車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.09.02 / 掲載日:2016.09.02
車の防音シートやマットに効果はあるのか
goo-net編集チーム車の静粛性は、そのまま快適性に繋がり乗り心地の良し悪しに直結します。
ある程度のグレードの車種ならば、防音対策がしてあり、とても快適な乗り心地と言えるでしょう。
しかし、コストパフォーマンスを重視したベーシックな車種は、
どうしても十分な防音対策にまで手が回っておらず、乗り心地も良いとは言えない場合が多いのです。
こちらでは、防音シートなどの簡単なグッズで、
車の防音対策をするおすすめの方法などを紹介していきます。
あなたの車もぜひ防音対策をして、車の乗り心地をよくしてみましょう。
防音・遮音・吸音それぞれの違いとは
防音とは、室内の音を外にもれることを防ぎ、また、外の音が室内に入ることを防ぐことです。
車の防音でいうと、スピーカーからの音楽などが車外にもれることを防ぎ、
ロードノイズなど外の音が車内に入ることを防ぐことをいいます。
防音の方法には、遮音(しゃおん)と吸音(きゅうおん)があります。
遮音は、車のボディの内側などに遮音材を用いて外の音を遮断して、
車内に音が入らないようにすることです。
吸音は、文字通り音を吸収することで、
車内に吸音材を用いて外に音がもれないようにすることです。
また、車の振動を抑えることを「デッドニング」といい、
車の振動を防いでよけいな騒音を防ぐことから、制振対策も防音と捉える場合も多くあります。
車の防音カーペットの効果とは
車のフロアというのは、カーペットを剥がすと下に鉄板が1枚あるのみです。
そのため、どうしてもロードノイズやエンジン音などの騒音が車内に入ってきてしまうのです。
グレードの高い車種などは、このフロアカーペットに遮音性の高い加工がなされています。
しかし、一般的な車種の場合は、フロアから騒音が車内に多く侵入してしまいます。
そこで、フロアカーペットを防音カーペットにすることで、
車内に騒音の侵入をある程度防ぐことができます。
完璧に遮音とはいきませんが、エンジンが遠く感じたり、
高速道路を走行したりすると遮音の効果をより強く感じることができます。
しかし、施工が面倒だったりプロに頼むと費用がかかったりするデメリットがあります。
車の遮音グッズ(シート・マット)の選び方
車の走行音(ロードノイズやエンジン音など)などの騒音に対する防音対策として、
防音カーペットの効果が高いということは分かったと思います。
しかし、費用がおおよそ1万円~数万円程するため、手軽とは言えず、
“実際にやるのは…”と躊躇してしまう方も多いのが事実です。
そんな方におすすめなのが、防音シートや防音マットなどの、
ホームセンターやカー用品店・ネットショップなどで手軽に手に入る防音グッズです。
必要な場所に必要な分だけカットして、フロアマットの下に敷いたり、
必要な場所にシールを剥がして貼ったりするなど、
施工も簡単なので、素人でも手軽に施工できます。
車の遮音グッズを選ぶ際のポイントは、主に以下の3点です。
・抑えたい音の種類
・かけられる予算
・設置場所
抑えたい騒音の種類(エンジン音やロードノイズなど)によって、
シートの素材や設置位置が変わります。
また、かけられる予算よっては遮音シートを設置できない場合もあるので、
施工する優先順位も考慮しましょう。