カー用品・パーツ
更新日:2019.07.12 / 掲載日:2019.06.18
【グーパーツ】DIYにチャレンジしよう!

ドレスアップの定番であるテールランプのスモーク化。機能性などに関しては全く効果はないが、スモーク化によるドレスアップの効果はバツグンだ。ただしあまりに濃いスモーク化を施すと車検に通らないので絶対にやめよう!
(掲載されている内容はグーパーツ2019年8月号の内容です)
スモーク化で個性を主張 保安基準は絶対に守ろう
クルマのドレスアップの定番ともいえるテールランプのスモーク化。最近ではラバースプレー(剥がせる塗料)の台頭により、手軽にスモーク化ができる時代となった。また、初心者でも気軽にできるDIYとして人気。最近ではスポーツグレードなどで純正でスモーク仕様になっていたりもする。
ラバースプレーが登場するまでは、フィルムを使った手法がメジャーだった。フィルムでのスモーク化のメリットといえば、施工者の腕による明度の差がないことや、フィルム本体の安さにあるといっても過言ではないだろう。手軽さでいえば圧倒的にスプレー(剥がせないタイプも含め)が簡単なのだが、価格設定が基本的に高め。そもそもDIYは「いかに安くドレスアップできるか」がポイントであると筆者は思うので、今回は1500円ほどで手に入るウインドウフィルムを使い、テールランプのスモーク化を行う。
今回使用したのは、オートバックスなどのカー用品店で購入できるウインドウフィルムだが、すでにカットされている車種別フィルムなどもインターネットなどで購入することができる。手間や難易度を下げたい人はそちらの購入をオススメする。
施工内容自体は貼り付けるだけなので一見すると簡単と思われるが、実際にやってみるとこれがなかなかに難しい。とくにカーブしている部分がやっかいで、ドライヤーで熱を加えながらシワにならないように引っ張りながら貼り付ける。とくに最近の新型車などはテールランプのデザインも複雑化していることもあり難易度も高い。1人ではドライヤーを持ちながらフィルムを伸ばすことができないので、2人がかりで作業するのが理想だ。
今回は可視光線透過率50%の比較的薄めのものを使用した。あまり濃すぎるのは車検に通らないので注意しよう。
今回のDIY
AUTOBACS QUALITY 貼りやすいウインドウフィルム:1510円
AUTOBACS QUALITY 貼りやすいウインドウフィルム:1510円
紫外線99%カットの厚手のフィルム。可視光線透過率も幅広く、好みの濃さを選ぶことが可能だ。厚手なので貼りやすいのがポイント。
AUTOBACS QUALITY
TEL.0120-454-771 https://www.autobacs.co.jp
大手カー用品店オートバックスのプライベートブランド。手頃な価格帯ながら、芳香剤や小物、バッテリーやタイヤに至るまでの幅広いラインナップを誇る。ブランド名である“AQ.”は、「A級・永久」で高品質との意味もこめている。
車検時の注意ポイント
★色は赤色で光源は5W以上30W以下
★夜間に後方300mの距離から点灯が確認できる
★照明部分の大きさは15cm以上、位置は車両の最外側から40cm以内。高さは地上35cm以上150cm以下
★テールランプに損傷がない
[DO IT YOURSELF]ウインドウフィルム
1.ボディを保護しよう

テールランプを取り外す際に、ボディに傷が付かないようにマスキングテープを貼り付ける。
2.テールランプを取り外す

車種によって取り外し方は異なる。施工車の場合、ラゲッジの内装を剥がすとナットが出てくるので、13mmのレンチで取り外す。
3.ユニットを外す

テールランプユニットの配線コネクターを忘れずに外す。無理に引っ張って断線しないように慎重に作業しよう。
4.貼り付け面を脱脂

剥がれにくくするため、シリコンオフなどの油膜落としなどを用いてフィルムを貼るレンズ部分を確実に脱脂する。
5.大まかにカット

購入したフィルムの上に取り外したテールランプを置き、大体の大きさにカットする。少し余裕を持ってカットするのが理想だ。
6.中心から貼り付ける

霧吹きなどでテールランプを濡らしたら、中心部分から貼り付けていく。中心を起点に外側へ引っ張っていく感覚でやるとキレイにできる。
7.ドライヤーを駆使しよう

スモークフィルムは加熱することで伸縮する。この特性を利用しドライヤーなどで暖めながら湾曲した部分などを貼り込んでいく。
8.余分な部分をカット

大体貼り込むことができたら余分な部分をカットする。ギリギリで切ってしまうとフィルムが剥がれやすくなるので、余裕をもたせよう。
9.折り込む

しっかりとドライヤーで熱を加えながら折り込んでいく。折り込んだ部分は見えないので、不安であればテープなどで補強しよう。
10.テールランプを戻す

ユニットを戻しボルトなど付け忘れがないかをしっかりと確認して完了。コネクターが甘く刺さっていたりもするので、点灯確認も忘れずに。
完成
ビフォー
アフター
スモーク化でスタイリッシュ!
比較的薄い可視光線透過率50%ながらビフォーと比べると変化が見て取れる。リヤ全体の印象をキリリと引き締め、よりスポーティ感が強調された。手間は掛かるがドレスアップ効果は抜群だ。
写真/木村博道