした事例からも、十分な換気と安全な温度管理の大切さがわかります。

(2) 季節に応じた装備選びが快適さのカギ

次に大切なのは、気温や湿度に合わせた装備を選ぶことです。夏は高温多湿、冬は冷え込みが厳しくなるため、それぞれに適した準備が必要です。

たとえば、夏場は遮光サンシェードや虫よけネット、USB扇風機などを使って、熱や虫を防ぐ環境作りが欠かせません。一方、冬は電気毛布や断熱マット、隙間風を防ぐカーテンなどがあれば、冷え込みを和らげられます。

さらに、湿気対策としては除湿シートや結露防止フィルムが効果的です。車中泊では「暑さ寒さ」だけでなく、「湿度の快適さ」も睡眠の質に大きく影響します。

(3) 周囲への配慮で気持ちよく過ごす

最後に忘れてはいけないのが、周囲へのマナーです。道の駅やキャンプ場など、共有スペースでの車中泊では、ほかの利用者への配慮が求められます。

たとえば、大きな話し声やスピーカー音、まぶしい照明などはトラブルの原因になります。ランタンは間接照明にする、ドアの開閉は静かに行うなど、些細な気遣いが全体の快適さを左右します。

さらに、就寝前にアイドリングを切る、ゴミは必ず持ち帰るといった基本ルールの徹底も大切です。

ハスラーのような軽キャンパー風の車は注目されやすいため、常に見られている意識を持って行動することが、トラブルを防ぐ一番の方法です。

5. 女性の車中泊はここに注意

車中泊は自由に旅を楽しめる魅力がありますが、とくに女性は安全面や快適性への配慮が欠かせません。ハスラーのような軽自動車でも、準備を整えれば安心して過ごせます。

ここでは、女性ならではの不安を軽減し、快適に車中泊を楽しむためのポイントを3つの視点から紹介します。

(1) プライバシーと防犯を意識した空間づくり

まず大切なのが、外からの視線や侵入への対策です。

夜間、車内灯の光が漏れると人の気配が外からわかりやすくなります。サンシェードやカーテンでしっかり目隠しをして、外から見えない空間をつくりましょう。

さらに、ドアロックの確認はもちろん、補助ロックや防犯ブザーがあると安心です。窓を少し開けた状態でロックできるストッパーや、光を遮断するシェードなど、手軽に使える防犯グッズも活用しましょう。

(2) 快眠・防寒アイテムで快適さをキープ

次に大切なのが、体調を崩さないための睡眠環境の整備です。

軽自動車は下から冷えやすく、寝心地にも影響が出ます。厚手のマットや断熱性のある寝袋を用意すると安心です。冬は電気毛布や湯たんぽ、夏は通気性のよい寝具が快適さを高めてくれます。

あわせて、足元や首元を重点的に温められる防寒グッズや、アイマスク・耳栓などの快眠アイテムもそろえておくと、より快適に過ごせます。

(3) 夜間のトイレや移動の不安を減らす工夫

最後に、夜間のトイレや外出の不安への対策です。

道の駅などにトイレはありますが、暗い道を歩くのは不安を感じやすいもの。そんなときは、車内用のポータブルトイレや簡易テントを活用すると安心できます。

さらに、懐中電灯・ヘッドライト・センサー付きランプなどを用意しておけば、夜間の移動や着替えもスムーズです。

はじめのうちは、明るく人通りの多い駐車場を選ぶ、友人と一緒に出かけるなど、無理のない範囲でスタートしましょう。

6. 実際にハスラーで車中泊してみた体験談

ハスラーでの車中泊がどのようなものか、実際に体験した人たちの声を見てみましょう。装備の工夫や寝心地、気づいたポイントはさまざまですが、それぞれの経験がきっと参考になるはずです。

(1) 初めての車中泊、「緊張したけど意外と快適だった」という声も

ある人は、人生初の車中泊にハスラーを選んだそうです。助手席を倒して寝袋と荷物を使って寝たところ、思ったより不便は感じなかったとのこと。イヤーウォーマーを目隠し代わりにして、周囲の灯りも気にならなかったようです。

ただ、やはり初めての環境ということもあり、ぐっすりとは眠れなかったそう。それでも「体を休めよう」と意識して過ごすだけでも、翌朝の疲れはあまり感じなかったと振り返っています。今後は、アイマスクや窓の目隠しなど、快適グッズをそろえてリベンジしたいという気持ちも語られていました。

参照:【車中泊 体験談】初めてハスラーで車中泊してわかったこと、必要なもの、感想などいろいろまとめ。休日カメラスナップ

(2) 「足を伸ばして寝られたけど、段差調整が快眠のカギ」との意見も

「寝るだけならハスラーでも十分」という声もありました。助手席と後席を倒してマットを敷けば、足もまっすぐ伸ばせて快適に過ごせたそうです。段差にうまくお尻を落とすと、背骨がまっすぐになって寝やすかったというのは意外なポイントです。

ただし、バックドア側を頭にして寝ると坂になってしまい、腰が浮いてしまうという課題も。そこにはスペーサーをかませて角度を調整することで快適性がアップしたとのこと。また、旧型ではマットがエアコンボタンに干渉するという小さなトラブルもあったようですが、新型では心配なさそうです。

参照:スズキ ハスラー のみんなの質問|carview!

(3) 「マットより布団派」という人からは、ニトリ寝具の満足レビューも

マットより布団のほうが好みという方は、ニトリで寝具一式をそろえたそうです。セミダブルの敷布団にダブルサイズの羽布団、シングルの掛け布団2枚という構成で、大人2人でもなんとか寝られたとのこと。

とくに敷布団の柔軟性のおかげで、車内スペースをすみずみまで使えたのがよかったようです。「マットレスだけでなく布団も選択肢に入れると快適度が変わるかも」とのアドバイスもありました。

参照:ハスラー車中泊 [Jitter]|みんカラ

7. ハスラーでの車中泊をもっと快適に。車探しはグーネットピットで

ハスラーは、コンパクトながらアレンジ性が高く、工夫次第で快適な車中泊が楽しめる一台です。たとえば、純正のリラックスクッションやバックドアネット、市販のマットや照明グッズを組み合わせることで、居住性がぐっと高まります。

また、換気や寒暖差への備え、防犯対策などにも気を配れば、初心者や女性でも安心して車中泊できます。収納のDIYや照明の工夫など、できることから始めて自分だけの快適空間を作っていきましょう。

なお、これからハスラーを探すなら、整備の相談もできる「グーネットピット」が便利です。条件に合った1台を見つけて、快適な車中泊ライフを始めてみてください。

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