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更新日:2025.09.10 / 掲載日:2023.05.23
ソリオは車中泊にぴったり!使い勝手が良いポイントや快適に過ごす方法を解説

スズキ・ソリオは、軽自動車並みの扱いやすさと、普通車ならではの広い車内を兼ね備えたコンパクトハイトワゴンです。ソリオで車中泊できるか気になって検索した人も多いのではないでしょうか。
実は段差解消マットや収納グッズを活用すれば、ソリオでも快適な寝床をつくれます。燃費もよく、街乗りでもアウトドアでも活躍できる万能さも魅力です。
この記事では、ソリオ車中泊のメリットや快適化のコツ、準備手順、体験談までくわしく解説します。車中泊デビューを考えている人の参考になれば幸いです。
1. ソリオは車中泊にぴったり
ソリオは軽自動車に近いコンパクトさと、普通車ならではの室内空間を備えたモデルです。旧型から広さには定評があり、4代目では全長が約80mm、荷室奥行きも+100mm伸びています。街乗りでの扱いやすさを損なわず、車中泊でも活躍できるサイズ感です。
全高1,745mmと高さがあるため、天井までの圧迫感が少なく、車内で着替えや荷物整理もしやすい点が特徴です。
2. ソリオで車中泊するメリット3つ
ソリオは日常使いからアウトドアまで幅広く活躍する車種です。ここでは車中泊における具体的なメリットを紹介します。
(1) 二人で寝られる広さやレイアウト
荷室幅は約102cmあるため、大人2人が車中泊する際、横並びで寝ることも可能です。後席を倒した床面長は約139cmで、前席リクライニングを組み合わせると余裕が増します。
身長170cm以上の場合は斜めに寝る、助手席背もたれをフラットにするなどの工夫で対応できます。
また、マットを二枚敷きして中央の段差を埋めると、腰や肩への負担を減らして快適に休めるでしょう。
(2) 燃費性能の高さ
最新モデルはWLTCモード22km/Lと、コンパクトハイトワゴンの中でも優れた燃費性能を誇ります。
車中泊旅では移動距離が長くなるため、燃料代をおさえられる点は大きなメリットです。
(3) 街乗りとアウトドアの両立
5ナンバーサイズで取り回しやすく、狭い駐車場や林道でも扱いやすいうえに、室内空間は十分に広いため車中泊でも快適に過ごせます。
日常の買い物や送迎はもちろん、アウトドアや長距離ドライブなど幅広いシーンで活躍できる点も魅力です。
3. ソリオ車中泊を快適にする方法とおすすめグッズ

ソリオでの車中泊を快適にするには、段差対策や収納術、温度管理や防犯まで総合的な工夫が必要です。
(1) 段差解消とマット選び
ソリオで快適に眠るには段差や隙間の処理が欠かせません。
ソリオはシートを倒しても完全なフラットにはならず、後席と荷室の境目や前席との間に段差が残ります。このままだと腰や背中に負担がかかり、翌朝疲れが残ってしまいます。
対策としては、厚手の車中泊マットを使う方法がもっとも手軽で効果的です。
とくにインフレータブルマットは自動膨張で設置が簡単で、体をしっかり支えてくれます。5cm厚でも使えますが、長時間寝ると底付き感が気になるため、8cm以上が理想です。
DIY派はホームセンターでウレタンボードやジョイントマットを購入し、段差部分に合わせて調整するとよいでしょう。
車種専用の段差解消キットを使えば、より安定した寝心地を確保できます。
(2) 収納レイアウトと便利グッズ
車中泊では寝床を作るためにシートを倒すと、荷物の置き場に困ることが増えます。
ソリオには荷室下に大容量サブトランクがあり、使用頻度の低いものや貴重品を収納すると安心です。すぐ取り出したいアイテムは、シート下に薄型収納ボックスを入れると便利でしょう。
また、天井の高さを活かしてハンギングネットや突っ張り棒+ネットラックを設置すれば、衣類やタオル、LEDランタンなど軽いものを吊るせます。こうした工夫でスペースが広がり、就寝や着替えもスムーズになります。
収納レイアウトは出発前にシミュレーションしておくと、現地で慌てずに済みます。
(3) 温度調整・防犯と必須アイテム

