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更新日:2025.08.28 / 掲載日:2021.12.27

自動車重量税はいつ払う?仕組みや支払い時期、金額などをわかりやすく解説

自動車重量税に関して、「いつ払うの?」「いくらかかる?」「どうやって納めればいい?」といった疑問を抱えている人は、多いのではないでしょうか。

とくに車検や新車購入のタイミングでは、ほかにも費用がかかるため、あらかじめ金額を把握しておきたいものです。

この記事では、自動車重量税の支払い時期や金額の決まり方、納付方法、さらに還付制度までわかりやすく解説します。

1. 自動車重量税の仕組みと自動車税との違い

車を所有していると、避けて通れないのが「自動車重量税」です。名前は知っていても、「いつ払うのか」「どれくらいかかるのか」「なぜ必要なのか」まで理解している人は少ないのではないでしょうか。

ここでは、自動車重量税の基本的な仕組みと、自動車税との違いをわかりやすく整理していきます。

(1) 自動車重量税の仕組み

自動車重量税とは、車の重さに応じて国に納める税金です。

普通車は0.5tごとに税額が区切られており、重量が増すほど納税額も上がります。一方、軽自動車は重量にかかわらず定額です。

また、登録から13年・18年を超えると税額が加算されます。年式が古くなるほど環境負荷が高いと判断されるためです。

さらに、燃費や排出ガス性能に優れた車は「エコカー減税」の対象になることがあります。条件を満たせば、減税や免税が適用されます。

(2) 自動車税との違い

車にかかる税金には、自動車重量税のほかに「自動車税(種別割)」があります。軽自動車の場合は「軽自動車税(種別割)」となり、市区町村に納めます。

これは毎年4月1日時点の所有者に課される地方税で、排気量に応じて金額が決まる仕組みです。いずれも、5月ごろに納税通知書が届きますので、期限までに支払う必要があります。

このように、自動車重量税は「重さ」と「経過年数」に応じて支払う国税で、新車登録時や車検時に納税します。一方、自動車税は「排気量」をもとに課される地方税で、毎年定期的に納める点が異なります。

2. 自動車重量税の支払いタイミングはいつ?

車購入時の見積書(イメージ)

自動車重量税は、車検や新車登録の際に納めるのが一般的です。

ここでは、支払いが必要になるタイミングや、例外的なケースを整理してお伝えします。金額や納付方法を理解するうえで、いつ支払うのかを正しくおさえておきましょう。

(1) 新車購入時

自家用乗用車の場合、基本的に新車登録時に、最初の車検までの3年分を一括で納付します。

通常、購入時に諸費用として車両本体価格とあわせて支払うため、個別に手続きする必要はありません。

(2) 車検時

初回以降の車検では、次回車検までの2年分を一括で支払います。

重量税は車検費用の一部であり、車検証の有効期間と同じ年数分を納めるのが原則です。法定費用のひとつとして、自賠責保険や検査手数料とともに請求されます。

(3) 例外的な支払いタイミング

以下のようなケースでは、通常とは異なるタイミングで重量税の納付が必要になります。

・車検が切れた状態で再取得する場合
・構造変更(例:貨物車→乗用車)を伴う検査を受ける場合
・輸入車や一部中古車の再登録時

構造変更により検査を受ける場合は、運輸支局での手続きや印紙による納付が必要になります。あらかじめ流れを把握しておくと、当日の手続きもスムーズに進められます。

3. 2025年版|重量税の金額と早見表まとめ

自分の車にいくらの重量税がかかるのか、気になる人は多いでしょう。ここでは、2025年版の税額について解説します。

(1) 重量税の金額を決める4つのポイント

重量税は、以下4つのポイントによって税額が変わります。

① 車両重量

まず基本となるのが、車の「重さ」です。

普通車(軽自動車を除く)の重量税は、0.5tごとに区分されており、重くなるほど税額も上がります。

たとえば、車両重量が1.3tの場合、「~1.5t」区分となります。

② 経過年数

新車登録からの経過年数も、重量税額に大きく関係します。

・13年以上経過 → 税率が上がる
・18年以上経過 → さらに税率が上がる

これは、年式が古くなるほど排出ガス量や燃費性能が劣化し、環境負荷が高くなるという考え方に基づいています。

古い車ほど税金が高くなるのは、このためです。

③ 車種

普通車か軽自動車か、また自家用か事業用かでも金額は変わります。

車種分類ナンバー例特徴
普通車(自家用乗用車)3・5ナンバー重量に応じた変動制
軽自動車(乗用)5・7ナンバー定額(重量問わず)
普通車(事業用)1・4ナンバー自家用乗用車より税率が安い
特種用途車8ナンバー特別用途ごとに区分

たとえば、軽自動車は車両重量に関係なく定額制であり、普通車より税負担が小さくなります。

④ エコカー対象

環境性能に優れた「エコカー」は、自動車重量税の免税・減税を受けられます。

エコカーに対する優遇措置は、環境負荷の低減を目的としており、国土交通省が定める燃費性能や排出ガス性能の基準を満たす車が対象です。

エコカー減税対象車は、こちらから確認できます。

(2) 【2025年版】車種別・車両重量別の早見表

2025年版の最新金額一覧は、グーネットの下記ページにてご覧いただけます。

車両重量や初度登録年などをチェックしながら、該当する金額を確認してみましょう。

4. 廃車時は自動車重量税が還付される?

自動車重量税は車を廃車にする際、還付を受けられる制度があります。ただし、還付を受けるにはいくつか条件があり、すべてを満たす必要があります。

(1) 還付対象となるケース

重量税の還付を受けるには、車を解体して二度と使用しないことが条件です。具体的には、リサイクル法に基づいて解体し、永久抹消登録を済ませる必要があります。

また、還付が適用されるのは、車検が1カ月以上残っている場合に限られます。1カ月未満で廃車にすると、還付は受けられないため注意しましょう。

廃車業者へ依頼する際、還付金が買取価格に含まれているケースもあるため、事前に見積書で確認しておくと安心です。

(2) 還付金の受取方法とタイミング

重量税の還付金は、通常、指定した銀行口座へ振り込まれます。

ただし、ネット銀行は一部対応していないため、事前に確認しましょう。また、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で直接受け取ることも可能です。

なお、申請から振込までにはおおよそ2カ月半かかります。これは、運輸支局での確認後に税務署で審査されるためです。

5. 車検に関することはグーネットピットにご相談ください

自動車整備工場(イメージ)

重量税は、車検を受ける際に必要になる費用のひとつです。

車の重量や年式、エコカー減税の有無によって金額が変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。また、廃車する場合に還付されることもあります。

なお、車検には、重量税以外にも整備費用や法定費用がかかります。そのため、車検を受ける際は、事前に複数の業者から見積もりを取り、比較しておくことをおすすめします。

グーネットピットなら、近くの整備工場のなかから、見積もりや予約を簡単にできます。費用やサービス内容を比べ、納得できるお店を選びましょう。

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