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更新日:2024.02.26 / 掲載日:2021.11.04

メルセデス・ベンツ Gクラス|語り継がれる名車の系譜 vol.11|

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ
※中古車参考価格はすべてグーネット2021年10月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年12月号の内容です)

世にSUVは数あれど、すれ違うと思わず振り向いてしまうモデルは非常に少ない。今回注目するGクラスは、注目度の高さでは間違えなくナンバーワンだ!

伝統と革新が調和したSUVのスタープレーヤー

まさに想定外の人気継続!?

 今やメルセデスファンならずとも、SUVファンならずとも、Gクラスは最も有名なオフローダーの1台だろう。デビューは42年前の1979年。「G」のネーミングは、源流となったNATO(北大西洋条約機構)に納入された軍用車(ゲレンデヴァーゲン)へのセルフ・オマージュといえる。
 スクエアなボディからみなぎる力強い存在感は、自身の目的を見失わず、頑なに我が道を進んできた意志すら感じさせる。もちろん、Gクラスはこの長期間、必要に応じて進化し続けてきた。1981年にはATやエアコン、1990年にはフルタイム4WDシステム(一部プロユースにはパートタイム式も用意)、1994年にはフロントベンチレーテッドディスク、2001年には大幅マイナーチェンジし、カーナビ付きオーディオやクライメートコントロール、ESP、4ETS、ブレーキアシストの装着まで行なっている。
 そう、この2001年モデルから、ここ日本でもブレイクし始めたのだ。そして、2018年。コードネームこそW463を継続しているが、実質的なフルモデルチェンジを実施。タフなオフロード性はそのままに、ラグジュアリーSUVとしても無敵の1台に生まれ変わった。
 まさに見ても乗っても感じられる絶対的な存在感とパフォーマンス。これをスターといわず何という。

メルセデス・ベンツ Gクラスはこんなクルマ

スクエアなデザインが、最大のアイコンとなっているGクラス。最新モデルは、メルセデスのサルーンを思わせる快適性をも実現。「いつかはGクラス」といったラブコールを受け続ける数少ない1台といえる。
現行モデルは軍用車両出身といった面影がどこにもない。洗練されたラジュアリー空間でオーナーをもてなしてくれる。
至極快適なフロントシート。また、特筆すべきは、先代モデルでよく聞かれた跳ね気味になる乗り心地が大幅に改善された。
100%EVのコンセプトモデル「EQG」。最新の電動プラットフォームとインフォテインメントシステムを搭載して登場予定。こちらも気になる!

[メルセデス・ベンツ Gクラスが名車になった理由]その性能の高さは、世界中で証明されている

軍用車をルーツに持つプロのための本格モデル

 Gクラスは、そもそも軍用車としての活躍を想定して開発され、それが民生化されたモデルだ。1979年のデビュー当初は「ゲレンデヴァーゲン(460シリーズ)」として登場。そのオフロード性能の高さは、写真を見れば一目瞭然!

強固な車体その秘訣はラダーフレーム

 ラダーフレームには、強靭さと同時に長年の仕様に耐える堅牢性がある。現在多くのSUVと呼ばれるクルマがモノコックボディを採用するなか、Gクラスは新型にもラダーフレームを採用。それも新開発するほど力を入れている。

特に先代モデルは取りまわし性に優れていた事実

 Gクラスというと、その逞しいスタイリングから、「さぞ運転が大変そうだ」と思われがち。しかし、特に先代モデル(たとえば1991年の300GE)の全幅はなんと1800mm! かなりスリムで細い道にも行ける。

故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の特別専用車

 Gクラスには、特注仕様も存在する。こちらはローマ法王故ヨハネ・パウロ2世の専用車「パパ・モービル(G Popemobile)」。230Gの後部にアクリル樹脂製のドームを載せ、法王の姿が遠くからも見えるようになっていた。

世界中で話題となった究極のオフローダー

 Gクラスに6輪駆動のドライブトレインを搭載し、スタンダードモデルでも優秀なオフロード性能を究極に高めた特別仕様車「G 63 AMG 6×6」も2014年に登場。その存在感には度肝を抜かれた。日本では当時8000万円!

