輸入車
更新日:2021.08.20 / 掲載日:2021.06.29
メルセデス・ベンツ新型「C クラス(セダン/ステーションワゴン)」を発表 全モデル電動化

メルセデス・ベンツC クラス
メルセデス・ベンツ日本株式会社は6月29日、新型 C クラス(セダン/ステーションワゴン)を発表し、8月下旬以降から C 200 およびC 220 d 各モデルの先行予約の受付を開始予定であると発表した。
なお、セダンの C 200 及び C 220 d については本年秋頃、C 200 4MATIC は 2022 年第一四半期、C 350eについては 2022 年中頃(メーカー希望小売価格は未定)、ステーションワゴンの C 200 およびC 220 d については 2022 年第一四半期の配車開始が予定されている(予定のため変更の可能性がある)。
※(2021年8月加筆修正)メーカーの発表に基づき、先行予約の開始時期を当初発表の「7月下旬」から「8月下旬以降」に修正しています。
メルセデス・ベンツC クラスステーションワゴンの新車見積もりはこちら
メルセデス・ベンツC クラスステーションワゴンの中古車一覧はこちら
Sクラス譲りの新技術が多数採用された新型Cクラス

メルセデス・ベンツC クラス フロント
新型Cクラスはサポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定、片側130万画素を誇るDIGITALライトによる効果的な夜間の視界確保や、良好な取り回しや優れたハンドリングを実現するリア・アクスルステアリングなど、フラッグシップモデルである新型Sクラス譲りの新技術を多数採用。
また、エクステリアとインテリアのデザインにも新型Sクラス譲りの要素を取り入れながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現。さらに、ISGとプラグインハイブリッドにより、全ラインアップを電動化(電動化モデルは、純電気自動車、プラグインハイブリッド車およびISG・BSG(48Vマイルドハイブリッド)採用車を含む)。
エクステリアデザイン
疾走感のあるダイナミックなプロポーションは、短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、そしてリアオーバーハングの組み合わせによるもの。ウインドスクリーンとキャビンを大きく後方に置くことで、Cクラスらしい、伝統的でありながらスポーティなプロポーションとなっている。先代モデルと比較し全幅の拡大は10mmに抑えながら、全長は65mm伸長し、伸びやかなシルエットに(どちらも欧州参考値)。また、曲線を描く彫刻的な面により、特殊な陰影を生み出している。
インテリアデザイン

メルセデス・ベンツC クラス インテリア
インテリアデザインについても新型Sクラスの要素を取り入れながら、Cクラスらしいスポーティさが加えられている。
ダッシュボードは上下2つの部分に分かれており、上部は翼のような形状、下部には大きなインテリアトリムがあしらわれており、センターコンソールからダッシュボードへと途切れなく続く。また、ドライバーを重視することでスポーツ感を強調すべく、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けた新しいデザインが採用された。運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは、自立型でダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。
全モデル電動化されたパワートレイン

新型 C クラスのパワートレインは ISG(Integrated Starter Generatorの略。マイルドハイブリッドシステム)、もしくはプラグインハイブリッドにより全ラインアップが電動化された。
C 200 および C 200 4MATIC 各モデルには、エンジン単体で 204PS(150kW)、300N・m を発生する、新型の 1.5 リッターの直列 4 気筒ターボエンジンの「M254」が採用される。C 220 d 各モデルには、エンジン単体で 200PS (147kW)、440N・mを発生する、2.0 リッターのクリーンディーゼル直列 4 気筒ターボエンジンの「OM654M」が採用される。
両パワートレインとも、エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステムのISGによって、短時間、最大で20PS (15kW)、200N・mのブーストが可能で、従来型の C 200 と比較しても、エンジン、モーターの双方がより強力になっている。
また、C 220 d においては、メルセデス・ベンツ初のクリーンディーゼルエンジンとISG を組み合わせたモデルとなる。高トルク、省燃費が売りのクリーンディーゼルエンジンに、電気による緻密なサポートが組み合わさることで、さらにスムーズな加速感と、燃費の低減に寄与する。
2022 年内の日本導入が予定されている C 350 e は、204PS(150kW)、320N・m を発生する新型 1.5 リッター直列 4 気筒ターボエンジン M254 に、最大 129PS(95kW)、440N・m を発生する電気モーターを組み合わせた、プラグインハイブリッド。
内部に冷却システムを備えた 25.4kWh の大容量のリチウムイオンバッテリーを採用し、回生ブレーキによるエネルギー回収能力を高めるなどの結果、電気のみでの走行可能距離 100km を達成。日常生活の近距離では、電気自動車のように電気のみでの走行を主とし、遠距離のドライブでは、エンジンと併用することで、充電状況を気にすることなく使用することができ、利便性の高い電動モデルとなっている。
※電動化モデルは、純電気自動車、プラグインハイブリッド車、およびマイルドハイブリッド採用車のいずれかを指す。
※数値は全て欧州参考値

ラインアップとメーカー希望小売価格
【セダン】モデル | ステア リング | エンジン | メーカー希望小売価格 |
---|---|---|---|
C 200 アバンギャルド (ISG 搭載モデル) | 右 | 1.5L、直 4 直噴ターボ | ¥6,510,000 (¥5,918,182) |
C 200 4MATIC アバンギャルド (ISG 搭載モデル) | 1.5L、直 4 直噴ターボ | ¥6,810,000 (¥6,190,909) | |
C 220 d アバンギャルド (ISG 搭載モデル) | 2.0L、直 4 直噴ディーゼル ターボ | ¥6,790,000 (¥6,172,728) | |
C 350 e アバンギャルド | 1.5L、 直 4 直噴ターボ +プラグイン ハイブリッド | 未定 |
【ステーションワゴン】
モデル | ステア リング | エンジン | メーカー希望小売価格 |
---|---|---|---|
C 200 アバンギャルド (ISG 搭載モデル) | 右 | 1.5L、直 4 直噴ターボ | ¥6,770,000 (¥6,154,546) |
C 220 d アバンギャルド (ISG 搭載モデル) | 2.0L、直 4 直噴ディーゼル ターボ | ¥7,050,000 (¥6,409,091) |
・上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない 車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。 メーカー希望小売価格は参考価格です。価格は販売店が独自に定めておりますので、詳しくは各販売店に お問い合わせ下さい。
・ISG は Integrated Starter Generator の略称です。
※(2021年8月追記)メーカー発表に基づき、メーカー希望小売価格の表記を発表時(2021年6月29日)から、3万円(税込)引き下げたものに修正しています。