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更新日:2021.10.06 / 掲載日:2021.10.06
「アウトモビリ・ピニンファリーナ バッティスタ」デザイン賞を受賞

イタリアの自動車ブランド「アウトモビリ・ピニンファリーナ」は、現地時間の10月1日から3日までイタリアで開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにおいて、市販予定の「アウトモビリ・ピニンファリーナ バッティスタ」がデザイン賞を受賞したと発表した。
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バッティスタが製造されているカンビアーノ工場から車で数時間の距離にあるコモ湖畔で、バッティスタはヴィラ・デステのデザイン賞を受賞し、10月1日から3日にかけて特注仕様車が初めて公開され、欧州デビューを果たした。
アウトモビリ・ピニンファリーナのチーフデザインオフィサーであるルカ・ボルゴーニョ氏は次のように述べた。「私たちは、個性的なバッティスタをヴィラ・デステに持ち込み、お客様が車をパーソナライズする際に選択できる様々な色や素材の選択肢を紹介しました。デザイン賞を受賞したことは、今年末の最初のお客様への納車に向けてのカウントダウンを開始するための素晴らしい方法です」。
この車両は、コンセプトカー&プロトタイプ部門での受賞に加え、「GQ」誌の「エレクトリック ハイパーカー オブ ザ イヤー」、「Electrifying.com」誌の「Electric Dream」賞を受賞し、ヴィラ・デステのゲストが投票した「デザイン賞」を受賞した。
洗練されたカラーと手作業で仕上げられた特別な車両
ヴィラ・デステでは、アウトモビリ・ピニンファリーナが、伝統的なカラーコンビネーションに独自の解釈を加え、バッティスタの美しいプロポーションとエレガントなデザインをさらに際立たせた。
手作業で仕上げられたエクステリアには、印象的なヴェルデ・パラディーゾのメタリックペイントが施され、フロントノーズとリアウイングがコーディネートされ、さらにボディ下部とリアディフューザーにはカーボン・アクセントパックが採用された。また、ブラック・エクスポーズド・シグネチャーカーボンエレメントとネロ・フィニッシュのトレードマークである “Gocciaルーフ “を組み合わせたエクステリアジュエリーパックでは、ブラッシュド・アノダイズド・アルミニウムアクセントを採用している。
エクステリアのカラースキームは、精密に磨かれた鍛造アルミニウム製のインパルソ・グロス・ブラックアロイホイール、ブラッシュド・アノダイズド・アルミニウム製のセンターロックリング、控えめなシルバーに塗装されたブレーキキャリパーによって補完された。
インテリアには、専用のサステイナブルタンレザーシートを採用し、キルティング加工を施すことで、より一層のラグジュアリー感を演出。GTシートには、タンのシートベルトと、ブラックのエクスポーズド・シグネチャー・カーボンのディテールが組み合わされた。インテリアジュエリーパックでは、ブラッシュド・アノダイズド・アルミニウムのディテールに加え、ブラック仕上げのステアリング・ホイールとフロア・マットが用意されている。
バッティスタ 最初の納車は今年末から

バッティスタは、8月に米国カリフォルニア州で開催されたモントレー・カー・ウィークでのワールド・プレミアに続き、欧州でのデビューとなった。
米国では量産仕様のバッティスタが公道デビューし、顧客にとって初めて路上でその姿を見る機会となった。また、限定150台のバッティスタのうちわずか5台しか存在しないバッティスタ・アニヴェルサリオも公開されるなどした。
バッティスタは先行量産車の生産が完了し、最初の納車は今年末から予定されているという。
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アウトモビリ・ピニンファリーナ バッティスタ
現行のF1レーシングカーよりも速い0-100km/h 2秒以下のスピードと、最高出力1,900ps、最大トルク2,300Nmを発揮する純電気自動車。バッティスタに搭載された120kWhのバッテリーは、各ホイールに1つずつ搭載された4つの電気モーターに電力を供給し、1回の充電で500km以上の航続距離を実現。イタリアのカンビアーノにあるピニンファリーナ社のアトリエで、150台限定で製造される。