中古車購入
更新日:2025.01.08 / 掲載日:2021.02.06
トヨタ アリオンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
トヨタ アリオンの歴史
アリオンは、1970年にトヨタから発売されたカリーナの後継車として登場しました。「上質と高機能」をコンセプトに掲げ、広くて快適な室内空間がとても人気で注目を集めます。また、自動車教習所の教習車として採用されていたこともあり、運転のしやすさでは非常に人気がありました。ALLION(アリオン)という車名の由来は、「ALL IN ONE」と「あらゆるジャンルの車のいい部分をこの1台にまとめる」という意味があり、願いが込められています。
2001年に初代アリオンは販売が開始されます。誕生当初には、その後20年に渡って設定され続ける以下の6グレードが設定されました。
・アリオン A15
・アリオン A18
・アリオン A18 Gパッケージ
・アリオン A18 Sパッケージ
・アリオン A20
・アリオン A20 Sパッケージ
翌年には「アリオン A15 Gパッケージ」が追加設定されます。
2007年にフルモデルチェンジを行い、2代目が登場します。車の大きさは初代と同じで、車内の長さと幅が広くなり、快適な室内空間を実現しました。広々とした車内に上質な雰囲気が感じられるようにインテリアに木目調を使用しており、人気を集めます。
2016年にマイナーチェンジが行われて、フロントデザインの変更やボディカラーが5色追加されました。また、エクステリア・インテリアも変更されたため、注目を集めます。
まず、エクステリアではスポーティーな雰囲気の中にも高級感のあるデザインが特徴となりました。さらにインテリアは、高級感があって広々としたスタイルに変わります。特に後部座席は、大人が余裕をもって足を組むことができるくらい室内が広く設計されました。また、後部座席を倒すことで大きな荷物も余裕をもって積むことができるようになっています。
2020年には、トヨタが2021年3月をもってアリオンが生産終了となることを発表しました。もう間もなく、アリオンはおよそ20年の歴史に幕を閉じることになります。
アリオン A15
ベースグレードとして誕生した「アリオン A15」
1.5Lモデルながら上級グレードからほとんど装備レベルを落とすことなく、かつ軽快な走りを体感できるようになっています。
ミニバンに負けないシートアレンジの豊富さを備えており、荷室と客室の隔壁をなくせるようにリアシートを大きくリクライニングできるようなっているのが特徴です。長いホイールベースを活かし、前席のシートバックを後ろに倒して後席とつなげるフルフラットを可能にしています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:91.3万円〜122.3万円
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:流通量希少により算出不可
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:流通量希少により算出不可
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
アリオン A15は20年以上設定されているグレードですが、中古車はほとんど流通量していません。特に初代の年式の中古車は、1台もありませんでした。
先代モデルとの比較
アリオン A15は、アリオン誕生当初から設定されています。このグレードは上質と高機能をメインテーマに開発されたミディアムセダンです。
エンジンは1NZ-FE型で、トランスミッションは4ATが採用されました。フルオートエアコンやパワーウィンドウ、UVカットガラスなどを標準装備しています。
この世代の中古車は、現時点で1台も流通していません。どの個体もあまり車両状態がよいというわけではないので、2代目以降の個体を選んだほうがよいものを見つけられるでしょう。
エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。
第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A15は、この世代でもベースグレードとして設定されました。エンジンは先代同様1NZ-FE型を搭載し、トランスミッションは無段変速CVTが採用されています。
この世代の中古車は、先代と比べると多少は多く流通しているという状況です。しかし、決して豊富というわけではないのでそれぞれの車両状態をよく確認することをおすすめします。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1695mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。
アリオン A18

スポーティーさと洗練さを兼ね備えた「アリオン A18」
スポーティーさと洗練さを兼ね備えたこのグレードは、1.8L 直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。駆動は、2WDと4WDが設定されました。
エクステリアは、押し出し感のあるフロントグリルや精悍さを増したシャープなヘッドランプなど、高級感とスポーティーさを表現。
インテリアのインストルメントパネルは、センタークラスターからシフトレバー付近までの形状を変更し、一体感のあるシャープで洗練されたデザインを実現しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:流通量希少により算出不可
2009年式:70.4万円
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:101.4万円
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:流通量希少により算出不可
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:139万円
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
アリオン A18もアリオン 15同様、中古車流通量はわずか数台でした。年々、流通台数が減少しているため、どうしても購入したい方は早めに検討することをおすすめします。
先代モデルとの比較
アリオン A18は、アリオン誕生当初から設定されたグレードです。搭載されているエンジンは1ZZ-FE型で、トランスミッションは4ATが採用されました。フルオートエアコンやパワーウィンドウ、UVカットガラスなどを標準装備しています。
この世代の中古車は年式が古いので、数台流通しているという状況です。車両状態も年式相応のものが多いため、価格もかなり安くなっています。
エンジンは1.8L直列4気筒ターボ最高出力132ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。
第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A18は、2代目でも上級グレードとして設定されました。搭載されているエンジンは、この世代から2ZR-FE型に変更されています。2代目登場当初はフルオートエアコンを装備していましたが、2010年以降はマニュアルエアコンに変更となりました。
