パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
型落ちのスタッドレスタイヤの購入について

人気の高さから年々新しい製品が発売されるスタッドレスタイヤは、型落ちの製品が販売されるケースがあります。価格を優先して購入する場合、多くの方は型落ちであるかどうかは、それほど気にせず購入しているのではないでしょうか。しかし、型落ちのスタッドレスタイヤを購入するには、いくつか注意点があるようです。そこで今回は、型落ちのスタッドレスタイヤの購入について解説します。
型落ちのスタッドレスタイヤとは?

型落ちのスタッドレスタイヤというのは、厳密には古いモデルのスタッドレスタイヤすべてを言います。例えば、AというメーカーのBというスタッドレスタイヤがあったとします。このBというスタッドレスタイヤが2016年に発売され、2017年も継続してまったく同じものが販売されている場合は、2016年に製造されたBというスタッドレスタイヤが2017年に販売されていても、製造年月日が古いだけで型落ちのスタッドレスタイヤとはなりません。ところがBというスタッドレスタイヤが2016年に発売され、2017年にもB-newなどとして多少改良されて新発売された場合は、2016年に発売されたBは型落ちのスタッドレスタイヤとなってしまいます。
型落ちのスタッドレスタイヤと新型のスタッドレスタイヤの違いとは?
型落ちのスタッドレスタイヤと新型のスタッドレスタイヤでは、必ず性能面で何らかの改良が加えられています。スタッドレスタイヤは、数多くの種類があるタイヤの中でも、技術革新がめざましい部類に入るタイヤです。そのため、比較的モデルチェンジが多く行われるタイヤと言うことができます。
型落ちのスタッドレスタイヤの選び方とは?
型落ちのスタッドレスタイヤを購入する場合は、以下の通り、いくつか注意しなければいけない点があります。
信頼できる販売店から購入する
型落ちのスタッドレスタイヤは、長期間保管されていた可能性があり、保管の仕方によってタイヤの品質が大きく左右されます。そのため、実店舗で買うにしても、ネットショップなど通販で買うにしても、しっかり保管している信頼できる販売店から購入することが大切です。
製造年月日を確認する
タイヤはきちんと保管していても、時間の経過とともに劣化してしまいます。特にゴムが柔らかいスタッドレスタイヤは、その傾向が強くなります。そのため、型落ちのスタッドレスタイヤは、必ず製造年月日を確認してから購入する必要があります。そして、使っていない新品に見えるタイヤでも、製造年月日が古いタイヤは極力避けるようにしてください。未使用でもそれだけ寿命が短い傾向にあるからです。
割引額が適正かどうか確認する
タイヤが型落ちかどうかを気にする顧客が少ないことから、型落ちのスタッドレスタイヤをほとんど値引きしないで販売していることがあります。割引が少ない場合は、型落ちではなく最新モデルを購入した方が得策かもしれません。最新のモデルとの価格差をよく確認するようにしましょう。
スタッドレスタイヤは、タイヤの中でも比較的経年劣化に弱いタイヤと言うことができます。そのため、スタッドレスタイヤを履いて走る機会が少なく、今後も使えるだけ同じタイヤを何年も使いたいと言う方は、型落ちのスタッドレスタイヤではなく、できるだけ新しいモデルのタイヤを購入するようにしてください。型落ちでも比較的新しいタイヤであれば、1~2シーズン使うだけと割り切って使い、安く購入できるのであれば、おすすめかもしれません。