車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.10.30 / 掲載日:2024.10.30
クルマの見えない部分をチェック!「グー故障診断」って何だ?!【グー鑑定団 特別編#1】

中古車の状態をチェックする時は、どんなところに気を付ければいいんだろう?中古車購入で失敗しないためのポイントを、自動車鑑定のプロが伝授!グーネットがお届けするプログラム「買う前必見!クルマのミカタ!グー鑑定団」!
今回は特別編・第1弾! クルマの見えない部分の状態がよく分かる新サービス「グー故障診断」を学びます!
YouTubeのグーネットチャンネルにて、自動車購入に役立つプログラムがスタート!この番組では「中古車を安心・楽しく選ぼう」をテーマに、定番の人気モデルから憧れの輸入車まで、さまざまなクルマをピックアップ。鑑定歴20年・10万台以上のクルマを見てきたJAAA(日本自動車鑑定協会)の会員であるプロの鑑定師たちが、“グー鑑定団”として鑑定目線でクルマを紹介していきます。
「グー鑑定団」プレイリストはこちら >>
「グー故障診断」で何が分かるの?

「グー故障診断」は、グーネットが2024年3月よりスタートした新サービスで、対象の個体にはロゴと「OBD診断済み」の文字が表示されます。中古車探しの際、グー鑑定の隣の表示に気付いた方も多いのでは?

特別講師の松木さんは「目視では確認できないクルマの内部の状態を、診断書としてユーザーに情報開示するサービス」と解説。グー鑑定が内外装や機関など目に見える部分をチェックするのに対し、グー故障診断は見えない部分をチェックするという違いがあります。
クルマの見えない部分って何? どうやってチェックするんだろう? そんなギモンに、松木さんが答えます!
いよいよ特別授業スタート!

年々進化をたどる自動車。エンジンや自動ブレーキ、自動変速機、シャシ装置、エアバッグ、ライト、パワーウィンドウなど、様々な機能は内蔵のコンピュータ(ECU、電子制御装置)で制御されています。このECUの内部に搭載されているのがOBD(車載式故障診断装置)で、先ほど挙げた機能が正常に作動しているかを常にチェックしているんです。もし異常がチェックされた場合には、DTC(故障コード)が自動で記録されます。
これがクルマの“見えない部分”に当たるんですね!

グー故障診断では、このECUに保存された内容を読み取ってクルマの状態を確認します。しかし保存されているクルマの状態はすべてコード化されているため、専門資格を持つ整備士でなければ難解の極み。また、これらのデータは故障整備のために活用されるものであったため、一般ユーザーに情報開示されるものではなかったのです。
そこで活躍するのがグー故障診断機! この機器を使うことで難解なコードを主要項目のアイコンで分かりやすく表示し、グー故障診断書として出力できるようにしたんです!

2024年9月時点で対応しているメーカーはトヨタ、レクサス、日産、ホンダ、三菱、スズキ、ダイハツ、マツダ、スバルの国産主要メーカー。10月からはドイツの主要4ブランドにも対応予定とのことで、今後のサービスの広がりにもご注目ください!
OBD検査が本格運用スタート、見えない部分のチェックがより重要に

2024年10月から「電子装置の検査」(OBD検査)が車検に追加。もしOBD検査が不合格の場合、修理をしなければ車検に通らなくなってしまいます。※2021年10月1日(輸入車は2022年10月1日)以降のフルモデルチェンジ車が対象。
今後ますますクルマの見えない部分の状態が重要になってきます。ぜひクルマ選びの際は、グー故障診断のマークもチェックしてみてくださいね!
次回の動画は実践編! 実際にグー故障診断機を使ってクルマの見えない部分をチェックします!
今回の動画はこちら!
チェックポイントの数は100以上!第三者がクルマの状態を見極めた「グー鑑定」

内装・外装を5段階評価、機関の不具合の有無、そして骨格の異常の有無と3段階評価を鑑定書としてまとめたグー鑑定の、プロの鑑定師によるチェック項目は100以上。車種や状態などによって項目数が変わり、多い時には300~400もの項目を見ていくこともあるとか。私たち一般ユーザーでは見抜くことが難しい中古車の状態を、第三者機関の鑑定師が細かくチェックした鑑定書は、購入の際の大きな判断材料となります。

(右画像)「絞り込み検索」で、グー鑑定付きの車を絞り込むこともできます!
第三者の視点でクルマの状態を見極めた「グー鑑定」は、きっとあなたのクルマ探しにも役立つはず!グーネットで中古車を検索したときに表示される「グー鑑定」のマークと「車両状態評価書」のボタンが、グー鑑定付き車両の目印!検索のときには、「絞り込み検索」の機能が便利です。
グーネットでクルマを探すときには、ぜひグー鑑定付きのクルマをチェックしてみてくださいね!