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更新日:2021.02.25 / 掲載日:2021.02.23
【新型&定番大攻略】PEUGEOT 208/e-208

【新型】2020・7デビュー
全方位に大進化を達成したプジョー自慢の新世代モデル
ガソリン車もEVも走りの質感が大幅アップ
オシャレに格好良く個性を主張できるのがプジョーの魅力。そんな理由もあってやはり内外装デザインは第1の訴求点だ。
そして第2の訴求点は走りの良さ。採用した1.2Lターボの3気筒の荒さを気にしてか最高出力も最大トルクも控え目だが、トルコンATの採用もあって、速度を問わず滑らかで扱いやすい。長めのサスストロークを使った軽快なハンドリングで、高速域での安定性も良好。ベーシックグレード以外は全車速ACCとライン制御型LKAを標準装着するなど、国産車並みの安全&運転支援機能も充実している。
標準系に加えて、飛び道具的な戦略モデルとして加わるのがEVのe-208。航続距離こそ短中距離用途に制限されるが、それ以外はこちらの方が上。瞬発力に優れた伸びやかな加速や据わりのいい操縦感覚など、走りの質感や車格感が大幅に向上している。環境対応だけでなく、クラスを超えたプレミアムが楽しめることは大きな強みだ。
PEUGEOT 208/e-208


●価格:249万9000~426万円

すっきりとした印象のインテリア。メーターやセンターディスプレイ、スイッチ類のデザインもモダンかつ実用的だ。
奥行きと広がりを感じる独特の浮遊感が印象的なメーター。
スポーティでカジュアルなシート。若々しさを感じさせる。
ガソリン車は全グレード1.2L直3ターボを搭載。100PS/205Nm(約20.9kg・m)を発揮する、低中速域のトルク特性を意識した仕様。

e-208のフロントモーターは100kW/260Nmとガソリン車よりも1ランク上の動力性能を発揮。プジョーはNAの2.6L級の大トルクを持つと評している。
CCDカメラやレーダー、ソナーを用いた最新ADASを採用。全車速ACCや操舵支援もカバーするLPAなど充実装備も大きな見所だ。
【攻略のツボ】話題のピュアEV「e-208」を本当に選んでも大丈夫?
実用面はガソリン車に及ばないが、プレミアム重視ならアリ
e-208のカタログ航続距離は403kmだが、これはJC08モード値である。実用走行で安心して伸ばせる走行距離は300kmくらいと考えるのが賢明。ターボ車との価格差は約130万円であり、航続距離も含めて実用性を考えると厳しい。約390万円からという価格はリーフやホンダeと正面からぶつかる設定。輸入モデルながら急速充電には日本標準のチャデモを採用。キャラは三車三様だが、走りのプレミアム感を求めるならe-208は筆頭候補だ。