パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
車におけるバンパーの役割・目的とは
普段車に乗っていて、ほとんど意識することのないバンパーですが、いったいどのような役割・目的を担っているパーツなのでしょうか。毎日のように車に乗っていても、はっきりとはわかっていないという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、バンパーの役割・目的について説明したいと思います。
バンパーは何のために車に付いているの?メリットは?
バンパーは、車が何かに衝突した際に衝撃をやわらげる役目を担っている緩衝装置です。素材自体が持つ弾力性や、衝撃を吸収しやすい構造によって、車体、ドライバーや同乗者、車とぶつかってしまった歩行者などが受ける衝撃を可能な限りやわらげることを目的としています。特に最近の車は、車全体が衝撃に強くなっている上、エアバッグなども装備されていて、総合的に被害を抑える機能が高まっているため、バンパー単体の緩衝装置としての機能は低下している場合もあります。しかしながら、歩行者や自転車が受ける衝突による衝撃を緩衝するという本来の役割に対する重要性は変わりません。
バンパーにはどんな種類がある?
バンパーには、フロントバンパーとリアバンパーがあります。最近の傾向としては、エアロパーツとしての機能も備えた(エアロパーツと)一体型のバンパーが増えています。その場合は車体と同じ色で塗装されていることが多く、どこからどこまでがバンパーで、どこからどこまでがエアロパーツであるという区別がつきにくくなっています。ただし、本来の役割からバンパーは交換する可能性の高いパーツなので、フェンダーやグリル、ガーニッシュ等と別体となっているのが一般的です。
日本と海外ではバンパーの目的や扱い方に違いはあるの?
日本ではバンパーも、ドアやボンネット、ルーフなどの車体と同様にとらえていて、汚れたり傷ついたりしないように丁寧に扱っているのが普通です。一方、海外では、考え方や駐車事情の違いなどから、緩衝装置であるバンパーは傷つくのが当たり前と考えるドライバーが多く、多少、汚れたり傷ついたりしてもあまり気にしない国も多く見られます。しかし、高級車に限って言えば、やはり海外でも日本同様に気にするドライバーは多いようです。扱い方に関しては、日本と海外では上記のような違いが見られますが、何かに衝突した際の緩衝装置であるというバンパーの役割や目的については、まったく同じで異なる点はないようです。バンパーが何かに衝突した際の緩衝装置であるということを知ると、ドライバーとしてはしっかり守られている気がして安心感が増しますが、何と言っても車は、どこにもぶつけないように運転することが大切です。