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更新日:2021.11.10 / 掲載日:2020.01.30
ハイブリッドカーの寿命はどのくらい?短い?中古購入時のポイントも解説

グーネット編集チーム
最近すっかり主流の車となりつつあるハイブリッドカー。その寿命やガソリンエンジンとのコスト比較など、購入にあたり気になる点も多いのではないでしょうか。
ここでは、ハイブリッドカーのバッテリー寿命やエンジンの燃費などについて解説しています。中古でハイブリッドカーを購入する際のポイントもご紹介していますので、車選びの参考にしてみてください。
ハイブリッドカーの駆動用バッテリーの寿命はどのくらい?交換が必要?
ハイブリッドカーを持つ際に気になるのが、駆動用バッテリーの寿命です。乗っている間に交換が必要となるケースはあるのでしょうか。
ガソリン併用の場合バッテリーの負荷は少ない
電気自動車の場合、バッテリーの劣化は駆動に大きく影響しますが、ハイブリッドカーの場合はガソリンも併用できるため、電気自動車に比べるとバッテリーの負荷は少なくなります。
乗用車の平均的な寿命はおよそ8年程度、距離にすると10万km程度となっており、バッテリーの交換時期は5年を目安にするのが一般的です。
駆動バッテリーも使い方により寿命は前後しますが、最新型ハイブリッドでは15万km越えにも耐えられるような仕様になっているものもあります。
よほど酷使しなければ交換不要のケースが多い
ハイブリッドカーの発売初期には駆動バッテリーの寿命が短く、短期間で交換が必要なケースもあったようですが、現在のハイブリッドカーに搭載されているバッテリーの品質は向上しています。
バッテリーの寿命が平均的な車の寿命をカバーするようになっているため、よほど酷使しない限りは交換が必要になるケースは少ないといえるでしょう。
ハイブリッドエンジンとガソリンエンジンならどっちがお得?

グーネット編集チーム
もう1つ気になるのが、ハイブリッドエンジンの燃費です。ガソリン車と比べると、どっちがお得なのでしょう。
乗り心地・燃費共にハイブリッドカーが上
車種やグレードにもよりますが、結論からいうとガソリンエンジンよりもハイブリッドエンジンの方が乗り心地も燃費もかなりよいといえるでしょう。
発進時や加減速、エアコン使用時のアイドリングストップなど、ガソリンを消費する動作を電気で補える点は大きなメリットです。スムーズな走行感や乗り心地なども、ハイブリッドカーに軍配が上がります。
車両価格の高さがネックとなる
難点を上げるとするなら、ハイブリッドカーは車自体の値段の高さがネックとなります。燃費のよさと車購入時の価格差を考えた場合に、ガソリン車とどちらがお得であるかを判定するのはなかなか難しく、トータルコストを考えると厳しいのが現実です。
また、高速道路走行時にハイブリッドとガソリンの燃費はほぼ変わらない特徴があります。
街乗りよりも長距離を走ることが多いドライバーにとっては、燃費の差を感じにくい場合もあるでしょう。
ハイブリッドカーを中古購入する際のチェックポイントは?
中古のハイブリッドカーは購入価格を低く抑えられる点が魅力ですが、中古購入時にチェックするべきポイントはあるのでしょうか。
使用年数と走行距離をチェックしよう
中古でハイブリッドカーを購入する場合、使用年数と走行距離は必ずチェックしておきましょう。古い型でバッテリーが未交換のものは、交換に数10万もかかる場合があるので注意が必要です。
バランスよく丁寧に乗られたものがおすすめ
バッテリーの寿命はしっかりと使われるほど長くなるため、使用年数の割に走行距離が短い場合も、バッテリーの劣化が進んでいるケースがあります。車に対する負荷が小さすぎず大きすぎず、バランスよく乗られたものがおすすめです。
また、ハイブリッドカーはガソリン車よりも修理代が割高となりがちです。水没や事故などの修理歴がない車を選ぶのもポイントです。
まとめ
ハイブリッドカーのバッテリーは近年品質が向上し、車の寿命もカバーするため、酷使しない限り交換については気にする必要はないでしょう。乗り心地もよく燃費に優れる反面、車自体の価格がネックとなるハイブリッドカーは、中古車も視野に入れつつ購入を検討してみるのがおすすめです。