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更新日:2022.04.21 / 掲載日:2022.04.21

新型「RZ」世界初公開 レクサス初バッテリーEV専用モデル

レクサス 新型RZ
レクサス 新型RZ

 レクサスは4月20日、バッテリーEV(以下、BEV)専用モデルとなる新型「RZ」の詳細を世界初公開した。

電動化ビジョンに基づくレクサスブランドの新たな幕開け

 新型RZは、2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき掲げられた、2030年までにすべてのカテゴリーでBEVのフルラインアップを実現し、2035年にはグローバルでBEV100%の販売を目指すという指針の下、新たに開発された同ブランド初のBEV専用モデル。同モデルは、電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマをデザイン、走行性能で体現し、BEVを軸とするブランドへの変革の起点となる存在に位置付けされている。

 新型RZには、BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)、新四輪駆動力システム「DIRECT4」、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御とステアバイワイヤシステムなどといった新技術を採用。デザインにおいても、内燃機関の冷却用構造を必要としないBEVの特徴を生かした「スピンドルボディ」の採用や、サステナビリティ素材を活用した内装など、新たな要素がふんだんに盛り込まれている。

 Lexus International Lexus Electrified チーフエンジニアの渡辺剛氏は、「カーボンニュートラル社会の実現に向けて、『クルマ屋LEXUS』が取り組むべきことは、自然や地球環境を大事にしながらも、楽しいクルマを追求し続けることだと考えています。RZでは、乗って安心感があり、触れて心地よく、操って楽しい、そんなLEXUSらしいBEVの実現を目指したいという想いで開発を進めてまいりました。Lexus Electrifiedのコアテクノロジーである四輪駆動力システム『DIRECT4』が、ドライバーの操作に対し、素早くリニアなクルマの応答を実現。デザインでは、BEV化に伴い、スピンドルグリルから、新たなLEXUSのアーキテクチャーである『スピンドルボディ』への進化やドライバーの操作性にこだわった『Tazuna Concept』を織り込んだコックピット空間など、機能的本質や独自性を追求しています。今後も、お客様にLEXUSならではのBEVの走りや新しい体験のご提供を目指して、挑戦を続けてまいります」と語っている。

電動化技術を活用したLexus Driving Signatureの進化

 新型RZでは、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ちよさなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を目指すレクサスならではの乗り味「Lexus Driving Signature」を高めるべく、車両の基本性能を大幅に進化。さらに、新四輪駆動力システム「DIRECT4」や新開発の高出力モーター「eAxle」を搭載し、より高い次元へと引き上げられているという。

DIRECT4とeAxle

 「DIRECT4」は、ドライバーの意図に沿った気持ちよい走りを実現するために新規開発された四輪駆動力システム。例えば発進時や加速時は前後輪の駆動力配分を60:40~40:60程度に、コーナリング時におけるステアリングの切り始めではフロント寄りの75:25~50:50、コーナー脱出時にはリヤ寄りの50:50~20:80とするなど、運転状況や路面の状態に応じて前後の駆動力をコントロールする役割を担う。

 「eAxle」は航続距離、広い車内空間、優れたデザイン性に貢献するために開発され、モーター、トランスアクスル、インバーターを完全一体化してコンパクトな構造に収めたもの。リヤにはSiC素子を使った高効率なインバーターを用いたことで、航続距離の伸長に貢献しているという。

 このほか、前後独立油圧制御により前後回生協調が可能な新加圧ユニットと、人間工学に基づいたブレーキペダルパッドを採用し、ブレーキフィーリングの向上も図られた。

新ステアリングとステアバイワイヤ

 新型RZには、従来の円形ステアリングに加えて、長方形に近い新ステアリングとステアバイワイヤを初採用。ステアリング操舵角を約±150°に設定し、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどのシーンで、ステアリングを持ち替える必要がない運転操作を実現、ドライバーの負荷軽減を図った。
 また、ステアバイワイヤにより、ステアリングとタイヤの間で電気信号を介した操舵情報や路面情報のやり取りを可能にし、運転に必要な情報の質と伝達速度を改善。的確な判断による操舵性と安心感のある走りに貢献する。

ステアバイワイヤ(イメージ)
ステアバイワイヤ(イメージ)

BEV専用プラットフォームの採用がもたらす高い運動性能

 ブランド初採用となるBEV専用プラットフォーム(e-TENGA)により、低重心・低慣性モーメントという運動性能の素性に優れた特徴を実現、ボディ骨格の接合にはレーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤、レーザーピニング溶接技術を積極的に採用するなど、高い操縦安定性と乗り心地を両立した。また、フードに軽量アルミ、ドアモールディングなどに発泡樹脂成型を採用するなど、軽量化も徹底して行われた。
 サスペンションは、前:マクファーソンストラット式、後:トレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンという組み合わせを採用している。