冒険にはうってつけのタフな相棒

 Gクラスはまた、ユーザーの保有期間が長いことでも知られている。一度手にしたら手放せなくなる個性と実用性の高さ。まさに「いいモノの永く」というクルマとの素晴らしい関係性を表している事実だろう。

いま買いの中古車たち

メルセデス・ベンツ Gクラス(現行モデル)

 2018年にモデルチェンジした最新型のGクラス。スクウェアなデザインは先代モデルを引き継いでいるが、サイズは大型化して室内の品質は大幅にアップ。ATは9速になり、環境性能も高められた。

中古車参考価格帯:1420万円~2000万円(18年~21年 AMGをのぞく全グレード)

メルセデス・ベンツ Gクラス(現行モデル AMG)

 メルセデスAMG G63には、585馬力の4LV8ツインターボを搭載。AMGによる強化ブレーキ、AMGライドコントロールサスペンションを採用し、高速安定性を確保。フロントまわりも専用デザインとなる。

中古車参考価格帯:1970万円~2780万円(18年~21年 AMG全グレード)

メルセデス・ベンツ Gクラス(先代モデル)

 1970年代末から連綿と生産され続けた先代のGクラス。パワートレインは時代によってさまざまなものを搭載。中古車としては3Lディーゼルが豊富。高いオフロード走破性と豪華な内外装も魅力となっている。

中古車参考価格帯:400万円~1300万円(94年~19年 AMGをのぞく全グレード)

メルセデス・ベンツ Gクラス(先代モデル AMG)

 G 63には5.5L V8ツインターボ、G 65には6LV12ツインターボを搭載。圧倒的なハイパフォーマンスを実現し、パワフルな走りを実現。AMGライドコントロールサスペンションで足まわりも強化される。

中古車参考価格帯:500万円~1300万円(04年~19年 AMG全グレード)

メルセデス・ベンツ Gクラスの中古車を探す
  • 支払総額:1798万円
  • 車両本体価格:1780万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2019年
  • 走行距離 : 2.8万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:1968万円
  • 車両本体価格:1938万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 0.7万km
  • 車検: 検8.5
  • 支払総額:1798.8万円
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 0.8万km
  • 車検: 検7.9
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.1万km
  • 車検: 検6.11
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  • 車両本体価格:1828万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 1.8万km
  • 車検: 検7.3
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.1万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 0.5万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.1万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2024年
  • 走行距離 : 30km
  • 車検: 検9.5
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 2.0万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.0万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 2.8万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 0.6万km
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  • 車種 : Gクラス
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 3.4万km
  • 車検: なし
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 2.1万km
  • 車検: 車検整備付
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 2.0万km
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 0.5万km
  • 車検: 検6.12
  • 支払総額:1677万円
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 1.4万km
  • 車検: 検8.1
  • 支払総額:1677万円
  • 車両本体価格:1646万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 2.6万km
  • 車検: 検7.12
  • 支払総額:1674万円
  • 車両本体価格:1648万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.9万km
  • 車検: 検6.7
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  • 車両本体価格:1878万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 0.5万km
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  • 支払総額:2186万円
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 230km
  • 車検: 検8.12
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 0.6万km
  • 車検: 検6.9
  • 支払総額:1624万円
  • 車両本体価格:1600万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 4.5万km
  • 車検: 検6.12
  • 支払総額:1624万円
  • 車両本体価格:1600万円
  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 2.4万km
  • 車検: 検6.12
  • 支払総額:1603万円
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  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 4.1万km
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  • 支払総額:1695.8万円
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 1.7万km
  • 車検: 検6.12
  • 支払総額:1825万円
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  • 車種 : Gクラス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 1.0万km
  • 車検: 検7.12
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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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