車検・点検・メンテナンス
更新日:2015.02.20 / 掲載日:2015.02.20

車を傷つけないように雪下ろしをする方法

車を傷つけないように雪下ろしをする方法goo-net編集チーム

しんしんと降り積もった雪が、こんもりと愛車を覆ってしまった場合、
雪かきの出番となります。

何も知らずに車の雪かきをすると、車が傷だらけになってしまったり、
落としそびれた雪が、事故の原因になってしまうケースもあります。

突然の大雪に困らないように、
車を傷つけずに、雪下ろしをする方法をご紹介しましょう。

雪が車を傷つける理由

一生懸命、車の雪かきをしたらフロントガラスが傷だらけになっていた、
もしくは塗装が取れてしまった、という話を良く聞きます。

白くてふわふわした雪をどかしただけなのに、
どうして車に傷が付くのでしょうか?

その原因は、車に付着したホコリや泥などにあります。

雪が降り積もる前から付いていた、ホコリや泥が、
雪と一緒に混ざり合った時、車を傷つける凶器となるのです。

車の雪下ろしをする際は、
雪の中に、そんな凶器が混じっているということを念頭において作業しましょう。

車の雪下ろしをする時の道具

車の雪下ろしをする時には、
「スノーブラシ」という便利な道具が存在します。

雪国では、車の雪下ろしに欠かせないマストアイテムで、
プラスチックの柄にヘラ、先端がブラシとゴムベラという構造になっています。

スノーブラシの他には、
「スノースクレイパー」という道具も便利です。

別名「アイススクレイパー」とも呼ばれ、
スノーブラシよりも、先端部分のブラシが長いのが特徴です。

全く道具がないという場合は、
思い切って素手か、やわらかめのブラシ系なものを使って、雪下ろしをしましょう。

車を傷つけないように雪下ろしをする方法

車に降り積もった雪には、
泥やホコリなどの凶器が潜んでる可能性がある事は、先ほどお伝えしました。

そのことを踏まえ、
車に傷がつかないように雪下ろしをしていきましょう。

【雪下ろしをする前の注意点】

・雪の落とし場所

雪を車の前に落とすと、車が発進できなくなりますので、
雪は横に落とすのが鉄則です。

・出口の確保

車だけ雪下ろししても、道路まで出て行けなければ意味はありません。
車道に出るまでの道を確保するために、予め雪かきをしておきましょう。

・マフラーに雪がかかっていないかチェック

マフラーに雪がかかっていると、エンジンをかけた時、
車内にガスが溜まってしまう危険があります。

マフラーの雪のチェックを欠かさずに!

【車に傷をつけない雪下ろしの方法】

1.スノーブラシの先端を使ってフロントガラスの雪を除去します。

フロントガラスにブラシやヘラの部分が接触しないように、
雪を「押しながら」どかすのがコツです。

フロントガラスにブラシやヘラが当たると、細かい傷の原因となります。

2.車の屋根の雪をおろします。

塗装面にブラシが接触すると塗装がはがれてしまうので、
ブラシがボディに触れないように、雪を「引きながら」落としていきます。

特に、車の屋根と側面の角にあたる部分に、
道具が接触しないようにしましょう。

また、屋根の雪は残さず全部落としてください。

屋根に雪を残したまま走行していると、
急ブレーキの際に、屋根の雪がフロントガラスに滑り落ち、
視界を完全にさえぎってしまう事があるからです。

事故を防ぐためにも、屋根の雪は完全に除去しましょう。

3.フロントガラスと屋根の雪を除けたらエンジンをかけます。

車のドアが凍り付いている場合がありますが、
無理やりこじあけずに、ゆっくりと慎重に開けてください。

エンジンをかけたらエアコンもかけましょう。

4.車のエンジンをかけたらボンネットの雪下ろしです。

エンジン熱で少し溶けているので、
フロントガラスや屋根よりはやり易いかと思われます。

スノーブラシのブラシ部分を使って、
ボディに当たらないよう「押しながら」雪を下ろしてください。

【雪下ろしを短縮するテクニック】

大雪が降ると、事前にわかっている場合は
予め、雪への備えをしておくと雪下ろしが楽になります。

例えば、ボロ毛布を車にかけておくと毛布の上に雪が積もるので、
雪下ろしは毛布をどかすだけで済みます。

また、車を洗車した際にコーティングワックスを使用すると、
ボディをコーティングしてくれるので傷が付きにくい上に、雪が落ちやすくなります。

少々面倒でもありますが、
車の雪下ろしを少しでも楽にするために試してみてはいかがでしょう?

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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