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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.03.27 / 掲載日:2018.03.27

溶接&金属加工入門 電解マーキング

■電解マーキング装置「GP-8r」 ■問い合わせ先/理想科学工業(株) ■URL/https://www.riso.co.jp/

シルクスクリーンの版下を事前に製作しておく必要アリ
 電解マーキングは電気の腐食作用を利用して金属表面にマーキング(エッチング)する技術で、通電可能な金属素材ならどのようなパーツにも行うことができる。 ただし、任意の文字列やイラストを描くためには、インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版する孔版画の「シルクスクリーン」による版下を製作する必要がある。穴面のみ通電させることで任意形状の描写を可能としているからだ。
 このため、依頼したその場で電解マーキングを行うというわけにはいかない。ロゴデータを制作して事前に持参することで、版下を製作してもらっておく必要があるのだ。
 なお、ロゴデータの指定形式はアドビのイラストレーターによるデジタルデータで、取材に先だってメールで送付。取材当日に間に合わせてシルクスクリーンによる版下を製作してもらった。

シルクスクリーンで型紙を製作する

版下を製作する機械もあるが、専門ショップではないメタルDIYでは外注で対応しているとのことで、発注はイラストレーターで制作したデジタルデータで行うという。

そこで、オートメカニックのロゴデータをメールで送付。制作してもらった。

ハンドマーカーのフェルトに電解液を染み込ませ、マーキング対象物の裏面とその面が接するアース用のステンレス台表面をなぞってムラなく塗布する。

ステンレス台にマーキング対象物を置き、マーキング面に電解液を塗布。

目的位置にロゴが収まるよう調整しつつ版下を重ね合わせ……

上からなぞって電解液を染み込ませる。

スイッチONでゆっくりなぞる

電解マーキング装置のアース線をステンレス台に接続する。

そして、電解マーキング装置の電源をON。これで準備完了!3

ハンドマーカーのフェルトに再度電解液を染み込ませ、版下がズレたり空気が入らないようマーキング対象物にキッチリ密着させた状態でロゴ面を、ゆっくりとなぞっていく。

すると、なぞるそばからロゴが黒く浮き上がってくる。

ロゴがムラなくエッチングできたら版下を引き剥がし、マーキング対象物の表面に残った電解液を水で洗い流して完成だ。

工具の名入れにも最適!

金属を黒く腐食させているためインクと違って擦っても消えることはない。

このため、金属ツールの名入れにも最適で、ロゴ入りオリジナルトレーも簡単に作れる。

メタルDIYのご厚意でそのオリジナルトレーを製作。




提供元:オートメカニック

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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