車の動画
更新日:2018.11.09 / 掲載日:2016.02.19
ポルシェ「911」が1分でわかる動画!

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
クルマ好きなら誰でも一度は憧れるのがポルシェの名車「911」。誕生から50年を超えてなおそのアイデンティティは愛され続けている。一般的に、スポーツカーは生産台数が少ないいっぽう、現存率(現役で走り続けている割合)は高め。なかでも911の現存率は群を抜いていて、70%を超えるらしい(!)。どんどん消費されてスクラップになっていく「道具としてのクルマ」とちがって、驚異的なまでに大事にされていることがわかる。
911の初代モデルは1963年に誕生した。もちろん現在までそのまま生産されているわけではなくて、何度もモデルチェンジを受けている。同じ911でも「901型」、「930型」、964型」、「993型」、「996型」、「997型」、「991型」と進化を遂げているのである。初代から7代目となる現行モデルまで一目見て911とわかるデザインを踏襲しながら、時代によってちょっとずつちがう。その差はどこにあるのか、アメリカの「ドーナッツ・メディア」がこのたび動画としてまとめてくれた。
真横からのスタイリングを年代を追って並べた作品で、「ナローポルシェ」と呼ばれる初期型からのデザインの変遷が一目瞭然にわかる。バンパーやリアスポイラーの形状、ホイールのデザイン、フェンダーの張り出し方やエアインテークの有無などイラストで忠実に描き出している。空冷最後の993もデザイン的にはヘッドライトの角度変わって964までとは明らかにちがうんだな、とか、水冷エンジンとなった996以降はボディサイズも大きくなってるだけでなく、オーバーハングが延びてフロントガラスの角度は寝て平べったい印象だなぁ、とか。同じ型式のグレードちがいなんかもあって、眺めているだけでいろんな発見があっておもしろい。
ほかの車種でもこういうデザイン比較があったらいいのに、と一瞬思ったけど、こんなに長くデザインアイデンティティを保っているクルマって、911を置いてほかにはなさそう。あらためて911のすごさを思い知らされた動画でもありました。