イベント
更新日:2026.09.01 / 掲載日:2026.09.01
ランクル75周年記念密着リポート
祝! ランドクルーザーは75歳になりました
誕生からちょうど75年。節目を迎えたその日に、ランドクルーザーの公式コミュニティ「ランクルBASE」主催の記念ファンイベントが開催された。会場には新旧さまざまなランクル161台が集結。歴代モデルが放つ圧倒的な存在感やファン同士の交流、そして開発エンジニアたちが明かす熱い想いまで、愛車とともに歴史を祝い「一生付き合っていける」と確信を深めた特別な一日の模様をレポートする。
●文&写真:月刊自家用車編集部
※本記事の内容は月刊自家用車2026年10月号制作時点(2026年8月中旬)のものです。
LANDCRUISER 75TH ANNIVERSARY DAY
2026.08.01 @カンパーニャ嬬恋キャンプ場





世代を超えたランクルが集結、絆を深める熱い一日
1951年8月1日に「トヨタ ジープBJ型」として誕生してから75周年。その節目の日に「ランドクルーザー」の誕生を祝うファンイベントが開催された。
このイベントを主催したのは、ランドクルーザーの公式専門店&ファンコミュニティ拠点として親しまれている「ランクルBASE(ベース)」。単なる交流の場にとどまらず、カスタムやメンテナンスの相談から、近年注力しているヘリテージパーツの普及まで多角的にサポートする彼らは、今や多くのオーナーにとって最も頼りになる、と言っていい存在だ。
今回のイベントは総勢425名、実に161組(台)ものランドクルーザーが集結。ファミリーからベテラン勢まで、自慢の愛車でこの特別な節目を祝いに駆けつけた。
新旧ランクルが一堂に会するフィールドを歩けば、まさにそこは歴代ランクルの歴史がそのまま。「300」「250」「FJ」などの最新モデルはもちろん、「40」「60」「70」といった名車まで、ずらりと並ぶ光景は圧巻。ランドクルーザーは世代ごとにデザインもメカニズムも異なるが、どの車両も確かな存在感を放っており、時代を経ても決して色あせない本物ならではの魅力が感じられる。
会場のあちこちでは、初対面同士のオーナーが愛車の前でボンネットを開け、嬉しそうにクルマ談義に花を咲かせる光景が見られ、一台一台に刻まれた思い出やこだわりを誇らしげに語る姿に接すると、このクルマがどれほど深く愛されているかを実感させられる。
また、特設ブースで目を引いたのが、現在注力されている「復刻パーツ(ヘリテージパーツ)」の展示。旧いモデルを維持しているオーナーにとって、純正パーツの復刻供給は何物にも代えがたいはずだ。
開発陣が明かすタフさとブランドの使命
開発エンジニアたちによるトークショーも注目度が高いコンテンツ。長年チーフエンジニアとしてランクルの開発を率い、現在はランクルBASEのアンバサダーを務める小鑓氏は、「75周年を迎えられたのは、長年お客様がこの車に寄り添って愛車として使っていただいたおかげ」と深く感謝。さらに「ランクルという一つの商品で多くの人を繋げていきたい」とも語る。ランドクルーザーシリーズのチーフエンジニア、内山氏は「ランクルは開発者だけで作るものではなく、過酷な現場や日常で使ってくださるユーザーの皆様とともに育ててきたブランド。どんな道でも安心して歩み、笑顔で帰ってこられる存在であり続けることこそが、ランクルの使命です」と述べるなど、ランクルが語り継いできた信頼性や耐久性、悪路走破性という基本性能は、単なるスペック上の数値ではなく、世界中の過酷な現場でユーザーとともに鍛え上げられてきたからと痛感させられる。
さらに興味深く感じられたのが、環境対応や時代の変化に対してのランクルの立ち位置についてのトークだ。開発陣からは、ランクルが根底に持つ「本質的なタフさと絶対的な信頼性」だけは決してブレさせないと力強く宣言。次の100年に向けた真摯な姿勢に対し、集まったファンからは惜しみない拍手が送られていた。
生涯ともに走り続けられる唯一無二のパートナー
誕生から75年。ランクルは単なる四輪駆動車という道具の域を超え、人々の生活に寄り添い、時には命を守る「唯一無二のパートナー」としてあり続けてきた。世代を超えて受け継がれる堅牢な車体と、それを支えるランクルBASEのバックアップ体制、そして何よりクルマを心から愛するオーナーたちの情熱。そのすべてに触れた今回のイベントは、どの時代のランドクルーザーに乗っていたとしても「このクルマなら一生ずっと付き合っていける」という確信を、参加者全員が深めた味わい深い一日となっていた。




