車検・点検・メンテナンス
更新日:2015.12.16 / 掲載日:2015.12.16
車の窓ガラスの凍結防止・対策方法
goo-net編集チーム冬場の気温が低くなる時期は朝早くに車に乗り込むと、
夜露で濡れてしまったフロントガラスが凍結してしまうことがたびたび出てきます。
ガラスが凍っていると視界が悪くなり大変危険ですから、
凍ったガラスを溶かしてからでないと運転できないので急いで出かけたいときに困ります。
朝になってある程度まで気温が上がり、
エンジンをかけることでその熱で凍ったガラスが溶けてきますが、
気温が依然として低い場合は、エンジンをかけても氷が溶けるのに時間がかかります。
ここでは車の窓ガラスの凍結防止や対策について詳しく紹介していきたいと思います。
やってはいけない凍結防止対策
寒い朝に凍ってしまったフロントガラスにお湯をかけて溶かそうとしている方を見かけますが、
それは大変危険ですので凍結防止対策にはおすすめできません。
凍結で冷え切ったガラスに熱いお湯をかけると、
ガラスが急激な温度変化に堪えられずガラスが膨張してしまうからです。
車の窓ガラスは事故などでガラスが飛散しないように複雑な構造になっており、
複数の異なる素材のガラスが使われているため、
温度変化でガラスが膨張してガラスが割れるリスクが高まります。
加えて、お湯をかけてもさらなる凍結を生み、凍結防止対策としてはあまり意味がないのです。
お湯をかけた瞬間は氷は溶けるのですが、外気温が下がっていると、
発生した水蒸気が凍ってしまい再度窓ガラスが凍結してしまいます。
凍結防止カバー、解氷スプレーで凍結対策
窓ガラス凍結対策に有効なのが、
フロントガラスを外気に触れさせないようにしておくことであり、
凍結防止カバーをかけるのがおすすめです。
前日に車を使用してエンジンを切ってからすぐにフロントガラスにカバーをかけておけば、
冷たい外気にほとんど触れませんので凍結を予防できます。
急な場合で専用のカバーを用意できない時は、
毛布やバスタオルで代用することもできます。
ただし、毛布やバスタオルが飛ばされないように設置しましょう。
また、撥水剤を使用するという凍結対策もあります。
撥水剤はフロントガラスなどに塗ることで、水をはじく効果があります。
本来は雨の日の運転時に、水滴による視界不良を防ぐことを目的に使用しますが、
凍結防止対策としても使うことができます。
凍結が予想される前日の夜などに撥水剤を塗っておくと、
凍結した場合でも凍結部分を落としやすくなり、時間を短縮することができます。
凍結してしまった場合の対処方法
デフロスターを使用すれば5~10分程度で溶かすことができますが、
急いでいる時には時間の確保が難しいですし、
長時間のアイドリングは避けたいところです。
そこで、デフロスターとスクレーパーやスノーブラシを併用することで、
視界確保までの時間を短縮することができます。
また、解氷スプレーを使用するという対処方法もあります。
カー用品店などでも販売されているグッズであり、
前日のうちに窓ガラスにかけておくと凍結しにくくなりますし、
凍結をした日の朝に窓ガラスにかけると、氷が溶けるのを速めてくれます。