車のニュース
更新日:2021.04.09 / 掲載日:2021.04.09
日産、抗菌仕様のステアリングとシートを順次採用の方針

日産自動車株式会社は、8日、今後新たに国内で発売する車両に、順次、抗菌仕様のステアリングとシート*1を採用すると発表した。
*1 車種やグレードにより、抗菌仕様のステアリングのみ採用となる場合がある。また、シートについては、グレードや材質等の違いにより、抗菌仕様の適用範囲が異なる。
ユーザーの衛生意識の高まりを受け
昨今のユーザーの衛生意識の高まりを受けて実施するもの。また、日産の調査によると、多くの方が清潔な車内空間の持続性を求めており、特に「手や体が触れるところが抗菌されていること」を重視する人が多いという結果が出た。
このような調査結果を受け、新たに発売する車両のステアリングやシートに、抗菌性能を有した材質を採用することに。なお、これらの材質は、JIS/ISO規格に沿って抗菌効果を有することが実証*2されているという。
*2 特定の菌や使用環境下における検証結果であり、すべての菌に対して効果を保証するものではない。
規格 | 効果 | |
---|---|---|
布地シート | JIS L 1902(ISO 20743) [繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果] | 抗菌活性値2以上 (99%の菌を減少) |
本革・合成皮革シート ステアリング | JIS Z 2801(ISO 22196) [抗菌加工製品ー抗菌性試験方法・抗菌効果] | 抗菌活性値2以上 (99%の菌を減少) |
また、日産は全国の販売店舗で、車室内やシートに付着したウイルスや菌を除去する「車両用クレベリン」の施工や、抗ウイルス剤がフィルターで捕捉したウイルス・菌の活動を抑制する「クリーンフィルタープレミアム」の装着サービスを、顧客の要望に応じて実施している。
日産は、新しい生活様式の広がりを受け、クルマという隔離された移動手段を希望するユーザーに向け、車両の仕様変更や各種サービスの拡充に取り組む考えだ。