HEVで培った技術を活用し約450kmの航続距離を実現

充電イメージ

 約450kmの航続可能距離と乗り味を両立すべく、HEVで培った技術を活用したシステムを開発。BEV専用大容量電池や、シリコンカーバイドのパワー半導体素子をインバーターに採用、さらに低損失化技術も織り込み、航続可能距離の伸長に貢献した。
 また、各国で使われている充電機能の高出力規格に対応、日本においてもCHAdeMO規格に対応し高速充電を可能とする。加えて、電池昇温システムを搭載することで、冬季や寒冷地でもリチウムイオン電池の入出力性能低下に影響されにくくしている。

動的パフォーマンスに根差したプロポーション デザインは独自性を追求

イメージ

 新型RZでは、次世代レクサスのデザインランゲージ確立に向け、機能的本質や動的パフォーマンスに根差したプロポーションと独自性を追求。デザインコンセプトに「Seamless E-Motion」を掲げ、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現するとともに、新たなデザイン要素を取り入れてブランドの独自性も示している。

【エクステリア】レクサスの独自性を強調するプロポーションとスピンドルボディ

 全体のプロポーションは、大径タイヤの四隅配置と、リヤタイヤをワイドトレッド化した前後異形タイヤ採用による低重心なスタンスが走りの良さを表現し、ひと目でレクサスのBEVであることを示す独自性を実現。また、BEVならではの低いノーズから始まりキャビンへ滑らかに流れるシルエットは、後方へピークを持たせることで、リヤの居住性の良さを表現する。

 フロントでは、グリル開口部分の内燃機関の冷却用構造を必要としないBEVの特徴を反映し、従来のスピンドルグリルを立体的に表現した「スピンドルボディ」を新たに採用。立体的なフロントフェンダーやフロントバンパーの造形や配色にもこだわり、新たな顔を強く主張している。

【エクステリア】躍動感を表現したサイド/リヤデザイン

 サイドでは、フロントフェンダーのタイヤを掴み後方に連続する造形で車両を牽引する力強さと、リヤフェンダーのタイヤを強調する力強い立体により、DIRECT4による躍動感ある走りのイメージを表現。リヤは水平基調のデザインに、張り出したタイヤを強調する造形を組み合わせ、BEVのトルクフルな走りを支える力強いスタンスが際立つビジュアルとしている。また、一文字リヤコンビネーションランプと、NXから続く新ブランドロゴタイプを採用、シャープさを強調させた。

【エクステリア】ボディカラーはBEVらしさ引き立つ6色を設定

 ボディカラーは、BEVらしさが引き立つイーサーメタリックや、ソニックカッパーなど6色を設定。スピンドルボディ正面から上面のボンネット、ルーフにまでソリッドブラックをあしらい、スピンドルボディをより強調するモダンなバイトーンカラーも設定された。

【インテリア】クリーンで開放的な空間

 インテリアは、インパネを低く配置し、ドライバー席と助手席へと抜ける空間を設けたコンソール、シンプルなドアトリムの組み合わせが開放的でクリーンな印象を演出。ドアトリムオーナメントなどにウルトラスエードを施し、コンソールアッパーパネルを木目調とすることで上質感も表現した。シートは、バイオ素材を30%使用したサステナブルなウルトラスエードを含む3種の素材を採用している。

 コックピットは、人間中心の「Tazuna Concept」に基づきデザイン。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動やスイッチ操作を減らし、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど各種機能の制御を可能とした。センターディスプレイには大型のタッチディスプレイを採用、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約し、直感的な操作感を追求している。また、ブランド初のダイヤルシフトノブを設定、スマートなシフト操作の実現と、シンプルなコックピットデザインを実現した。

安全性と快適性を備える先進装備

 安全性においては、最新のレクサスセーフティシステム+を採用。プロアクティブドライビングアシストの支援シーン追加や、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、性能向上も図られた。さらに運転支援システムの新機能として、アドバンストドライブ(渋滞時支援)とアドバンストパーク(リモート機能付)を採用した。

 また、車内の快適性を高める装備として、高効率ヒートポンプシステムと輻射熱ヒーター(フィルム式)を採用。両システムは、安全に温かな室温を提供することに加え、EV航続距離最大化にも寄与する。そのほか、パノラマルーフは遮熱・断熱・紫外線99%カット効果のある「Low-Eガラス」を採用し、シェードレス化。ルーフガラスに調光機能を設け、必要に応じて即座に遮光することができる。

主要諸元(プロトタイプ)

全長4,805mm
全幅1,895mm
全高1,635mm
ホイールベース2,850mm
タイヤサイズ18/20インチ
航続距離約450km
電池容量71.4kWh
出力フロント:150kW リヤ:80kW

 

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