この世代のアリオン A18の中古車は、それなりの台数が流通しており、年式も新しいものが多いため、まだ高値で取引されている個体も多いです。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1695mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。
アリオン A20

アリオンの最上級グレード「アリオン A20」
5ナンバー枠に収まる4ドアセダンボディを架装しているアリオンA20は、2.0Lエンジンを積むアリオンの最上級グレードとして位置づけられています。
初代では1AZ-FSE型エンジンを搭載していましたが、2代目では3ZR-FAE型エンジンに変更となりました。上級グレードらしく、フルオートエアコンやパワーウィンドウ、本革巻きステアリング、UVカットガラスなどを標準装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少により算出不可
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:流通量希少により算出不可
2009年式:90.5万円
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:流通量希少により算出不可
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:流通量希少により算出不可
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:151.5万円
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
アリオン A20もアリオン誕生当初から20年設定されているグレードですが、現時点の中古車市場では数台しか流通していません。初代に限っては1台も流通していないようです。
先代モデルとの比較
アリオン A20は、アリオン誕生当初から設定されたグレードです。搭載されているエンジンは1AZ-FSE型で、トランスミッションは無段変速CVTが採用されました。
この世代の中古車は1台も流通していません。年式も古いので状態のよいものも少ないと考えられます。そのため、無理にこの世代のアリオン A20を選ぶよりも、2代目を選んだほうが条件に合った車両を見つけやすいでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。
第2世代(現行モデル):2008年~2021年
2代目のアリオン A20は、2代目が登場した翌年の2008年から設定されます。搭載されているエンジンは、この世代から3ZR-FAE型に変更しました。
先代は全く流通していなかったアリオン A20の中古車は2代目から流通していますが、台数はあまり多くはありません。年式によっては1台も流通していないこともあるので、車両状態を良く確認した上で購入を決めたほうがいいでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4590mm×全幅1695mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」と、漆黒の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」が人気です。
アリオン A15 Gパッケージ
アリオン A15にGパッケージを装備した「アリオン A15 Gパッケージ」
エンジンは、1.5L直列4気筒DOHCエンジンを搭載しました。
インテリアでは、明色・メーター指針を白に統一することで高級感を付与するとともに視認性を向上させています。
安全装備には、複数の予防安全装備をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C」に加え、駐車時などにおける衝突回避や、衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナーを標準装備しました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2002年式:流通量希少により算出不可
2003年式:流通量希少により算出不可
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:流通量希少により算出不可
2007年式:94.4万円
2008年式:流通量希少により算出不可
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:84.2万円
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:132万円~150.2万円
2013年式:113.1万円
2014年式:112.7万円~131万円
2015年式:112.7万円
2016年式:129.1万円~174万円
2017年式:166.8万円~185.4万円
2018年式:145.2万円~164.3万円
2019年式:277.8万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不
アリオン A15 Gパッケージの中古車は、他グレードと比べて多くの台数が流通しています。そのため、他のグレードと比べて条件に合った車両を探しやすいでしょう。
先代モデルとの比較
アリオン A15 Gパッケージは、2002年から設定されたグレードです。UVカットガラスやウッドパネルを標準装備しています。安全装備では、サイドインパクトバーやブレーキアシスト、EBD(電子制動力配分装置)などが装備されました。インテリアでは、漆黒のパネルに指針や目盛り、文字、警告灯類が時間差で浮かび上がる演出で人気のあるオプティトロンメーターが装備されており、より快適な室内空間を実現しています。
ただし、初期年式はほとんど流通しておらず、入手するのは非常に困難でしょう。
エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4550mm×全幅1695mm×全高1470mmです。
第2世代(現行モデル):2007年~2021年
2代目のアリオン A15 Gパッケージでは、2010年に行われたマイナーチェンジで、スマートエントリー&スタートシステム、ラグジュアリーシート、盗難防止システムが搭載されました。
この世代のアリオン A15 Gパッケージの中古車は非常に豊富です。そのため、条件に合った車両を探しだすことができるでしょう。
エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力109ps。ボディサイズは全長4590mm×全幅1695mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・スーパーホワイトII
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ダークレッドマイカメタリック
・ダークシェリーマイカメタリック
・フロスティーグリーンマイカ
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。
※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。