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更新日:2021.12.23 / 掲載日:2021.12.17
スズキ イグニスの中古車選びで知っておきたい特徴とグレード構成

2015年の東京モーターショーで参考出品され、翌年1月に正式発表(同年2月に発売)されたスズキ イグニス。同社のコンパクトカーといえば、スイフトが有名。しかし、それよりもひとまわり小型のモデルがイグニスである。注目すべきは、その個性的なルックス。目力のあるヘッドランプ、SUVテイストを盛り込んだフェンダーまわりなど、既存のコンパクトカーにはない存在感を放っている。今回は、スズキ イグニスの改良遍歴とグレード別装備内容を紹介しよう。
スズキ イグニスってどんなクルマ?

2016年2月発売モデルのデータ(ハイブリッドMZ)

新車時価格帯(2016年2月)
2016年2月、スズキの新しいコンパクトカー「イグニス」がデビュー。全長3700mm、全幅1660mm、全高1595mmのサイズは、スイフトよりひと回り小さく、逆に軽自動車よりひとまわり大きい。欧州ではAセグメントに分類されるモデルで、高めの全高を持つクロスオーバーである。それゆえ、アウトドアをはじめとした幅広い用途で使えるクルマとなっている。パッケージングは、前席のヒップポイントを615mmと高めに設定。これにより通常より高いアイポイントで見晴らしが良く、乗り降りもしやすい。最低地上高は180mmとゆとりがあるため、雪道などでも心強い。また、リアシートスライドにより乗員スペースを確保しながら、必要に応じて荷室スペースを拡大できるなど、使い勝手も優れている。
プラットフォームは、Aセグメント向けに新しく開発したシャシーを採用。パワートレインは、1.2Lのマイルドハイブリッドを全車に搭載する。ISG(モーター機能付き発電機)と専用リチウムイオン電池を組み合わせ、減速時のエネルギー回生やモーターによる加速のアシストを行い、燃費を向上させている。トランスミッションはCVTのみで、駆動方式はFWDと4WDから選択可能。4WDには、急な下り坂を一定の車速で下れるヒルディセントコントロール、ぬかるみや雪道など滑りやすい路面での発進をアシストするグリップコントロールが標準装備されるなど、走破性も侮れない。
改良遍歴は?
2020年2月、イグニスは改良を受けた。エクステリアは、5スロットグリルをモチーフとした新デザインのフロントグリル、ボディと同色の新デザインリアバンパーを採用し、力強い印象とした。インテリアはシート表皮やメーター類を一新したほか、センターコンソールなどのアクセントカラーにブルーとガンメタリックを設定することで、より新鮮なデザインとしている。また、新グレード「ハイブリッドMF」も追加。こちらにはスキッドプレート調の専用フロントバンパー、シルバー塗装を施したリアバンパー、フェンダーアーチモールなどを採用し、SUVテイストを強調したのが特徴である。また、室内には拭き取りやすい防汚タイプのラゲッジフロアが与えられる。そのほか、オートライトシステム、助手席シートヒーター、スズキセーフティサポートが全車に標準装備された。
2021年9月の改良では、「ハイブリッドMV」を追加し、グレード構成を「ハイブリッドMG」と「ハイブリッドMF」を含む3グレード構成とした。「ハイブリッドMV」は、LEDヘッドランプ、LEDフロントフォグランプ、リアフォグランプに加え、パドルシフトが追加されている。「ハイブリッドMG」は、キーレスプッシュスタートシステム、フルオートエアコンを追加。「ハイブリッドMF」は、レザー調シートや防汚タイプのラゲッジはそのままに、新たにラゲッジシェルフを標準装備している。
スズキ イグニスの主要グレード

グレード体系は、デビュー当初「ハイブリッドMG」、「ハイブリッドMX」、「ハイブリッドMZ」の3グレードで展開された。2020年にはSUVテイストを強調した「ハイブリッドMF」、2021年には「ハイブリッドMV」を追加すると同時に、「ハイブリッドMX」と「ハイブリッドMZ」がラインアップから外れている。今回は、注目の3グレードにおける装備内容を紹介しよう。
最もベーシックな「ハイブリッドMG」
エクステリアはメッキフロントグリルガーニッシュ、カラードドアハンドルを標準装備。175/65R15サイズのタイヤとスチールホイールを装着。インテリアは、ウレタンステアリング、運転席バニティミラー、フルオートエアコンが与えられる。
中間グレード「ハイブリッドMV」
2021年9月に追加されたグレード。エクステリアは、LEDヘッドランプ、LEDサイドターンランプ付きドアミラー、ガンメタリック塗装の16インチアルミホイールを装着。インテリアは、一部が高輝度塗装されたセンターコンソール、インサイドドアグリップ、運転席シートリフター、アームレスト、左右独立リアシートスライド&リクライニング、後席シートバックスライドレバーを採用するなど、使い勝手をより高めているのが特徴。
SUVらしさを強調した上級グレード「ハイブリッドMF」
「ハイブリッドMV」の装備に加え、メッキドアハンドル、ルーフレール、フェンダーアーチモール、サイドアンダーモールを採用し、SUVらしい佇まいとなるのが特徴。インテリアは、シルバーステッチが施されたシフトブーツとパーキンブブレーキレバー、本革巻きステアリング、ラゲッジシェルフ、防汚タイプのラゲッジフロアが与えられる。また、シートはレザー調となるのもトピックだ。
※上の記述は、2021年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。
まとめ

個性的なルックスのコンパクトカーであるイグニスは、個性を重視したクルマ選びをしたい人にオススメの1台。ハイブリッドによる快活な走りと低燃費、そして優秀な悪路走破性は、イグニスの大きな魅力となっている。グレードは全5タイプ存在するが、パワートレインなどは共通。装備や内外装の仕立てがグレードの違いとなっている。