車検・点検・メンテナンス
更新日:2017.01.20 / 掲載日:2017.01.20
冬に車の窓がエアコンで曇る(曇り)対策について
goo-net編集チーム車を運転したことのある方で、冬の時期に車で運転していると、
窓が曇って前が見えなくなり怖い思いをした。そんな経験はありませんか?
今回は冬の時期に発生することが多い車の窓が曇る原因、
その対策、更にもし実際に曇ってしまったらどうすれば良いのかをご紹介します。
冬に車の窓がエアコンで曇る(曇り)の原因
外が寒い冬には、車内の温度をエアコンの暖房で上げるため、
車内の方が外の温度よりも高くなる事が多くなります。
空気は温度が高いほど水分を多く含む事が出来ますが、
境目である窓ガラスでは車内と外で大きな温度差が生まれてしまいます。
この暖かい空気が冷たいものに触れることで、曇りの原因である水滴を発生させます。
車内の暖かい空気が、外との境目である窓に付着することで、表面が曇ってしまうのです。
その他に窓が曇る原因としては車のメンテナンス不良が上げられます。
車の窓ガラスが汚れていたり、エアコンフィルターが汚れているという可能性もあります。
エアコンフィルターが汚れを溜め込み、それを車内に放出しているのです。
冬に車の窓がエアコンで曇らないようにする対策とは
一番シンプルかつ簡単なのが暖房の温度を現在の温度設定よりも下げるという事です。
外との気温差が大きい程曇るのであれば、外の温度に近づければ良いのです。
また、窓ガラスが汚れていると、その汚れた部分に曇りが付きやすくなります。
これを防ぐために、曇り止め専用のガラスクリーナーや曇り止めのスプレーを使って、
対策することが挙げられます。
スプレーで綺麗にした後は、綺麗な濡れたタオルと乾いたタオルで、
スプレーを完全に拭き取って下さい。
完全に拭き取らないとまた汚れの原因となってしまうので注意しましょう。
曇ったらエアコンをどうすればいい?
もし走行中などに窓ガラスが曇ってしまった場合は、エアコンのデフロスターを使いましょう。
デフロスターは除湿された風をフロントガラスやドアガラスに送風する機能で、
結露したガラス面の水分を乾燥させて曇りを除去してくれます。
車には内気循環と外気導入のスイッチがあり外気導入の方を選ぶ事で曇りを抑える事ができます。
こうする事で次第に窓ガラスの曇りが消えていきます。
しかし、外気導入のスイッチのままヒーターを使用すると、
温風になるまでに時間が掛かってしまうので、
エンジンを入れた直後は内気循環にしておくのがおすすめです。
外の気温と合わせるのであれば窓を全開にするという選択肢もありますが、
温度を調節するだけでも効果は十分にあるので心配いりません。