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更新日:2018.10.24 / 掲載日:2016.08.26

ホンダ、新型「NSX」の受注を開始 価格は2000万円超

NSX

2000万円以上の価格となった新型「NSX」

ホンダは8月25日、高性能スポーツモデル新型「NSX」の受注を開始した。初代NSXは、1990年9月に登場し、オールアルミボディを採用したほか、エンジン、シャシー、足まわり、シートの構造部材にアルミ合金を使用して軽量化を追求したモデルだった。自然吸気の3.0リッターV型6気筒DOHC VTECエンジンをミッドシップに配置。独創的なミッドシップ・スポーツカーとして一世を風靡した。

新型NSXは、初代NSXと同じく“人”の存在を重視した設計を施している。今までにない「意のまま」の感覚を味わえる「NEW SPORTS EXPERIENCE」、世界第一級の速さを目指した「PEAK PERFORMANCE」、優れた視界と快適な操縦性を確保する「DRIVER-CENTRIC COCKPIT」という3つの軸を中心に開発された。

NSX

3.5リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンを縦置きミッドシップに配置

ホンダ内製とした9速DCTは、1速を俊敏な発進加速を行なうためのギヤ、9速を静かにクルージングするギヤと位置づけ、2速~8速をスポーティな走りを楽しむ設定としている。トランスミッションケースは、高強度ハイシリコン材を、ギヤ全段に強度に優れた独自のギヤ材を採用するなど、各部の高強度化や低フリクション化を行なうことで、強大なパワーを確実に路面に伝達する。新型NSXでは、「QUIETモード」、「SPORTモード」、「SPORT+モード」、「TRACKモード」という4種類の走行モードを用意して、ドライバーの選択しを増やしている。

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販売は新設された「NSX PERFORMANCE DEALER」で行われる

ハイブリッドに必要なバッテリーは、高圧配電部品と一体化した「インテリジェントパワーユニット」として、乗員の背面に搭載される。センタコンソール下方の「パワードライブユニット」を介して3つのモーターをコントロールする。なお駆動方式は、4WDとなる。圧縮比は10.0というターボエンジンとしては高めな設定。これにより燃焼効率を高めながら、筒内直接噴射+ポート噴射、高タンブル吸気ポート、プラズマ溶射シリンダー、大容量の空冷式インタークーラーなどを用いてノッキングを抑制。

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圧縮比は10.0というターボエンジンとしては高めな設定

パワートレーンは、3.5リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンを縦置きミッドシップに配置。その直後にクランクシャフト直結のモーターを搭載している。トランスミッションは、9速DCTを採用。車両前方には左右独立制御の2モーターを配置。最高出力373kW(507PS)、最大トルク550Nmを発生。Vバンク角75度としてエンジンスペースぎりぎりまで広角化したほか、ドライサンプ潤滑方式の採用により低重心化を実現する。モーターに関しては、エンジンと9速DCTの中間に後輪の駆動をアシストする最高出力35kW(48PS)、最大トルク148Nmを発生する「ダイレクトドライブモーター」を採用。エンジン駆動が行なわれない前輪には、左右輪それぞれに最高出力27kW(37PS)、最大トルク73Nmを発生するツインモーターユニットを配置する。

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「QUIETモード」、「SPORTモード」、「SPORT+モード」、「TRACKモード」という4種類の走行モードを用意

パッケージングでは、フロントとリアのオーバーハングを最小化してホイールベース内に重量物を集中。マスの集中化を徹底することでヨー慣性モーメントを低減させたほか、前後重量配分をフロント42:リア58として操縦安定性を高めた。

今回、新型NSXの導入にあたり、販売は新設された「NSX PERFORMANCE DEALER」で行われるのも大きな話題だ。新型NSXのメンテナンスに必要な専用設備を備えるほか、ホンダが認定したサービスエンジニア「NSX スペシャリスト」が在籍してユーザーのサポートに当たるという。8月25日の時点で、山形県、滋賀県、高知県、宮崎県、沖縄県を除く全都道府県をカバーし、全国で133拠点となっている。

メーカー希望小売価格は2370万円(税込)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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