新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.08 / 掲載日:2019.02.08
【LEXUS UX】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK UP3】

LEXUS UX

●価格帯:390万~535万円
■主要諸元(UX200)●全長×全幅×全高(mm):4495×1840×1540 ●ホイールベース(mm):2640●車両重量(kg):1470 ●パワートレーン:1986cc直4DOHC(174PS/21.3kg・m) ●JC08モード燃費:16.4km/L ●燃料タンク容量(L):47[プレミアム] ●最小回転半径(m):5.2●最低地上高(mm):160
レクサス最新の秘蔵っ子は 出し惜しみなしの優等生
UX200の2L直4NAエンジンは、174PS/21.3kg・mを発揮。レクサス初採用となる発進ギヤ付きのダイレクトCVTが組み合わされ、力強い走りと低燃費を実現している。
走りはスポーティに偏っているのかと思いきや、ウェルバランス型。路面からの突き上げを穏やかにいなす足回りはお見事だ。乗用車として纏まりが良く、万人にオススメできる。
幅広いステージに対応できる 扱いやすい余力感が好印象
新開発されたNA車もハイブリッド車も、タウン&ツーリングを高水準でまとめた印象。穏やかで扱いやすいドライバビリティや操縦性を持っており、高速走行時でも乗り疲れしにくい。大人味のSUVである。
全方位に贅沢さが溢れるプレミアムSUVの注目株
レクサス車にはトヨタ車よりも先鋭的かつスポーティというイメージもあるが、UXはプラットフォームを共用するC-HRよりも大人しい、あるいはウェルバランスの印象が濃い。それは外観の違いだけではない。
C-HR同様に悪路対応はほどほどでタウン&ツーリング主体のクロスオーバーSUVだが、パワートレーンは国内初となる、最新2L4気筒のNA仕様と2Lハイブリッドを搭載し、扱いやすさと余力が向上している。また、レクサス専用の改良も加えられており、一般路での乗り心地や静粛性にも優れ、操縦感覚共々穏やかで落ち着きのある走りを示す。近年レクサス車は、快適性や乗り味の質感向上を重視しているが、UXはその狙いどおり、上級モデルらしさを楽しませてくれる。
安全&運転支援機能は、トヨタの最新仕様を採用。LKAは先行車の走行軌跡を追従する、走行ライントレース機能も備える。その制御精度と実効範囲の広さはトップレベルの実力だ。
キャビン空間の贅沢な造りもレクサスならでは。1クラス上を食えるほど、“小さな高級車”を体現しているが、その分、高価格であることが泣き所だ。
スタイリングの印象は SUVよりもハッチバックに近い
全高は1540mmとかなり低め。SUVというよりもハッチバックに近い印象を受ける。
全幅も1840mmとやや幅広だ。世界戦略車であることは、ボディ寸法からも分かる。
レクサスの名に恥じない 高級感溢れるキャビン
キャビンはフロント優先の設計。
プレミアムモデルらしく、細部に至るまで丁寧に造りこまれており、輸入車勢顔負けの上質感が漂う。
特に本革シートのバージョンL車は、豪華な仕立てだ。
安全&運転支援はレクサスの 最新仕様を採用

安全&運転支援機能は、夜間歩行者対応型のプリクラッシュセーフティや、車線をトレース型運転支援のレーントレーシングアシストなど、レクサスの最新が惜しみなく投入される。
ライバルモデルも見逃せない LEXUS NX
●価格帯:441万1000~597万1000円
ちょうど良いボディサイズと上質なキャビン。UXもバランスが良いが、NXはさらに余裕がある。価格が許すならば、NXを選んでも後悔することはないだろう。
レクサスの上級モデルは 車体設計などで優位点も多い
C-HRと比較する向きもあるが、正直なところC-HRでは荷が重い。やはりライバルはレクサスNXだろう。NXはキャビンも荷室も一回り以上広く、加えてシャシー設計や車種設定もある程度の悪路走行前提ユーザーまでカバー。パワートレーンは最新とは言い難いが、2Lターボ車のパンチの効いた走りはUXとは違った魅力を持つ。
UXのオススメグレードは? UX200

エントリーでも400万円の大台に迫るクラスなので、価格差を考えると上位のハイブリッドを選んでもいいが、2L・NA車も余力感の演出や扱いやすさ、実用燃費で優れている。コスパも重視して選ぶなら、ハイブリッド車よりも魅力的だ。