車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2017.04.21
ラグビー サンウルブズの選手が怪力で事故車を持ち上げる救出劇!

クルマで事故を起こしたとき、すぐに「大きな怪我もなくて助かった!」って安心するのはNGです。交通の流れがいい場所、カーブの出口など死角になりやすい場所などでは、二次事故がひじょうに危険なんです。後続などほかの車にとっては、スイスイ走っていたら突然目の前に障害物があった、ということになるわけですから、怖いですよね。二次事故にとどまらず、三次事故、四次事故……と続くこともあります。
事故の際は、後続車両の妨げにならないようにできるだけ速やかに移動させたいところ。でも、クルマが動かなくなったときは困りますよね。警察やレッカー車がすぐに到着するとは限りませんし、三角表示板や発煙筒、非常信号灯などで知らせることも重要です。
世界最高峰のラグビーリーグ「SUPER RUGBY」に参戦している日本で唯一のチーム「サンウルブズ」が、ニュージーランド遠征中にパンク、スリップの事故現場に遭遇。立ち往生した車両を人力で動かしたことがニュースなどでも取り上げられました。
そのときの映像は、サンウルブズのYoutube公式チャンネルで公開されています。

バスで移動していたときに、目の前を走行していたクルマのタイヤがパンク(もしかするとバーストかも?)してスリップ、動けなくなってしまったのだそう。屈強なフォワードの選手たちは、クルマを動かすためにバスを降りていきます。道路に直角に停まってしまっていますし、ゆるいカーブに差しかかる場所。それなりに交通量もありそうで、そのままでは二次事故の危険性が高そうです。

それでも段差が大きすぎてあげることができません。いつまでも路上で作業をしていてはむしろ危険です。あとは事故処理チームに委ねることにして、サッと撤収。「当たり前のことをしただけ」って感じが紳士です!
パンクしてしまったクルマの持ち主らしき人にとっては、まさに救世主だったにちがいありません。選手たちが端に寄せられるだけ寄せてくれたおかげで、二次事故の可能性はかなり低くなったと思います。
事故で立ち往生してしまったとき、いつでもラガーマンが助けてくれるわけではありません。とくにタイヤのトラブル、ブレーキのトラブルは大きな事故につながりがちです。日ごろからきちんと点検しておくように心がけたいですね。