普通車とキャンピングカーの違いとは

普通車とはどんな自動車のことでしょうか。

普通運転免許で運転できる普通車は、重量5トン未満、最大積載量3トン未満、
乗車定員10人以下の車です。

道路運送車両法では、軽自動車、小型自動車・大型特殊自動車・小型特殊自動車以外の車のことを、
普通自動車と定義しています。

キャンピングカーはどんな自動車のことでしょうか。

キャンピングカーと言えばベッドやキッチンがついている車と言うイメージがありますが、
一般的には寝泊まりできるような設備を持った車をキャンピングカーと総称しています。

しかし、キャンピングカーは道路運送車両法に依るところの、
特種用途自動車にあてはまるものとされています。

特種用途自動車の認定を受けるのにはいくつか条件があり、
条件を満たすことで8ナンバーを取得できます。

8ナンバーになると税金が安くできるため、一時期不正に取得する人が多かったことから、
現在では認定を受けるのに厳しい条件が決められています。

現在ではこの厳しい条件を満たす特種用途自動車としてのキャンピングカーと、
条件にこだわらず寝泊まりや調理のための施設を備えた、
独立したトレーラー型のキャンピングカーが販売されています。

最近は、経済性に優れた軽自動車に簡易な寝泊まりできる施設を備えた、
軽キャンピングカーも需要が増えているようです。

特種用途自動車として認定を受けたキャンピングカーは、税金面で優遇されます。

自動車税を比較すると、キャンピングカーは普通車の8割程度になります。
8ナンバー以外のキャンピングカーは普通車と同じ扱いになるため、自動車税は同じ額になります。
また、自動車保険の金額も変わります。

一方で、8ナンバーのキャンピングカーは任意保険が高額になる場合が多いようです。
特殊用途の車になるので普通車とは異なる保険率が適用されます。

キャンピングカー購入後に特種用途自動車として登録する予定の人は、
税金と保険料を確認しておきましょう。
保険会社によってはキャンピングカーの引き受けをしない場合もあるので、注意が必要です。


車で移動したり荷物を運んだりと日常生活で利便性の高い普通車ですが、
ボディサイズや車の構造など、使い勝手の面などからキャンピングカーと比較されてしまいます。

その点、寝泊まりや炊事に特化しているキャンピングカーは快適な居住空間を持ち、
長距離移動や旅行などに利便性の高いことが特徴です。

キャンピングカーは、普通車にはない設備部分のメンテナンスも必要になりますが、
設備を自分好みにカスタマイズしていくのもキャンピングカーの楽しみと言えるでしょう。