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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.28
日産 欧州市場へ新型コンパクトEV投入 マイクラの後継車

日産は1月27日、欧州市場へ新型コンパクトEVを投入することを明らかにした。これはルノー、三菱と共同のロードマップ「アライアンス2030」の一環として発表されたもので、同モデルの車名や発売時期等の詳細については、今後発表するものとしている。
コンパクトEV用の新プラットフォーム採用 開発・生産はルノーが担当
欧州市場における日産は、同社が掲げた「Ambition 2030」のビジョンのもと、電動化戦略を推進。クロスオーバーEV「アリア」を筆頭に、新型クロスオーバーEVの発売が予定されていることに加え、e-POWERも新型キャシュカイやエクストレイルへの搭載が予定されている。
そして今回発表された新型コンパクトEVは、日産のエントリーカーとして欧州で高い人気のマイクラ(日本名:マーチ)の後継モデルとなり、フランスにあるルノーのエレクトリシティセンターで生産される。同モデルは2024年に投入予定のコンパクトEV用プラットフォーム「CMF-BEV」を採用、デザインを日産が担当し、ルノーが開発と生産を担う。同プラットフォームはルノー、アルピーヌ、日産の各社が新型車に採用する予定で、ルノーが2025年発売を予定している新型「R5」にも採用される。
“日産らしさ”に溢れる製品の実現めざす
今回の発表に際し、日産の最高執行責任者(COO)のアシュワニ・グプタ氏は「この新型車は、新しい共通プラットフォームを採用します。日産がデザインし、ルノーが開発と生産を行うことで、アライアンスの資産を最大限に活用しながら、日産らしさにあふれる商品を実現します。これは、アライアンスの『Smart Differentiation(スマート差別化)』の好例です。人気の高い『マイクラ』の後継となる新型車は、欧州のお客さまにさらなるワクワクを提供することでしょう」と語っている。
同モデルはe-NV200の後継モデルである新型「タウンスター」を含む、フランスのルノーが生産する日産車のラインナップの一つとなる。
今年で発売40周年 日産の欧州市場支えるコンパクトカー


欧州で高い支持を集めるコンパクトカー「マイクラ」は、日本では「マーチ」の名で1982年の初代発売以降、現在に至るまで親しまれてきたロングセラーモデル。日本国内では4代目が現行車として販売されているが、欧州ではエクステリアデザインを刷新した5代目が販売されている。
初代モデルは、イタリアを代表するデザイナーのジョルジェット・ジウジアーロがデザインを手がけたことや、車名を一般公募したことなどが話題に。発売以降は使い勝手の良い広大なキャビン容積で人気を博し、一躍ベストセラーモデルの仲間入りを果たした。
4代目マーチは最小回転半径4.5mという取り回しの良さや、新車でも120万円台から購入できるリーズナブルさが魅力。丸みを基調としたビジュアルも根強い人気の一因となっている。また、グレードラインアップの豊富さも特徴で、ハイパフォーマンスのNISMOモデルも設定する。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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