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更新日:2019.01.24 / 掲載日:2019.01.10
日産エルグランド・一部改良で安全性能向上へ。フルモデルチェンジの噂も?

日産のプレミアムミニバン「エルグランド」は、2018年12月に一部仕様の向上と改良を実施しました。待望の自動ブレーキシステムが搭載されるなど、安全性能が大きく進化しました。もともと人気の迫力ある重厚なエクステリアと広く上質なインテリアに先進の安全装備が備わり、よりラグジュアリーなミニバンへと生まれ変わりました。
一部改良したエルグランドの主な変更点、ポイントは?


今回の改良における最大のトピックは、先進安全装備の充実です。
・インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)とLDW(車線逸脱警報)
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ(クルマや人との衝突危険回避を補助)
・踏み間違い衝突防止アシスト(前方の歩行者に対しても察知し作動するよう向上)
・ハイビームアシスト(前方をカメラで検知し、先行車や対向車のライトや道路周辺の明るさに応じて自動でライトを切替。)
・進入禁止標識検知
以上については、全車標準装備となりました。
壁などへの衝突回避をアシスト
前方の歩行者に対しても察知し作動
また、高速道路などでの運転時にドライバーの負荷を軽減する「インテリジェントクルーズコントロール」は250XGを除く全グレードに標準装備とし、安全性能が大きく向上しました。これにより「サポカーSワイド」に相当するクルマとなり、より安心かつ快適な運転を楽しめるようになりました。

インテリジェントクルーズコントロールのイメージ
日産が誇るプレミアムミニバン・エルグランドとはどんな車種?

上から順に初代 (1997から2002年)、2代目(2002から2010年)、3代目(2010年から)
伝統のワンボックス、キャラバン/ホーミーの進化モデルとして1997年、初代エルグランドはデビューしました。V6エンジンを搭載し大ヒットとなり、Lクラスミニバンのブームを巻き起こしました。2002年には未来的なデザインの2代目にスイッチ。初代&2代目はFRモデルでしたが、2010年に登場した現行モデルからFFベースに生まれ変わりました。トヨタ・アルファード/ヴェルファイアと並ぶ、国産プレミアムミニバンの雄といえます。
全長は5m近く、全幅は1850mmというLサイズミニバンです。2014年のビッグマイナーチェンジでクラス初のLEDヘッドランプを採用、クロームメッキで囲まれた大型フロントグリルが装着され、現在のルックスに至っています。専用のエアロパーツが装着される「ハイウェイスター」がとくに人気です。

インテリアは、3列目シートまで大人でもゆったりと座れるスペースを確保しています。2列目シートに3人掛けのベンチシートを採用する8人乗りと、2人掛けでセパレートタイプのキャプテンシートを採用する7人乗り仕様をラインアップしています。7人乗りのキャプテンシートは、大型のオットマン(足置き)や、背もたれの中折れ機能などを備え、上質でより快適な乗り心地となっています。

2014年のビッグマイナーチェンジでは外装がブラッシュアップされると同時に室内高が拡大され居住性が向上しています。今回の一部改良により安全性能は、ライバルのアルヴェルと同等になったと言えるでしょう。
エルグランドの価格は?グレードごとの価格一覧表

価格については、上記の表の通りです。現行型が登場して、8年が経過していますが根強い人気のエルグランド。一部では、フルモデルチェンジの噂もありますが、その時期はまだ定かではありません。今後も最新情報をお届けしていきます。