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更新日:2021.12.01 / 掲載日:2021.12.01
ベントレーGTとGTコンバーチブル「マリナーブラックライン」設定

ベントレーは11月30日、ベントレーGTおよびGTコンバーチブルに「マリナーブラックライン」を設定した。「ブラックライン」は、同社のビスポーク部門・マリナーで職人により製作されるオプション仕様で、通常クロームのパーツを艶やかなブラックに変更するなどダークな表情に仕上げるカスタマイズ。
ラグジュアリーかつモダンな「ブラックライン」

マリナーの職人が手掛けるGTマリナーブラックラインは、最新の「GTマリナー」や「GTマリナーコンバーチブル」とはエクステリアの趣が異なり、GTに現代的なアレンジを加えたラグジュアリーさに仕上がっている。ブライトウェアをブラックに変更したいという要望は多く、現在コンチネンタルGTシリーズ全体の38%をブラックラインが占めているという。
エンジンは地域によって異なる場合があるが、ベントレーを象徴する6.0リッターW12ツインターボ(635PS)と4.0リッターV8(550PS)の2種類から選択が可能。
クロームが艶やかなブラックに統一されるエクステリア
ブラックラインでは、ベントレーのウィングド「B」バッジを除き、エクステリアのすべてのブライトウェアがブラックに統一され、ラジエターグリルベゼルもブラックになる。GTマリナーでは、アッパーミラーキャップがサテンシルバーだが、ブラックラインでは黒光りする「ベルーガ」に。マリナー独特のマトリクスウィングベントもブラックアウトされ、「Mulliner」のロゴだけが輝く。ラジエターグリルは、ブラックに明るい縁取りで奥行きを感じさせるデザインのまま、ブラックのバンパーロアグリルへとつながっている。
GTマリナーブラックラインのホイールは22インチ、リムはブラック塗装仕上げ、セルフレベリングバッジにはクロームのリングを装着。また、コントラストの効いたポリッシュ仕上げの「ポケット」が印象的なマリナー製ブラックホイールも、オプションとして近々追加される予定。
職人技が光る、豊富な選択肢のインテリア

インテリアではGTマリナーの豪華さはそのままに、マリナーが提供する多くのカラーから好みのものを選べるほか、豊富なレザーとステッチをベースにベントレーが勧める3色コンビネーションも8種類用意される。
インテリアには「マリナー ドライビング スペシフィケーション」が標準設定され、シートとドアとリアクォーターパネルはベントレー独自の「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトで彩られ、ステッチによりダイヤモンド模様が引き立てられる。キャビン全体に施されるステッチはなんと約40万針。ひとつのダイヤモンド模様に712針、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列されているという、自動車業界屈指の職人技によるものだ。
ベントレーマリナー:世界随一の歴史をもつコーチビルダー

ベントレーマリナーは顧客の注文を受け、世界に1台だけのベントレーを1000台以上生み出してきた。マリナーはコーチビルダーとしての長い歴史を持っているが、現在はベントレーのビスポーク部門としての地位を築き、専門の職人を擁する3つの部門で構成されている。
「ベントレーマリナーコーチビルド」部門では、顧客がパーソナルコミッションガイドを介して専任デザイナーと打ち合わせを重ね、希望どおりのクルマを仕立てることが可能。この部門で最初に製作されたのが「ベントレー マリナー バカラル」であった。
「ベントレー マリナー クラシック」部門では、マリナーのスペシャリストらで構成されるチームにより、クラシックモデルが一台一台手作業で製作される。最初の復刻モデルは「ブロワー コンティニュエーション シリーズ」。3つ目の部門である「ベントレー マリナー コレクション」は、ベントレーのラインアップをベースにラグジュアリー性をさらに高めた派生モデルを製作するほか、新車のカスタマイズにも対応している。

