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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30
“プチバン“ ポルテ&スペイドとモンゴルとの意外な共通性
コンパクトカーをミニバンみたいにしたポルテ

DNAがなせる技“日本の箱庭文化”室内の使い勝手は文句なし!
【本記事は2012年9月にベストカーに掲載された記事となります。】チンギス・ハーンの第一皇后の名前はなんと“ポルテ“+モンゴル人は馬で移動するためなんでも小さく作ることが得意。これは中国人、韓国人にはない特質。→っていうことは軽を生み、さらにコンパクトカーをミニバンみたいにしたポルテと共通している最近、家電製品や旅行など、なんでも小さくするプチが流行っているそうだが、ポルテ/スペイドもミニバンを小さくしたプチバンだ。しかしそれは今に始まったことではない。日本にはそうした箱庭文化が昔からあった……。加えて、カツマタ(編)は意外にも遊牧民モンゴル人との共通性があると、こう指摘する。「ポルテはチンギス・ハーンの正妻の名前。そもそも日本人の母方のDNA(ミトコンドリア)は、バイカル湖周辺に多く住んでいるプリヤートモンゴル人と一緒(モンゴル国内でもチンギスの生まれ故郷に少数住んでいて、住居はゲルではなく、木造住居というところも日本的)。ここからが重要なのだが、モンゴル人は馬で移動するため、なんでも小さくすることが得意。
スペイド

ポルテはちょっと女っぽすぎるという人には映画「アイアンマン」みたいなロボット顔のスペイドがオススメ。デザインコンセプトはポルテがスクエアオーバルなのに対し、スペイドはクールメカニカル。内装もブラック系のプラムでオトコ向き。MTB、サーフボードも積めるため、意外に20代の若者にもウケそうだ
だから車名といい、ミニバンを小さくしたコンセプトといい、まさにモンゴル=日本人のDNAが生んだクルマじゃないか。さらに、同じビルにあるキングレコード所属の歌手、オルリコさんがチンギス・ハーンの末裔だというのにも驚いたのでこの頁に登場してもらった」。
ポルテの使い勝手にタマげる

300mmの低床フロア高ってかなりポイント高い!
■ポルテの使い勝手にタマげるさて、そんなポルテの中身を見ていこう。まず新型ポルテになって、運転席側の後席ドアが追加されて不便さがまったくなくなったのが大きいポイント。リモコンキーで電動スライドドアを開けて乗り込む。低床バスと同じ300mmの低床フロア(タントは370mm、ノアは360mm)のおかげで乗り降りだけで気分がよくなるほどだ。しかもドアが開口幅1m20mmとデカイ! 小学生や高齢者を持つ家族にはかなり喜ばれるんじゃないだろうか。
700mmもロングスライドするシート!

担当が一番気に入ったのが助手席のロングスライド。前後700mmもスライドでき、リムジン気分になれるし、後席の赤ちゃんもケアできるというモード
驚くのはまだ早い。普通に後席に座るだけも頭上空間、膝元空間にゆとりがあるが、助手席は700mmもロングスライドできるので、ちょっとしたリムジン気分に浸れる! また助手席を一番前にスライドさせ、左側の後席に座った場合でも同様。また前の開いたスペースは愛犬を乗せるスペースにもなる。
赤ちゃん、幼児を持つ若奥様オドロキの心づくしの気配りがいっぱい

ベビーカーをそのまま載せて、ベビーカーから赤ちゃんをチャイルドシートに置くということも可能。まさに至れりつくせりの使い勝手のよさ。しかも身長138cm( 9歳児)の子供が立てる室内高だ
赤ちゃん、幼児を持つ若奥様オドロキの心づくしの気配りがいっぱいだ。赤ちゃんを乗せたベビーカーごと、低床フロアを軽く乗り越えて、後席前に置き、赤ちゃんをベビーカーに乗せ替えることもできる。後席のシート座面は片側だけチップアップする(G/F/Yグレード)ので、そのままベビーカーを置くこともできる。しかも天井高が1380mmだから9歳児が立って着替えることもできる。まさに子育て世代にバッチリの使い勝手のよさだ。
26インチのMTBをそのまま積み込める

助手席と後席片側をチップアップすれば26インチの自転車もなんの苦もなく積めるのには驚いた。子供のいないカップルも重宝するに違いない
子供のいないDINKSにもオススメ。後席のシート座面をチップアップすれば、前輪を外さずに26インチのMTBをそのまま積み込めるし、愛犬を乗せたいがシートを汚したくない場合には後席の座面をすべてチップアップすればいい。
開放感のある運転席

薄いベージュ(フロマージュ)を基調にオレンジカラーをドアトリムやインパネ上面に採用。ハンドルの前や助手席前のBOX、買い物フックなど収納性抜群b!
運転席に乗り込むと、開放感のよさにこれまたビックリ。四隅の感覚がわかりやすいので「世田谷の狭い道でもぶつける心配がないなあ。乗りやすい」というのが第一印象。運転席前、助手席前には収納BOXがあるので、物を置くのには困らないし、電動スライドドアのスイッチはセンターパネルと後席側にもあるので不満は感じない(若干時間はかかるけど)。
走り、燃費は?

搭載エンジンは95psの1.3Lと109psの1.5L。Vグレードを除く2WD車にアイドリングストップが付く。1.3Lでも充分!
走りは95psの1.3Lがもたつきを感じるものの必要充分なのだが、個人的には4人家族でロングドライブもしたいという人には、109psの1.5Lがオススメ。14インチタイヤ装着車で最小回転半径は4.6m(15インチは5m)だから駐車場での取り回しもしやすかった。さて、気になる燃費だが1.3Lのアイドリングストップ付き車がJC08モード19.6km/L(FF/X、エコカー減税50%)だが、アイドリングストップなしのV(FF)だとエコカー減税非対象。1.5Lのアイドリングストップ付き車はJC08モード20.6km/L(FF/エコカー減税75%)、アイドリングストップなしだと19.0km/L(FF、エコカー減税50%)となる。しかしメインとなる1.5Lにはアイドリングストップ機能が5万4600円でオプション設定となるのがタマに傷。しかし、まるでウチにいるような安心感、居心地のよさを“小さくまとめた”ポルテ、すばらしくよかったです!