カーライフ
更新日:2019.09.17 / 掲載日:2019.09.17
【グーパーツ】DIYにチャレンジしよう!

ドアロックを解除したときなどに点灯してドライバーを迎えてくれるウェルカムライト。LED化をすることでさらにスタイリッシュな見た目に!
(掲載されている内容はグーパーツ2019年11月号の内容です)
足元を照らすウェルカムランプLED化でスタイリッシュに
ドアの下部やドアミラー下部に設置されている「ウェルカムライト(ランプ)」は、夜間での乗降車で足元を照らしてくれたり、ドアが開いていたりするのを教えてくれる警告灯的な役割も担う実用的な装備。装着されている車種は限られてはいるが、後付けキットなどを用いて装着するユーザーも少なくない。
足元を照らしてくれる実用的なアイテムである一方で、実はドレスアップ目的でLED化や後付けをしたりするユーザーも多いのだ。古いモデルだとハロゲン電球が多く、LEDと比べてもさほど視認性に差はないが、LED化が進んでいる昨今において消費電力の少ないLEDにしない理由が見当たらない。むしろ一部だけハロゲンのままでは見た目もよろしくないので、是非ともLED化をオススメしたい。
では取り付けについてだが、結論から言うと車種によってかなり違ってくるので難易度もさまざま。例えば新型のRAV4なんかは、ミラーをバラさなければソケットまでアクセスができない。そもそも新型のRAV4がハロゲン仕様というのも考えものだが…。今回取り付けたフォルクスワーゲン・ゴルフ5型はミラーをフロント側へ倒し、トルクスネジを使ってカバーを取るだけで簡単にアクセスができる。ソケットまでのアクセス難易度は車種によりけりだが、ソケットまでたどり着いてしまえばLED球と付け替えるだけで完了だ。
ここで注意してほしいのが、LEDに付け替えたら点灯チェックを必ずすること。商品自体に不具合があって点かなかったりすることももちろんあるのだが、LEDには極性があってプラスとマイナスを逆に付けてしまうと点灯しなかったりすることもある。なので、戻し作業の前に点灯チェックを行うことが大切だ。
今回のDIY
ピカキュウ T10 ハイパワー 3チップSMD 5連ウェッジシングルLED:1980円(参考価格)
ピカキュウ T10 ハイパワー 3チップSMD 5連ウェッジシングルLED:1980円(参考価格)
5連SMDの効果により、ほぼ360°スキなく照射が可能。またコンパクトな設計を採用することで、車種を選ばず装着することができる。
ピカキュウ
TEL.06-4256-4325https://www.pika-q.com/
主にクルマ用LED製品の販売を行うLED専門店。国産車はもちろん、輸入車にも対応した豊富なラインナップが魅力で、DIYユーザーから高い支持を得ている。製品の質もよく手頃な価格なので初心者にもオススメのショップだ。
ハロゲンランプとLEDランプの違い
ハロゲンとはフィラメントが発光するタイプのバルブでガスが充填されており、通電しているときに熱を持つ。LEDは発光ダイオードを使った照明で、ハロゲンよりも寿命が長く視認性も高い。発熱はほとんどない。
[DO IT YOURSELF]LEDバルブ
難易度 ★☆☆☆☆
1.ドアミラーを倒す

ドアミラーを手で押して前方に倒す。通常軽い力で倒れるが、力を入れても倒れない場合はドアミラーに問題がある可能性が高いので押さないようにする。
2.トルクスネジで緩める

ドアミラーを倒すと付け根部分にライトユニットのカバーが見える。トルクスネジのT10を使用して外す。
3.ライトユニットを取り出す

ネジを抜き取ったらユニットを取り外す。右側にツメがあるので、マイナスドライバーなどを用いてテコの原理で外す。マスキングテープを使用するとキズが付かない。
4.ゴムブーツソケットを引き抜く

ライトユニットを取り出すと、電球がゴムブーツソケットでユニットと接続されているので取り外す。コードを引っ張らずにソケットの根元を掴んで外そう。
5.LEDに差し替える

ハロゲン電球を取り外したらLED製品に付け替える。その際、奥までしっかりと差し込むと電極との接触が悪くなり点灯しないこともあるので、若干の余裕をもって差し込もう。
6.点灯確認

差し込んだら戻す前に点灯チェックを行う。点灯しない場合は極性を間違えている可能性があるので向きを変えて差し込み直したりしよう。
7.元に戻す
配線などに注意しつつユニットを元に戻す。LEDが片面だけの場合は、LEDの向きをしっかりと確認しよう。
完成

ビフォー

アフター
LED化でスッキリ
LEDに変更したことで見た目の印象も大きく変化。頻繁に点灯する場所ではないが、夜間時の写真映えは◎。大きな差はないがハロゲンよりも視認性が高いため、足元の確認もしやすくなっているのがうれしい。
写真/木村博道