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更新日:2022.06.08 / 掲載日:2022.06.08
クラシックMINI×ポール・スミスがコラボ 電気自動車を製作!

MINIは現地時間の6月7日、デザイナー ポール・スミスとコラボレーションした「MINI Recharged & Paul Smith」を公開した。
クラシックMINIの外観はそのままに、72キロワットの電気モーターを搭載したEVへ改造

この車両は、ポール・スミス氏がデザインし1998年に発表された「MINI Paul Smith Edition」に電気モーターを搭載したもので、クラシックMINIを電気自動車(EV)に生まれ変わらせるMINI Rechargedプロジェクトの一環として実施された。
ポール・スミスは2021年にも「MINI STRIP」を発表しているが、今回はそのアイデアが再検討され、サステイナブル・デザインの可能性を追求したものになっているという。氏は品質、サステイナビリティ、機能性という3点をこの車が表現していると同時に「過去にも敬意を表している」と続けた。それは「古い叔母の家に引っ越してきたとき、すべてを変えるのではなく、少しモダンにするのが礼儀だ」と表現するように、初代ミニが開発された当時の「最小限の燃料消費で最大限のスペースを確保する」という精神を引き継いでいるということだ。


例えばインテリアにおいて、トリムパーツを意図的に省き車の床がむき出しになったボディシェルがインテリアの主役となり、その上にリサイクルゴム製の素朴なフロアマットが敷かれている。斬新で省資源な素材に加え、ポール・スミスのデザインは他の場所の計器類をすべて省いている。ステアリングホイール横のマグネットにはスマートフォンが収まり、スピードメーターを除いてダッシュボード上のほぼすべてのボタンや機能が置き換えられた。そしてステアリングホイールは完全に取り外すことが可能で、乗り降りを容易にすることができるという。革新的なアイデアであると同時に、ポール・スミス流のウィットに富んだ皮肉たっぷりのユーモアだ。
MINI Recharged & Paul Smithは、6月7日~12日にイタリア・ミラノ市で開催されるミラノサローネ国際家具見本市でワールドプレミアが行われる予定。その間、ポール・スミスのショールームではMINI Recharged by Paul Smithのカラーでディスプレイされるほか、昨年のMINI STRIPも展示されるという。


