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更新日:2018.12.03 / 掲載日:2018.11.12
三菱、ピックアップトラック「トライトン」「L200」をタイで初公開

ピックアップトラック「トライトン」の新型モデル
三菱自動車は、ピックアップトラック「トライトン」「L200」の新型モデルをタイで初公開した。新型トライトンとL200は、「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」というコンセプトを掲げたモデル。歴代モデルで採用されてきた「Engineered Beyond Tough」の開発思想を継承しながらも、エクステリアは新世代のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用して力強いデザインにしている。オフロードでの走破性を向上させた4WDシステム、先進の予防安全・運転支援技術を採用している。
パワートレーンは、ATを5速から6速に変更。力強い加速性能と静粛性を両立させている。リアサスペンションのダンパーの大型化、フロントブレーキのブレーキディスクとキャリパーピストンの大型化なども実施する。
4WDシステムは、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能とハンドリング性能を実現する「スーパーセレクト4WD-II」、路面状況に応じて走行モードの切り替えが容易な「イージーセレクト4WD」の2種類をラインアップ。どちらの4WDシステムにも、「GRAVEL」(未舗装路)、「MUD/SNOW」(泥道/新雪)、「SAND」(砂地)、「ROCK」(岩場、走行モードが4LLc時のみ)の4モードを設定する「オフロードモード」を新たに採用。エンジンやトランスミッション、ブレーキを統合制御してタイヤのスリップ量をコントロールすることで、悪路での走破性や脱出性を高めている。滑りやすい下り坂を走るときに、電子制御によって低車速状態をキープする「ヒルディセントコントロール」も採用する。

前方車両だけでなく歩行者の検知も可能とした「衝突被害軽減ブレーキシステム」なども採用
安全面は、前方車両だけでなく歩行者の検知も可能とした「衝突被害軽減ブレーキシステム」、ドアミラー表示や警告音で車線変更時に起きやすい接触事故を回避する「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)」、後退時に起きやすい接触事故を回避する「後退時車両検知警報システム」、駐車場などでの発進時の誤操作を防止する「誤発進抑制機能(前進&後退時)」などを装備。車両の周囲状況を俯瞰映像で表示する「マルチアラウンドモニター」や「パーキングセンサー」など、運転支援機能も充実させている。
新型トライトンとL200は、タイにおける三菱自動車の生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド レムチャバン工場が生産を担当。11月17日から販売を開始する。タイのほか、アセアン諸国、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米などに順次展開していく予定で、最終的には約150か国での販売を計画する。