中古車購入
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.11.13
【レクサス】出会いがしらの事故を防ぐフロントクロストラフィックアラート(FCTA)とは

goo-net編集チーム
高級車ブランドのレクサスに、「フロントクロストラフィックアラート(FCTA)」と呼ばれる、
出会い頭の事故を防止する最新の安全技術があります。
住宅地などの見通しの悪い交差点などで事故を未然に防ぐ予防安全として、
世界初の画期的な技術です。
フロントクロストラフィックアラートの開発の背景
レクサスは2017年6月26日に、
同年秋にフルモデルチェンジする新型LSに搭載する予防安全技術を発表しました。
5代目となるLSには、交通事故死傷者ゼロを目指し、
フラッグシップセダンに相応しい、先進の予防安全技術の数々を盛り込みました。
その中で注目されるのが、フロントクロストラフィックアラートの新技術です。
新型LSの予防安全技術は「周辺監視/駐車支援」、「運転支援/予防安全」、
「プリクラッシュセーフティ」の3つの技術に分類されます。
今回のフロントクロストラフィックアラートは、事故を未然に防ぐ「予防安全」の機能に含まれ、
レクサスの高度で先進の予防安全パッケージ、
「Lexus Safety System + A」に組み込まれています。
フロントクロストラフィックアラートの特徴
フロントクロストラフィックアラートは、
密集した住宅地の路地、見通しの悪い交差点などで効果を発揮します。
これらの状況下では、目視による確認が非常にしづらいことが難点で、
発生事故の中でも市街地交差点での事故が、
非常に高い割合を占めています(平成28年における交通事故の発生状況資料 警察庁交通局)。
そこで、目視による安全確認を的確に補完するため、
新たに開発された予防安全技術が「フロントクロストラフィックアラート」です。
フロントクロストラフィックアラートは、
前側方レーダーによって、前方の交差する車両の接近を検知します。
世界初の機能として、
車両が接近する方向を大型のヘッドアップディスプレイに表示して、注意喚起します。
さらに交差する車両が接近するにも関わらず車を前進させようとした場合、
ブザーとマルチインフォメーションディスプレイと連携し、ドライバーに警告を発する仕組みです。
バックの際、後方の左右からの接近車両を知らせるリヤクロストラフィックアラートは、
レクサスを含むトヨタ車、マツダやボルボの各車などに搭載が広がる汎用性の高い安全技術です。
レクサスがフロントにクロストラフィックアラートの機能を導入することによって、
高い精度の前後の安全確認が飛躍的に向上しました。
警察庁交通局が発表した平成28年の交通事故状況によると、
車両相互の事故の中でも、出会い頭の衝突が24.2%と2番目に高い数値です。
車両相互事故の、実に約4件に1件の高い割合になります。
このことからも、交差点や出会い頭の事故を未然に防ぐ技術の発展が望まれます。
フロントクロストラフィックアラートは、
あくまで安全確認の補助的なシステムです。
最も重要なのは目視で確実に安全確認を行うことですが、
死角となる交差点の出会い頭の事故を未然に防止する技術として、
フロントクロストラフィックアラートの幅広い車種への搭載が期待されます。