車検・点検・メンテナンス
更新日:2015.04.04 / 掲載日:2015.04.04
車の窓に付着した霜の正しい取り方と霜対策

冬の寒い朝、さあ出発しよう!と思ったらフロントガラスが真っ白!
すぐに出かけたいのに、どうしよう…。
そんな経験はありませんか。
これは、夜間に空気中の水蒸気が凍結して、
フロントガラスに張り付いたもので、「窓霜」といいます。
霜の正しい取り方
慌てた初心者がやってしまいがちなのは、
「熱湯をかける」ことですが、これは厳禁です。
フロントガラスが傷ついてしまいます。
では、どんな方法が良いでしょうか。
1.ぬるま湯をかける
だいたい30℃くらいのぬるま湯を上から流しかけます。
ただし、寒さの厳しい土地ではすぐに再凍結してしまうことがあるので、
車内エアコンと併用するなどの工夫が必要です。
2.専用のヘラを使う
霜を削り落とす専用のヘラ(霜取りスクレーパー)でこすります。
手軽で何度でも使えるのが利点ですが、
力をかけ過ぎて傷を付けないように注意して行いましょう。
カー用品ショップなどで購入することができます。
3.解氷スプレーを使う
スプレーを噴射することで、すぐに霜をとることができます。
これもカー用品ショップなどで購入できます。
ただし使用のたびに購入することが必要なので、
寒冷地ではコストパフォーマンスがよくありません。
他のやり方を併用しつつ、
いざという時に使えるようストックしておくのがお勧めです。
4.車内エアコンの暖気で溶かす
エアコンを、ガラスの曇り取りの時に使う「デフロスター」にします。
薄い霜ならすぐに効果がありますが、
分厚い霜の時には、数分間の暖気運転が必要となってしまいますので、
他の方法と併用しながらが良いでしょう。
霜の対策方法
霜の取り方は押さえておきつつも、
フロントガラスに霜を付着させないことが大事です。
凍結防止のカバーや毛布などをかけてフロントガラスを覆う方法、
前述の解氷スプレーや、水をはじくコーティング剤などを、
予め塗布しておくというやり方があります。
フロントガラスが汚れてデコボコしていると、
それをきっかけに霜が成長していってしまうので、
表面を磨いておくことも予防のひとつです。
冬の時期は、翌朝の天気予報を確認する習慣を付けましょう。
「放射冷却により冷え込みが強まる」「湿度が高い」などの条件がそろうと、
霜が降りる可能性が高くなるので、事前に対策を打つことができます。