新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.12 / 掲載日:2019.02.12
【HONDA CR-V】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK UP4】

HONDA CR-V

●価格帯:323万280~436万1040円
■主要諸元(EX 5名乗り仕様 FF)●全長×全幅×全高(mm):4605×1855×1680 ●ホイールベース(mm):2660 ●車両重量(kg):1520 ●パワートレーン:1496cc直4DOHCターボ(190PS/24.5kg・m) ●JC08モード燃費:15.8km/L ●燃料タンク容量(L):57[レギュラー] ●最小回転半径(m):5.5 ●最低地上高(mm):200
ターボもハイブリッドも最新型 走りの良さにも自信あり
ガソリン車のエンジンは、1.5L直噴ターボを搭載。ステップワゴンと同じVTECターボ+CVTの組み合わせだが、出力特性を変えたことで190PS/24.5kg・mと大幅に向上している。
日本導入に合わせてセッティングを煮詰めたこともあり、ライントレース性やハンドリング性能はクラストップレベルの実力だ。
大きく高まった走りの質感!先代との違いは明らか
先代から大きく進化したのは走りの質感。細かな揺れを抑えて、しっとりどっしりした乗り心地が車格感を高めている。動力性能も切れ味より余力を感じさせるタイプ。特にターボ車は1.5Lクラスとは思えないほど、力感溢れる走りを楽しめる。
ホンダの自慢の「i-MMD」を積む ハイブリッド車の実力も侮れない
i-MMDを搭載するハイブリッド車も評価が高い。電動からエンジン駆動への切り替えがスムーズで、アクセル操作の即応性もガソリン車感覚で問題なし。重厚な乗り味を好むユーザーも多いはずだ。
i-MMDはミドルレンジモデルを中心に採用が進む、ホンダの主力ハイブリッドシステム。最新の制御技術が注入されたこともあり、より洗練された電動/エンジンの出力特性を手に入れた。
多人数乗車も難なくこなす ユーティリティの高さも強み
ガソリン車は3列シート仕様が選べることも強み
だが、さらにサードシートが実用的であることも見逃せない美点。
ミニバンのサードシートほどの快適性はないが、多人数乗車がこなせることにメリットを感じるユーザーも多いはずだ。
弱点らしき弱点がない 上級SUVの優等生
日常とレジャーを上手にこなすSUVと評すれば、在り来たりの印象を覚えるかもしれないが、スポーティやスペシャリティの演出でバランスを崩すモデルもある。その点でCR-Vはバランスを保っているモデルであり、それが一番の魅力と言える。
パワートレーンは2Lハイブリッドと1.5Lターボの2タイプ。共にFFと電子制御4WDが用意されている。ハイブリッド車はオデッセイやステップワゴンにも採用されているエンジンを発電機として用い電動駆動するシリーズ式だが、弱点である高速巡航燃費をカバーするため、エンジン直動機構を備え、電動ならではの瞬発力と巡航での力感を上手にまとめている。入念に煮詰められた足回りのおかげもあり、乗り味の質感も良好だ。また4WD車は210mmの最低地上高を持ち、ある程度の悪路踏破性も備えている。
実用面では現行型で追加されたターボ車の3列シート仕様が見所。オデッセイには及ばないが、SUVの3列シート車としては実用性にも優れる。ホンダセンシングや通信機能付き純正ナビゲーションが標準装着となるなど、上級モデルにふさわしい装備水準を持つことも魅力の一つだ。
ライバルモデルも見逃せない TOYOTA RAV4 日本導入予想 2019年 春
RAV4とCR-Vはキャラクターも近く、国内外で激しいバトルを繰り広げている永遠のライバル。
まもなく登場する新型RAV4は、トヨタが持てる最新技術を惜しみなく注ぐはずだ。
先行するCR-Vを凌駕する トヨタの最新が注がれる
まもなく日本上陸が噂される次期RAV4がライバルの筆頭になるのは確実。新型のパワートレーンは複数用意されるが、主力となるのは最新のダイナミックフォースエンジンが組み合わされるハイブリッド車。燃費のみならずドライバビリティでも秀でた存在になるだろう。運転支援機能もトヨタ最新仕様となるのは間違いない。
CR-Vのオススメグレードは? EX(4WD)

動力性能のゆとり、ドライブフィール、燃費のいずれもハイブリッド車が上回るのだが、50万円を超える価格差に見合うとも言い難い。先進性に価値を見出せないなら、ガソリン車がベスト。標準仕様のEXでも装備は充実している。