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更新日:2022.05.24 / 掲載日:2022.05.24
「日産アリア」冒険仕様のカスタム車で北極から南極への遠征を実施

日産は5月24日、英国の探検家クリス・ラムゼイ氏とパートナーシップを締結し、電気自動車(EV)「日産アリア」e-4ORCEによる北極から南極への遠征を実施すると発表した。
北極から南極へ、アリアが挑む27,000km以上の旅



この遠征は2023年3月に開始し、北極から南極まで27,000km以上の距離を旅するもの。北極から北米、中南米を経由し、南極大陸へと向かう移動ルートでは、雪に覆われた氷河やけわしい山脈、広大な砂漠など、気温がマイナス30度から30度まで変化するさまざまな気候条件を走ることになる。
日産の副社長である星野 朝子氏は「ラムゼイさんと北極から南極(Pole to Pole)探検チームとのパートナーシップを発表でき、光栄に思います。新型クロスオーバーEV日産アリアは、より遠くへ、より簡単に、より快適に移動することを可能にします。さまざまな路面で安定性とトラクションを高める『e-4ORCE』を搭載したアリアは、このチャレンジングな旅の最適なパートナーとなることでしょう」と期待を込めた。
遠征に使用される日産アリアe-4ORCEは、北極圏や南極圏での極寒の環境や、過酷な地形での走行にも対応できるようホイール、タイヤ、サスペンションに加え、エクステリアもカスタマイズされたものとなる。もう1台の日産アリアe-4ORCEは標準車両で、遠征をサポートする役目を担うという。

ラムゼイ氏は過去にもEVでの遠征を実施しており、2017年には妻のジュリー氏とともに、モンゴル・ラリーを日産リーフで完走した初めてのチームとなった。「私たちの使命は、EVが最も過酷な環境でも対応できることを証明することです。EVは日常的に世界中のドライバーを満足させてくれていますが、それだけではありません。厳しい寒さの極地や南米の高温多湿のジャングルにあっても、ワクワクするような運転体験を提供してくれます。革新的なグローバルブランドを誇る日産が、私たちの探検のパートナーになってくれることに感謝しています」とコメントした。