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更新日:2026.07.20 / 掲載日:2026.07.20
新型RAV4[PHEV]の全魅力《HEV or PHEV、どっちを選ぶ?》
《最新版》電動車の最適解・TOYOTA 新型RAV4[PHEV]の全魅力
ミドルSUVの人気定番モデル、RAV4。先行したのは’25年12月発売のHEV(ハイブリッド車)、続いて’26年2月にPHEV(プラグインハイブリッド車)が発売された。今回ようやくPHEVの試乗の機会を得て、旧RAV4 PHEVからの進化度を検証。HEVとの比較も行い、PHEVならではの魅力を探った。
●文:まるも亜紀子 ●写真:奥隅圭之
※本記事の内容は月刊自家用車2026年8月号制作時点(2026年6月中旬)のものです。
新世代ユニットを搭載し電動系中心に性能アップ
新型RAV4は「電動化」をキーワードのひとつに掲げ、「どこへでも行けそう、なんでもできそう」という価値観をさらに広げるモデルとして、PHEVを2グレード設定している。洗練されたデザインの「Z」と走りを磨き込んだ「GRスポーツ」で、どちらも新型RAV4がこだわった高い走破性に加え、アウトドアでも大容量の電力が利用できる給電機能を兼ね備えている。
ボディサイズは先代同等をキープしている新型RAV4だが、大きく進化したのはまずトヨタ初の第6世代ハイブリッドシステムを搭載したこと。先代の18.1㎾hから22.7㎾hへと約30%アップした新開発の大容量バッテリーを軸に、eAxleはトランスアクスル、モーター、インバーター、DC-DCコンパーターを1つのユニットに統合。全体を軽量コンパクトにしつつモーター出力アップを果たし、システム最高出力は第5世代を継承するハイブリッドが177㎾のところ、PHEVでは242㎾を達成し、先代PHEVの225㎾をも凌駕している。これにより、0-100㎞/h加速は従来の6秒から5.7秒に短縮するなかなかの俊足ぶりだ。
ただ、今回のPHEVは速さを追求することよりも、航続距離の伸長や充電性能の向上、走行性能のさらなる進化に注力しているのが興味深い。バッテリーセルが従来の96セルから104セルに増加したこともあって、満充電からのEV航続距離は従来の約95㎞から約151㎞(GRスポーツは145㎞)と大幅に延びた。充電性能は7㎾までの普通充電に加えて50㎾までの急速充電にも対応。充電時間の目安は6㎾の普通充電で満充電まで約4時間30分、50㎾の急速充電で80%まで約28分と実用性の高さも手に入れている。
そして従来は車両の前後方向に並べていたバッテリーセルを、新型では左右方向に並べる横型の構造としている。衝撃吸収材を効率的に使って安全性を担保しつつ、剛性を約1.5倍に向上。車両の剛性も約1.5倍に向上し、より低重心で一体感のある走行性能の実現にも貢献している。
さらにGRスポーツには、モータースポーツの知見を注いだ専用サスペンションチューニングやパフォーマンスダンパーといった専用アイテムを装着。インテリアでも除電機能がついた専用のセミバケットシートを装着するなど、特別感のある作りを強調している。
新型RAV4のPHEVモデルは、電動化によって享受できる便利さ、安心感、走る楽しさが数段階高まった印象だ。
新型RAV4 GRスポーツ


新型RAV4 Z(プラグインハイブリッド)


新型RAV4《HEV vs PHEV》
HEVはジャンル基準車となる万能選手
EVとしても使えるPHEVは「Z」と「GRスポーツ」の2グレードで、価格帯は600〜630万円台。一方ハイブリッドは「Z」と「アドベンチャー」の2グレードで、価格帯は450〜490万円台。搭載されるハイブリッドシステムはPHEVが第6世代に対してHEVは第5世代を継承するが、熟成された乗り味でオールマイティに使いやすい特徴がある。
新型RAV4[HEV]



