カーライフ
更新日:2019.07.17 / 掲載日:2019.07.17
【グーパーツ】DIYにチャレンジしよう!

ドレスアップ入門編として人気の高いポジションランプのLED化。純正のハロゲンと比べてよりスタイリッシュになるほか、視認性も高まるのでオススメのカスタムメニューだ。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年9月号の内容です)
ドレスアップの定番! ポジションランプのLED化
夜間時に点灯が義務付けられているのがヘッドライトというのは常識だが、みなさんはポジションランプ(車幅灯やスモールランプともいう)の用途についてしっかりと理解はしているだろうか。
改めて説明すると、ポジションランプとは夜間停車時に対向する自動車や人などに対して、自車の車幅を知らせる目的で取り付けられているものだ。なかには走行中、薄暗くなってきたときに点灯する人も多く見られるが用途としては間違っている。ポジションランプを点灯すると同時にテールランプも点灯するため、ブレーキを踏んでいると間違われたりしてしまうので、こういったシチュエーションの場合では「デイライト(昼間点灯)」の使用が好ましい。
ポジションランプについて再度理解してもらったところで本題に移る。ポジションランプのLED化は、その手軽さやドレスアップ効果の高さからカスタムの定番メニューとなっていて、基本的にはノーマルの電球を外してLED製品に差し替えるだけで作業が完了する。車種によっては、ユニットにアクセスしにくい場所だったりもするのでしっかりと確認をしよう。
当然ながらポジションランプにも保安基準があり、その条件に満たしていなければ車検は通らない。なかでも特に気をつけたいのが「色」と「明るさ」だ。色に関しては「白色」であることが原則なので、青色や黄色など、他の色に変更すると不適合になってしまう。LEDの光の色をケルビン(K)という単位で表示している製品が多く見られるが、この場合、約6000K付近が白色と覚えておくといいだろう。また明るさに関しては、明るすぎても暗すぎてもだめで、「夜間時に前方300mから先の距離から目視できる」ことが条件となるので注意しよう。
今回のDIY
ピカキュウ T10 LEDバルブ(ワーニングキャンセラー内蔵) :2900円
ピカキュウ T10 LEDバルブ(ワーニングキャンセラー内蔵) :2900円
4014SMDを18個搭載。バルブ1球で全光束120ルーメンを実現した大光量LEDバルブ。側面360°で全方向をカバー。ムラなく全体を照射する。
ピカキュウ
TEL.06-4256-4325 https://www.pika-q.com/
主にクルマ用LED製品の販売を行うLED専門店。国産車はもちろん、輸入車にも対応した豊富なラインナップが魅力で、DIYユーザーから高い支持を得ている。製品の質もよく手頃な価格なので初心者にもオススメのショップだ。
ポジションランプの保安基準
★夜間時に前方300mの距離から点灯を確認できる
★光源が5W以上30W以下で照明部の大きさが15平方センチメートル以上
★灯光の色は白色
★上方15度、下方15度、内側方向45度、外側方向80度から見通すことができるもの
★300カンデラ以下の光度
[DO IT YOURSELF]LEDバルブ
1.バルブの位置を確認
ボンネットを開けるとヘッドライトの裏側にキャップがあるので外す。場合によってはエンジンルーム内の装置が邪魔となることもあるので、外したりする必要も。
2.ポジションバルブを確認

ポジションランプの位置を確認したらソケットを取り外す。その際、配線に注意して断線などしないように気をつける。
3.ユニットを取り外す

今回の作業車の場合、手では取り外しにくい位置にあったので配線に注意しつつラジオペンチを使って取り出した。エンジン停止直後だと熱を持っているので注意。
4.LEDに交換する

ノーマルの電球を取り出したらLED製品に付け替える。さらに戻す前に一度点灯するか確認することで二度手間を防ぐことができる。
5.元に戻す

配線に注意しながらソケットを元に戻す。LEDバルブがしっかりとはまっていないと、振動などで外れてしまい、ヘッドライト内に脱落してしまう恐れもあるので気をつけよう。
完成

ハロゲンとLEDの違い
助手席側のみ交換して純正との違いを比較してみた。あきらかにLEDのほうが明るく、そして見た目もかなりスタイリッシュに。年式が古いクルマだけに、リフレッシュ効果もバツグンだ。さらに愛着が高まること間違いなし!
ビフォー
アフター
写真/木村博道