タイヤホイールの歪みの症状・影響

車を走らせている際に、他の走行している車のタイヤやホイールが、ぶれて歪んで見えることはありませんか？車の走行中、タイヤやホイールには路面からの振動や衝撃など常に大きな力が加わるため、知らず知らずのうちにホイールが歪んでしまうことがあります。ここでは、タイヤホイールが歪んでしまうことで起きる症状や影響について見ていきましょう。

タイヤのホイールは、スチール（鉄）やアルミニウムでできていて頑丈なイメージがありますが、走行時の路面からの衝撃や振動を吸収する際に、多少なりとも負荷かかっています。スポーツ走行をしなくても、日常の使用で少しずつ歪みが発生する場合がありますが、特に以下の様な要因に対して歪みが発生しやすくなります。

タイヤホイールに歪みが生じると、まっすぐ走らない、タイヤの空気圧が減りやすいなどの症状が現れ、ハンドルがぶれるなど操舵性にも大きな影響を及ぼします。大きく歪んでいると、高速走行やコーナーリング時に大きな力が加わった際に、最悪タイヤがバーストする恐れがあります。タイヤがバーストしてしまうと、周囲の車を巻き込む大事故にも繋がりかねませんので、十分注意しましょう。タイヤを強くぶつけた場合や走行状態に違和感がある場合は、すぐにホイールの点検を行うことをおすすめします。

タイヤホイールの歪みは、専用の測定器を使って測定します。ホイールの歪みや傷をすぐに修理できる専門業者もいますが、まずは専門店で症状を伝え、歪みのチェックをしてもらいましょう。症状によっては、無理に自走してしまうと歪みを酷くしてしまうばかりか、修正不可能なほどに歪ませてしまう恐れもあり注意が必要です。歪みが軽微な場合は、バランス調整を行うことでそのまま使用するできることもありますが、歪みが大きい場合はホイールを交換する必要があります。以上のように、タイヤホイールが歪んでしまうと走行性能や安全面に大きく影響を及ぼします。ホイールの定期的なメンテナンスを行い、歪みが見つかった場合は修理や買い替え等、適切な対処を行いましょう。