車のエンタメ
更新日:2018.11.05 / 掲載日:2016.10.24
ノリノリのエルヴィスが、アウディ「A4」ではおとなしく……!?【クルマCMプレイバック】

クルマの乗り心地をおもしろおかしくアピールしたアウディ「A4」シリーズのCM。2001年にドイツで制作され、その後欧州各地で放映されていました。

エルヴィス・プレスリーが大好きな男性。楽しいドライブのお供は、大好きなエルヴィスの音楽だけではありません。

シフトチェンジの衝撃で、エルヴィス人形がダッシュボードでダンシング♪

音楽にバッチリ合ったダンスにドライバーはますますご機嫌に……。

そこでまさかのトラブル発生! ミッションがイカれちゃったんでしょうか。車内にももうもうと煙があがってきます。


緑豊かな自然のなかの道路。いまならすぐに携帯電話でロードサービスを呼ぶところでしょうが、携帯なんてない時代ですから助けてくれそうな人が通るまで待つしかないんですね。故障に慣れているのか、それとも服が汚れるのがイヤなのか、ボンネットを開けてのぞき込むようなことはせず、諦めよく助けを待ちます。そこに通りがかった救世主が1台。大きく手を振って助けを求めた相手は、アウディ「A4 アヴァント」。

愛車から持ってきたカセットテープを、「どうだい? イカすだろ?」と言わんばかりに助けてくれた女性に見せてオーディオに入れちゃいます。

さらに、バッグからこっそり取り出したエルヴィス人形の準備を開始。ごていねいにも吸盤をなめて、シレッとフロントガラスに貼り付けました! あまりの自由人ぶりに「そんな勝手なことして“降りてちょうだい”って言われたらどうすんの!?」って、心配になっちゃいますよね。

そんな視聴者の心配をよそに、エルヴィスくんはご満悦な表情。

ところが、走っても走っても、エルヴィス人形は踊り出しません。不測の事態に固まるエルヴィスくん。もしかすると、愛車が煙モクモクになったときより驚いているかも。

人形が躍らないのは、シフトショックがほとんどなかったからなんです。

すっかりしょげてるエルヴィスくんを見て不憫に思ったのか、ドライバーの女性が人形を指でチョン!と押してくれました。

ようやくゴキゲンに踊り出したエルヴィス人形。なんだか誇らしげなエルヴィスくんが、ちょっとかわいいですよね。
現在はDCT搭載車も多いアウディですが、当時はCVTの「マルチトロニック」が最新技術として投入された時期でした。
音楽とクルマの走行シーンがちがうセダンバージョンもありました。インカー映像の部分はまったく同じなんですが、エルヴィスくんのノリも人形のノリもまったく違和感なくピタッとはまっていて、なんだか妙に感心してしまいました