車中泊では、温度管理と防犯対策も重要です。
夏場は熱気や湿気で寝苦しくなるため、網戸タイプのウィンドウネットを取り付けると虫を防ぎつつ換気できます。扇風機やサーキュレーターをポータブル電源で動かせば、より快適に過ごせるでしょう。
冬場は断熱マットや寝袋で寒さ対策を徹底してください。窓にサンシェードをつけると外気を遮断でき、暖房効率も上がります。
防犯面ではカーテンやプライバシーシェードを全窓に設置し、外からの視線を遮ることが大切です。
駐車場所は道の駅やRVパークなど許可された場所を選び、人通りのあるエリアに停めると安心して休めます。
4. ソリオで車中泊をする際の手順
ソリオでの車中泊を快適にするには、事前準備から現地での設営までスムーズに進めることが大切です。
(1) 事前準備|マット・カーテン・収納用品の用意
ソリオで車中泊を快適に楽しむには、出発前の準備がなにより大切です。段差解消マットやカーテン、収納用品など必要な装備を事前にそろえておくことで、現地で慌てることなくスムーズに設営できます。
しっかり準備しておけば、旅先での不便や不安を減らし、安心して車中泊を楽しめるでしょう。
(2) 出発前チェック|天気・駐車場所・安全確認
出発当日は天気予報の確認が必須です。雨天時は換気や荷物の出し入れが難しくなるため、カーサイドタープなどの雨除け対策があると安心できます。
また、車中泊予定地が禁止エリアでないか事前に確認しましょう。道の駅やRVパークなど許可された場所を選ぶことで、安心して宿泊できます。
出発前には車両トラブルの有無もチェックしてください。オイル量、タイヤ空気圧、バッテリー電圧など基本的なメンテナンスを確認しておくと、道中の不安を減らせます。
(3) 現地到着後|設営と寝床セットの流れ
現地到着後は周囲の安全を確認し、水平で安定した場所に駐車します。傾きがあると寝心地が悪くなり、体調にも影響するため注意しましょう。
シートをフルフラットにアレンジし、事前に用意したマットを敷きます。隙間や段差が残る場合は、クッションやタオルで調整すると快適さがアップします。
カーテンやサンシェードを装着し、車内灯を暖色系ランタンに切り替えれば落ち着いた就寝環境が完成です。
最後に貴重品の管理と換気対策を確認してください。網戸付きウィンドウネットを活用すると虫を防ぎつつ外気を取り入れられます。
この準備と手順を把握しておくことで、ソリオ車中泊をより快適で安全に楽しめるでしょう。
5. ソリオ車中泊の口コミ・体験談
ソリオで車中泊している人のリアルな声を紹介します。
実際の使用感や気づきは、これから車中泊デビューする人にとって参考になるはずです。
(1) 四国お遍路での車中泊体験
あるユーザーは、愛犬と四国お遍路を巡る際、すべて車中泊で過ごしたそうです。
運転席を後ろに倒す、後席をフルフラットにして斜めに寝るなど試行錯誤し、最終的に快適な寝方を発見。
「ねぶくろん」という寝袋型布団を導入し、電気毛布もポータブル電源で併用した結果、寒い夜でも暖かく眠れたと語っています。
コンパクトカーでも十分旅ができると実感したようです。
(2) シニア夫婦の道の駅車中泊チャレンジ
シニア夫婦が道の駅「うまくたの里」で車中泊を試したところ、二人で寝るにはやや狭く、愛犬も一緒だったためスペースが足りず苦労したそうです。
寒さ対策も万全でなかったため、ほとんど眠れない夜となり「シニアには厳しい」と感じたとのこと。
ただ、夫は「不自由も旅の楽しみ」と前向きだったようです。
(3) 車中泊マットの厚さ比較検証
ソリオで快適に寝るため5cmと8cmの車中泊マットを比較。
5cmでも寝られたものの、頭が少し沈む感覚があり、8cmのマットは段差解消も寝心地も抜群だったと評価しています。
ハリがあって体をしっかり支えてくれるため、翌朝も疲れが残らず快適だったそうです。
参照:ソリオにおすすめの車中泊マット-サイズ・寝心地を検証してみた|ゴリラキャンプ部
6. ソリオでの車中泊をもっと快適に。車探しはグーネットピットで
ソリオはコンパクトで扱いやすいサイズながら、室内空間が広く車中泊に適しています。段差解消マットや収納グッズ、断熱・防犯アイテムを活用すれば、さらに快適に過ごせるでしょう。
車中泊旅を始めるなら、自分のライフスタイルに合った1台を選ぶことが大切です。グーネットピットを利用すれば、車探しからカスタム、メンテナンスまでサポートしてくれる整備工場やショップが見つかります。
ソリオでの車中泊を、もっと自由で快適な時間にしてみてはいかがでしょうか。